資生堂が提供するサステナブル&機能性を追求した新しいサンスクリーンとは~自然環境と共生しながら、人の肌を美しくする~


資生堂は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」のもと、美の力を通じて社会課題に対して、さまざまなイノベーションに積極的に取り組み、世界中の人々を美しく、笑顔に溢れ、希望に満ちた日々の創出を目指しています。


今回のトピックは、その取り組みの一つとして進めている「海洋環境に配慮したサンスクリーンの開発」について。海の生態系への影響が大きい「サンゴ」に着目し、サンスクリーンの海への影響を調査。その上で、海洋環境と共生するサンスクリーンの商品開発を行っています。研究開発とブランド、それぞれの立場で考える「海洋環境との共生」とは?


ブランド価値開発研究所のアネッサ開発グループマネージャー永禮由布子、同研究所のSHISEIDO開発グループの渡辺百合香、そしてアネッサグローバルブランドユニットのグループマネージャー山崎まりえ、SHISEIDOグローバルブランドユニットのグループマネージャー高野美欧の4名に、話を聞きました。


「太陽のもと、人が豊かに暮らす」ための研究

―はじめに、研究員のお2人に話をお伺いします。資生堂の紫外線研究の歴史は長いそうですね。


永禮 はい。資生堂は100年以上前から紫外線研究をしており、日本で初めてSPFを表示したサンスクリーンを発売したのも資生堂です。目指すのは、太陽のもとで人々が豊かな生活を送れる世界。紫外線から肌を守る技術は、進化し続けています。


―それは、どんな技術なのですか?


永禮 一つは、熱や汗・水に触れることでUVブロック膜が均一になり強くなるテクノロジーです。このような高い耐水技術は、紫外線からしっかりと肌を守れるだけでなく、海へ流れ出にくくなることから、海洋環境との共生にも繋がります。

もう一つは、紫外線から肌を守るだけではなく、太陽の光も味方につけて肌の美しさを維持する技術、サンデュアルケアテクノロジーです。これまで肌に悪影響を及ぼすとされてきた紫外線を防ぐだけでなく、「肌によい光に変換する」という画期的な発想のもと、開発されました。


―すごい!肌を守るだけじゃなくて、美しくしてくれるとは。


永禮 そうなんです。通常、サンスクリーンがフォーカスされるのは「紫外線から肌を守る」機能の部分です。使うときのマインドは、どちらかというとネガティブをゼロにすること。それをポジティブなマインドに変えたいと、私たちは常に考えてきました。サンスクリーンでスキンケアもできるなら、期待感をもって楽しく使うことができますよね。


サンゴの実態を知り、海洋環境を守る

―「海に流れにくい」ことは、海を守ることにも繋がりますね。


永禮 肌にサンスクリーンを塗った状態で海に入るとき、「これは環境にとって大丈夫なのだろうか」と不安に思いながら使うことのないよう、サンスクリーンがもたらす海への影響をきちんと調査すべきだと思いました。


―海洋環境との共生を考えるにあたり、サンゴに着目された理由は?


渡辺 以前より、サンスクリーンとサンゴとの関係性は社会的関心も高く、重要なテーマと捉えていました。きちんと実態を調査した上で海洋環境と共生できる商品を開発し、提供するべきだと考え、3年前から研究をスタートしました。



―実際にどんな研究をされたのですか?


渡辺 外部機関と連携し共同研究を行いました。

一つは、琉球大学理学部の中村 崇准教授との研究で、ソフトコーラル(ウミトサカ目)とハードコーラル(イシサンゴ目)に含まれる2種類のサンゴ※を対象とした各紫外線防御剤の影響評価を実施しました。


また、日本最大級の公的研究機関である国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発した東京湾リスク評価モデルを活用し、資生堂のサンスクリーンを全身に塗って泳ぐ条件下で、海洋中の紫外線防御剤の存在状態を検証しました。これらの実験を通じて、科学的根拠に基づいたサンゴに配慮したサンスクリーンの開発に活かしています。

※実験で使用するサンゴは、沖縄県の規則に基づいた、県知事からの特別採捕許可を受けて採捕された産卵可能なサイズの群体です。


永禮 サンゴに配慮した処方を開発する上で、これまで培ってきた人の肌をしっかりと守るための強いUVブロック膜を作る様々なテクノロジーが大きく貢献しています。

私たちの長年の技術力の積み重ねがサンゴに配慮したサンスクリーンの開発に活かされています。


―スキンケアもできて、環境にもやさしい。まさに、サステナブルとプレミアムな体験の両立ですね。


永禮 美の力で、環境も人も幸せに。資生堂の研究開発理念「DYNAMIC HARMONY」のアプローチの一つが「Premium/Sustainability(プレミアム/サステナビリティ)」です。今後のサンスクリーンは、紫外線から肌を守るだけでなく、もっといい自分になるために「使いたくて」使うものへ。そのために技術力をより進化させて、お客さまに新たな価値を提供していきたいです。


渡辺 これまで資生堂が培ってきた自然環境を味方にする技術をより拡張し、人々の生活を豊かにすると同時に、海洋環境との共生に繋げられたらと思っています。

まさにサステナビリティの考えを大切にしつつ、ワクワクするようなプレミアムな体験ができる付加価値の創出を目指し、今後も研究を行っていきたいと思っています。


ブランドが考える、サステナビリティの形

―次に、ブランド側のお2人にお伺いします。まずは「SHISEIDO」から。

サステナビリティへの取り組みを教えてください。


高野 海をもっと健やかで美しいものにするために「Respect Oceans, Protect Beauty.」をテーマに掲げ、大きく2つの活動をしています。

1つめは、世界プロサーフィン連盟の「WSL(World Surf League)」と、WSLの非営利団体であり、海洋保護の推進や啓発活動、実践を目指す「WSL PURE」と協同で立ち上げた「SHISEIDO BLUE PROJECT」として行う、ビーチクリーンや植樹活動などの海洋を守る活動。2022年もWSLが世界中で開催するチャンピオンツアーにおいて、ローカルコミュニティーやNGO団体と連携し、ビーチクリーンや植樹活動、サンゴ礁保全などの活動を実施します。

2つめは、自然環境と共生しながら、美しい肌を守るための革新的技術の開発や、サンゴ群体への影響懸念が極めて低い耐水性の高いレジャー用サンスクリーンなどの商品開発です。美を追求することで環境破壊に繋がることはあってはならない、と私たちは考えています。


―サーフリーグとのコラボとは……少し意外です!


高野 そのようなコメントもよくいただきます。サーファーの方々は、太陽のダメージのことをよく知りつつも、海を愛しています。

そして自分が使用するものがどのように環境へ影響を及ぼすかを考えておられます。そういった方に選ばれるサンスクリーン商品を開発することが、当ブランドの商品の機能性の高さ、およびサステナビリティ活動の表れになると思っています。


―なるほど。納得です!「アネッサ」のサステナビリティへの取り組みはいかがですか?


山崎 「アネッサ」というブランド名の由来は、熱い砂と書いて「熱砂(ねっさ)」という言葉からきています。これには、「太陽のもと、この美しい地球の上で、すべての人が輝き続けられるように」という思いが込められています。

私たちのブランドと自然や環境というテーマは切っても切り離せませんし、ブランドが誕生したときから自然環境との共生を考えています。


サステナビリティという言葉が広く知られるようになってきた今、さらに私たちはこのテーマに真剣に向き合っていく使命があります。2022年からは「太陽のもと、人も地球も輝き続ける世界=SUNstainable World(SUNステイナブルワールド)」をキーワードに、地球のために・人々のために、サステナビリティ活動を本格化します。


―具体的にはどういったアクションをされていますか?


山崎 「For the planet=地球のために」と「For the people=人々のために」の2軸で行っています。For the planetの取り組みとしては、海やサンゴに配慮した処方設計を、ほぼ全ての主力の商品に採用すること。加えてリサイクル性に配慮したパッケージを採用したり、工場での水の使用量を削減するなど、生産プロセスや商品における自然環境の配慮に取り組んでいます。

For the peopleについては、人々が太陽のもとで、健康的で輝かしい毎日が過ごせるようなサポートをするのが目的。紫外線過敏の難病である色素性乾皮症(XP)患者さんに対して、サンスクリーン商品の提供や紫外線についての勉強会を開催し支援をしています。

また、昨今の大きな取り組みが、学校での紫外線啓発活動授業です。幼少期から紫外線ケアの大切さやその方法を伝えることで、どうやって太陽や環境と心地よく共生していくかを伝えています。

「太陽のもと、よりワクワクできる」未来を


―山崎さんはお子さんがいらっしゃるそうですが、母親の立場としても子供たちへの啓発活動に意義があるとお考えですか。


山崎 おっしゃる通りです!私自身、子供が生まれてから世の中の見え方が変わり、より先の未来のことを考えるようになりました。

以前は、100年後、200年後の地球とは、あまり慣れ親しみがない感覚がありました。ですが、100年後、200年後というのは、もう近い未来かもしれない。

そんな危機感と、そこに必ず自分の大切な人たちが生きているという現実を、身をもって感じています。個人的にもサステナブルな社会に繋がる活動にトライしていきたいですし、アネッサとしても、社会に大きくインパクトを与えられる活動を推進する必要があると、改めて思い直しています。


―高野さんは、いかがでしょう。


高野 昔、イギリスで仕事をしていたときに、国民の環境に対する意識の高さを目の当たりにしたことが、一個人としても、また一ブランド担当者としても、どういったことができるかを考えるきっかけとなりました。

過去の経済発展において企業がCO₂を排出してきた事実もありますが、これから自然環境と共生できるポジティブな世界を作るのも、企業の重要な役割です。

私たちは日本発のグローバルビューティーカンパニーとして、それを率先して推進していく立場にあると感じています。研究、商品開発を通じて、美しい未来を作っていけたらと思っています。




―最後に、今後の展望について聞かせてください。


山崎 資生堂が目指す自然環境との共生や今まで培ってきた技術の根底には、人々の不安を解消し、幸せやわくわくを与えることができるという価値があります。海やサンゴに配慮したサンスクリーンや太陽を味方につけたサンスクリーンなら、思い切り太陽の下での海水浴を楽しめる。私たちアネッサは「太陽のもと、人も地球も輝き続ける世界」を目指し、海洋環境や自然に配慮した活動をしっかり実践していきたいと思っています。

引き続き研究領域と連携し、「自然環境との共生」と「美」の両立を目指し、素晴らしい商品をお客さまにお届けしていきたいです。


高野 これまでは「ネガティブをゼロにする」のが、サンスクリーンの常識でした。でも、太陽は生命の源。これからは、サンスクリーンを通じて、使うほどに肌が美しくなるという既存のカテゴリーの概念を覆すポジティブな商品をどんどん提供できたらと思います。ただそれが人の美を追求するあまり、地球、海洋を傷つけることは絶対にあってはならない。それは、研究員もブランド担当も、全員同じ思いです。

「自然環境と共生」というテーマのもと、お互いにとってポジティブな世界を作り上げていき、美しさを届けていけたらと思っています。



関連リンク

SHISEIDO BLUE PROJECTサイトはこちら

SHISEIDOサイトはこちら

「アネッサ SUNステイナブルな世界」サイトはこちら

アネッササイトはこちら

資生堂の研究開発理念「DYNAMIC HARMONY」についてはこちら


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