【ブリュッセル時事】19、20両日に欧州連合(EU)首脳会議が開かれる予定だったブリュッセルにある欧州理事会の最新ビルの調理場で18日、有害なガスが発生して体調不良を訴える人が相次ぐ騒ぎがあり、EUは「予防的措置」として開催場所を急きょ隣接する建物に変更した。症状の程度は不明だが、重症者はいないもよう。
 騒ぎがあったビルでは13日にも同様のトラブルがあり、EU加盟国のトップが一堂に会する会場として不安視する声が上がっていた。13日の騒動の原因は、換気システム内で洗浄剤が化学反応を起こしたためとみられている。
 「ヨーロッパ・ビルディング」と名付けられたビルは3億2100万ユーロ(約430億円)を投じて建設され、今年1月に本格稼働したばかり。ガラスを多用した外壁の中に、巨大なランタンがそびえるような凝ったデザインが売り物だ。しかし構造上、スペースなどでの制約も多く、職員やEU関係者からは「使い勝手が悪い」という不満も出ていた。 (C)時事通信社