医療・医薬・福祉

フィリップス、超音波診断装置の新トランスジューサ「X5-1c」と自動計測機能を発表

株式会社フィリップス・ジャパン
高精細画像と検査時間の短縮で心エコー図検査の向上に挑む


株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、 以下 フィリップス)は、 「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、 健康な生活、 予防、 診断、 治療、 ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、 すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざしています。

この度フィリップスは循環器に特化した超音波診断装置「EPIQ CVx」のRelease 9.0の販売を開始します。「EPIQ CVx」 Release 9.0の主な新機能として、成人用体表3Dトランスジューサ「X5-1c」と自動計測機能が搭載されます。

まさに今、世界は心不全パンデミックとも呼べる時代に突入しています。世界中で2600万人の心不全患者がおり、40歳以上の5人に1人は生涯で心不全に罹患すると言われています[1]。
さらに近年、循環器領域では抗がん剤治療関連心筋障害の増加、構造的心疾患(SHD: Structured Heart Disease)に対する治療法の多様化などから、体表からアプローチする侵襲性の低い心エコー図検査の需要が増大し、さらにはより高度で正確な診断が求められています。
「EPIQ CVx」 Release 9.0では高精細な画質による検査精度の向上や自動計測による検査時間の短縮をもたらし、これらのニーズに対応します。

「EPIQ CVx」 Release 9.0の製品特長

1. 新しいビームフォーミング技術による画像の向上「nSIGHT Plus」
従来の画像処理技術である「nSIGHT」は、受信した莫大な信号をハードウェアにより高速変換していました。しかし現場のニーズに対応するためには、ハードウェアのみでの画像処理に加え次世代の画像処理技術が必要になってきました。そこで「nSIGHT Plus」では、進歩したGPUとソフトウェアを併用し画像処理の早い段階からピクセルレベルでのアダプティブ・アルゴリズムによる画質の向上を行い、2D画像だけでなく3D画像でもクラッタノイズを減少させるなどの処理を行います。3Dを含むすべてのエコーの基礎となる画質が向上することにより、体表からの低侵襲な検査からも多くの臨床有用性をもたらすと考えられ、患者様の負担軽減につながると考えています。

2. 刷新された成人用体表3Dトランスジューサ「X5-1c 」
フィリップスが世界で初めての体表3Dトランスジューサ「x4」の販売を開始したのが2002年のことです。それから20年にあたる本年2022年に、体表3Dトランスジューサの第4世代となる「X5-1c」の販売を開始します。その特長は以下になります。

「X5-1c」は狭い肋間からもスキャンしやすい形状が採用されており、欧米人と比較して小柄な高齢の日本人に特に有用です。また、ウィンドウへのアクセスが容易になることにより検査時間の短縮や検査精度の向上をもたらします。
「nSIGHT Plus」に基づいた画像処理Image Boostで2D画像、3D画像ともに進化しており、特に従来、体表エコーでは困難であった三尖弁や肺動脈、左室心尖部などの描出能が向上します。

これらの特長により、「X5-1c」トランスジューサが体表心エコー図検査において大きな進歩となることが期待されます。

「X5-1c」トランスジューサ
X5-1cを用いた三尖弁のTrueVueイメージ
3.  ルーチン計測の自動化技術で検査効率の向上へ「Auto Measure」
ルーチンの心エコー図検査で計測される項目は増える一方であり、検査時間を短縮することは困難です。「Auto Measure」は毎日の検査で計測される一般的な計測項目を自動で計測します。これにより、標準的な2D心エコー図検査での計測にかかる時間が、手動の場合と比較して51%短縮したとの報告もあり[2]、検査効率の改善と患者様の負担軽減に貢献します。

これらの機能に関して産業医科大学病院 臨床検査・輸血部 診療教授 竹内正明医師は次のように述べています。
「フィリップスの新しいトランスジューサである『X5-1c』は従来の『X5-1』と比べ、大きさは変わらないものの、そこから得られる画質は大きな進歩を遂げた。このため画質不良例の減少、新たな異常の発見に大きく貢献すると思われ、他の循環器画像診断検査を依頼する件数も減少すると考えられる。一方、装置内に搭載された自動計測機能(Auto Measure)はエコー記録者が計測にかける時間を大幅に短縮させ、また検者間の測定誤差を消失させるため、記録者はよりよい画像の収集に集中でき、患者ごとの経時的な心エコー指標の変化をより正確に捉えることができると考えられる。『X5-1c』は超音波診断の新たなブレークスルーになり得る。」

「EPIQ CVx」には従来から自動解析ツールや3Dのフォトリアリスティックな画像表現など、循環器に特化したさまざまな機能が搭載されております。Release 9.0でソフトウェア、ハードウェアともにさらに進化したことで、診断から治療までのすべての領域において心エコー図検査の質を向上させることを目指します。

[1] https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5494150/
[2] Based on Philips external testing as compared to manual measurement methods.







フィリップスについて
フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp

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ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケア・プロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2021年の売上高は172億ユーロ、オランダを拠点に全世界に78,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/
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