「私のおばあちゃん、認知症なんだよね」大学生の一言から生まれたカードゲーム【懐話ふだ】


化粧品・健康食品のパッケージを中心に製造する印刷会社・株式会社明成孝橋美術は、2021年のApril Dreamで「介護」に関わる全ての皆様に、「カードゲーム」で笑顔をお届けします。という「夢」を掲げました。

法政大学生とのコラボで誕生したカードゲーム・『懐話ふだ(かいわふだ)』は、BtoB事業がメインの印刷会社に一般顧客とのパイプをもたらし、ついに日本最大のアナログゲームイベント・ゲームマーケット2022春での販売が実現しました。


ビジネスコンテストで優勝したカードゲーム

企業と学生が共同で新商品開発に取り組むインターカレッジ・Student Innovation College(Sカレ)の第14回大会(2019年)で法政大学生のチームにより発表された『懐話ふだ』は、約半年間の活動実績が評価され、同大会の総合優勝を獲得しました。


法政大学西川英彦・本條晴一郎ゼミチーム CMY.inkメンバー(2019年発表当時)


商品化までに何度も試作品を作ってはルールやデザインを改善し、株式会社明成孝橋美術・初の商品化プロジェクトとして力を入れています。今回は、昨年のApril Dreamで掲げた「夢」のその後とともに、今後『懐話ふだ』プロジェクトが歩んでいく未来をご紹介いたします。


異色の組み合わせ?カードゲームと介護業界

前述のSカレで、当社は「社会課題を解決する印刷製品」をテーマとして提示し、16の学生チームからの新商品アイデアを募りました。


学生チームのプレゼンでは「家族間における『防災』の知識不足」や「野菜の消費量低下」など、様々な社会課題を解決するアイデアが発表され、その中から当社は「認知症当事者の増加」という学生らしからぬ課題に取り組んだ『懐話ふだ』を選出しました。


Sカレ第14回大会(2019)より。25大学29ゼミ392名の学生が商品化に向けてプレゼン


他社のテーマから選出された7チームと、商品化に至るまでの活動内容や、販売実績を競う中で『懐話ふだ』は様々な方向への進化を遂げることになります。商品化決定後に公開したクラウドファンディングは開始1週間で達成率100%を超え、最終的に153%で幕を閉じました。


そもそも『懐話ふだ』が誕生したのは、認知症当事者のご家族がいる学生メンバーの「認知症リハビリに使えるカードゲームが作れないかな?」という提案がきっかけでした。


ここまでご覧いただいている皆様は、認知症のリハビリに使われる”回想法(かいそうほう)”をご存知でしょうか?

”回想法”は、認知症当事者が自身の過去の話をしたり、思い出のもの・写真を見たりすることで認知機能の改善につながる療法の一つで、医療・介護の現場でも様々な方法で活用されています。


『懐話ふだ』は、プレイ中に自身の思い出話をすることで、手軽に”回想法”に取り組むことができるカードゲームです。介護レクを行う現場や、ご家族・ご友人と一緒に楽しく思い出話を振り返ることができます。


さっそく遊んでみましょう!

ボードゲーム・カードゲームの中には複雑な遊び方をするものが多いですが、『懐話ふだ』はトランプの神経衰弱ゲームのように簡単なルールなので、誰とでもすぐに遊ぶことができます。



テーブルや床にカードを裏向けて並べます。カード裏面は青い座布団の絵柄と赤い座布団の絵柄に分かれています。青座布団と赤座布団を分けて並べておくと、カードが取りやすいですね。



青座布団をめくると「幼少期」「ここ最近」などの「時代」をあらわす4種類のお題が3色ずつデザインされています。この色分けの意味とは……?



次に赤座布団をめくると「住んでいた所」や「趣味/特技」など、12種類の「思い出」をあらわすお題が。こちらはお題がバラバラですが、「時代」のお題と同じように3色に分けられていますね。



トランプの神経衰弱ゲームはカード表面の数字を揃えますが、『懐話ふだ』は色を揃えます。自分の番になったら青座布団と赤座布団を1枚ずつめくって、お題の色が揃えば持ち札としてゲット!書かれているお題を読み上げて思い出話をしましょう。色が揃わなければ裏返して、次の人がめくる番に回します。


つまり、ピンクの「幼少期」とピンクの「住んでいた所」なら持ち札になりますが、黄色の「幼少期」とピンクの「住んでいた所」は持ち札になりません。

カードの色をなかなか揃えられなくても「前の人が戻したカードは何色だったかしら?」「あのカードはどこにあったかな?」と考えることが、短期記憶を刺激します。



高齢の方がお題について話している間は、周りの方は相槌やリアクションをして、より楽しく話してもらいましょう。思いがけないエピソードや、ご家族でも知らなかった過去の話が引き出せるかも?



同梱されているワイルドカードにあなただけのオリジナルのお題を書き込むこともできます。


商品完成に至るまで、多くの介護施設にレクリエーションの一環として試作品を体験していただきました。その中で、実際に現場で働くスタッフの方から「利用者さんはみんな歌が大好き!歌や音楽に関する話題は全世代に共通するので、是非カードに入れてほしい」というご意見をいただき「好きだった曲」のカードを追加しました。



お題の内容が難しければ、プレイ前に難しい内容のお題を省いたり(ピンク→黄色→緑の順に難しいカードが増えていきます)、神経衰弱ゲームのルールに沿わずにトークカードとして使っていただいても構いません。


また、『懐話ふだ』の対象年齢は15歳以上としていますが、もし小さなお子さんと遊ばれる際は「学生時代」や「大人になってから」などのお題を「ここ最近」や「将来したいこと」の話に置き換えたりと、ルールのアレンジも大歓迎です。


『懐話ふだ』で叶えたい夢のつづき


当社は2021年のApril Dreamに”「介護」に関わる全ての皆様に、「カードゲーム」で笑顔をお届けします。”という夢を掲げています。このプロジェクトにゴールは無く、より多くの方々にレクリエーションやご自宅での遊びとして『懐話ふだ』を楽しんでいただきたいという思いが、今日まで当社を突き動かしてまいりました。


「夢」の対象を”認知症当事者の皆様”にせず、”「介護」に関わる全ての皆様”としたのは理由がございます。ご家族や周りの方との思い出を忘れたくないのは、認知症当事者の方だけに限りません。ご家族も周りの方も、当事者の方との思い出を忘れたくない・忘れられたくないのです。実際にレクリエーションに使っていただいた事例を当社までご報告いただいたり、新たな活用方法についてご提案いただいたりと、少しずつではありますが着実に、介護に関わる皆様に「笑顔」をお届けできるようになりました。


ミライ企業プロジェクト内の『懐話ふだ』体験イベントより(新型コロナウイルス感染対策に十分配慮したうえで開催されています)


私たちの掲げた「夢」は介護業界だけにとどまらず、教育現場での『懐話ふだ』の活用にも取り組んでいます。中小企業と若者のミライがともに広がるプラットフォームを創る協働プロジェクト・ミライ企業プロジェクトの一環で、2021年12月に『懐話ふだ』体験イベントを企画し、参加した学生や企業の「笑顔」を引きだすことに成功しました。


ネクストステージはまさかのゲムマ!?


現在『懐話ふだ』はオンライン販売(Amazon・BASE)でのみ販売していますが、今年は初めての対面販売にチャレンジします。この度『懐話ふだ』を日本最大のアナログゲームイベント・ゲームマーケットで販売することが決定いたしました。


パッケージ印刷業がメインの当社が、介護業界やアナログゲーム業界に進出し、大型イベントでの対面販売を予定するまでになるとは、プロジェクト発足時の2019年には考えられなかったことです。

今回は、同じく昨年のApril Dreamに参加された医療系広告代理店 Medic Art8(メディック アートエイト)様にお誘いいただき、ゲームマーケットでの販売が実現しました。


カードゲームの販促ユニット・心身健やかラボを結成し、Twitterで最新情報を更新


当社の『懐話ふだ』とMedic Art8様のカードゲーム『ツボかるた』シリーズには医療・健康がテーマという共通点があり、隣接ブースでコラボ出展を予定しています。Twitterでプレゼントキャンペーン(現在は終了)を実施し、予約販売(取り置き)を告知するなど、『懐話ふだ』と『ツボかるた』の認知度拡大を目標に、様々な企画を進行しています。


ゲームマーケットはエンタメ性の強いゲームが多い中で、両社のゲームは健康分野という実用性寄りのジャンルです。少しでも多くの方に『懐話ふだ』本品はもちろん、開発にご協力いただいた皆様の想いをお届けできるよう、販促・プロモーションに取り組んでまいります。




  • ゲームマーケット2022・春

場 所:東京ビッグサイト 西展示棟1,2ホール

日 時:2022年4月23日(土) 11:00~17:00

ブース:【ス-23 懐話ふだ】

※イベントは土・日の開催ですが、当社ブースは土曜日のみの出展です。

※隣接ブース【ス-24 ツボかるた】では、Medic Art8様が出展されています。



予 約:予約販売(取り置き)専用フォーム

締 切:2022年4月18日(月)23:59

※ゲームマーケット2022・春にお越しいただく方向けの予約販売です。

※『懐話ふだ』と『ツボかるた』シリーズのセット予約も受け付けております。セット商品を予約された場合は、当日どちらかのブースにお声がけください。



  • 懐話ふだについて

現在の販売箇所:

Amazon

BASE


その他:

Makuake(クラウドファンディングは現在終了しています)

CMY.ink(懐話ふだ)Facebook



  • 実績

受賞歴:

Sカレ2019 総合優勝

シニアライフ総研®ビジネスアワード2020 プロダクト賞受賞


メディア紹介:

東京新聞 認知症をカードで笑顔に 法政大生が開発、同級生の言葉がきっかけ

TBSラジオ 蓮見孝之 まとめて!土曜日

テレビ埼玉 ずっとずっと青春だあ^^!

産経新聞出版 終活読本 ソナエ



  • 企業情報

株式会社明成孝橋美術は、主に化粧品・健康食品等のパッケージと、ポスター、パンフレット、チラシ、POP、ラベル等、SPツールの企画デザイン・印刷加工を行う大阪の印刷会社です。前身である「孝橋美術印刷所」はお酒や食料品のレッテル(シール)印刷から始まり、終戦後は化粧品のラベルやパッケージを印刷するようになりました。初代より技術への向上心が強く、品質の高さが求められる商業印刷を数多く手がけてきたことから”美術印刷”を社名に。時代とともに革新的な印刷技術をいち早く取り入れてきました。

そして現在「明成孝橋美術」となり、”印刷”技術だけにとらわれずメーカーとユーザーの方々を繋ぎ喜んでいただけるモノづくり・コトづくりのため、様々な取り組みにチャレンジしています。2019年度より参画したビジネスコンテスト・Sカレをきっかけに、認知症リハビリの”回想法”を取り入れたカードゲーム『懐話ふだ』や、視覚障がい者の生活をサポートするシール製品『デコペタシール』の製造販売をスタート。今後も様々なジャンルに参入する新商品を企画進行中。


【株式会社明成孝橋美術】

代表取締役:孝橋 悦逹

所在地:大阪市天王寺区清水谷町12-7

設立年:1984年11月

事業内容:化粧品・健康食品のパッケージや販促物の企画デザイン、特殊印刷加⼯


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