1日4,000人の子どもたちがワクチンを接種できずに亡くなる世界の現実
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
世界予防接種週間に伝えたいワクチン支援の重要性
2022年4月21日(土)から28日は「世界予防接種週間」です。「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区、以下JCV)は、世界予防接種週間に際し、ワクチンの意義や重要性、そして、世界には1日4,000人もの子どもが必要なワクチンを接種できずに亡くなっている現実と、彼らの命を守るための「子どもワクチン支援活動」について周知し、多くの方に支援の参加を呼びかけたいと思います。

【感染症予防に重要なワクチンとその成果】
感染症の予防には、ワクチンの接種が非常に有効です。例えば、ポリオの場合、不活性化ワクチンでは、生後3ヵ月~12ヵ月の期間に20~56日までの間隔をおいて3回、さらに3回目の接種を行ってから12ヵ月~18ヵ月の期間に追加で1回の接種を受けることで99%の人が十分な抗体を獲得できます。また、開発途上国で使われている生ワクチンの場合、2回接種することで終生免疫を獲得できます。
世界中でワクチン接種が進んだことで、1988年には125カ国で推定35万件だったポリオの発症件数は、2018年にはアフガニスタンとパキスタンにおける33件のみと大幅に減少しました。さらに、このうち、パキスタンでは2021年1月27日以降、1年間のポリオの新規感染確認者数が0であったと報告されています。現在、ポリオは、天然痘に続いて人類が撲滅できた第2の感染症となるまで、後一歩の段階となっています。
【1日4,000人の子どもがワクチンで防げる感染症で亡くなる現実】
しかし、国連児童基金(UNICEF)の「世界子供白書2019」によると、2018年には5歳未満の子ども520万人が亡くなっています。また、そのうちの約3人に1人がポリオ、はしか、結核など、ワクチンを接種すれば防ぐことができる感染症で命を落としています。これは、1日4,000人、時間にして20秒に1人の子どもたちが、ワクチンを接種できなかったために亡くなっていることを意味します。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)では、新生児と 5 歳未満の子どもについて予防可能な死亡をなくすことを各国に求めています。そのために、全ての国が2030年までに新生児死亡率を出生1,000人当たり12人以下、5歳未満児死亡率を出生1,000人当たり25人以下とすることを目指しています。しかし、その達成にはまだまだ程遠い現実があります。
(世界子供白書2019 → https://www.unicef.or.jp/sowc/sowc.html)
【1994年より続けているJCVの子どもワクチン支援活動】
開発途上国では、病院がない町や村が多く、医師や看護師の人数も少ないなど医療体制が不十分です。そのため、感染症の発生を未然に予防することのできるワクチンは、子どもたちの命と未来を守るために特に大きな効果を発揮します。しかし、自国でワクチンを賄えない多くの国の子どもたちが、支援を必要としています。
JCV はこの子どもたちの命を救うため、1994年の創設時より、支援者の皆さまからお預かりした寄付をワクチンや関連機器に換え、現地のUNICEF事務所及び現地政府と連携して、毎年開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行っています。2021 年は、常時支援国のミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,641万7,060円分の支援を実施しました。
(支援の詳細はこちら → https://www.jcv-jp.org/activity/countries)

【1人分20円のワクチンを子どもたちに届ける方法】
感染症を予防するためのワクチンはとても安価です。ポリオやBCG(結核)ワクチンは僅か約20円、比較的高価なMMR(はしか、おたふくかぜ、風疹)ワクチンでも約165円に過ぎません。例えば、100円でポリオやBCGワクチン5人分、はがき10枚のご支援が、ポリオやBCGワクチン20人分に相当し、誰もが気軽に支援活動に参加できます。
支援の参加方法も様々(下記ご参照)。子どもたちの笑顔と未来を守るため、皆さまに合った方法を見つけ、ぜひ子どもワクチン支援活動への参加をご検討ください。

【団体概要】

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世界予防接種週間に伝えたいワクチン支援の重要性
2022年4月21日(土)から28日は「世界予防接種週間」です。「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区、以下JCV)は、世界予防接種週間に際し、ワクチンの意義や重要性、そして、世界には1日4,000人もの子どもが必要なワクチンを接種できずに亡くなっている現実と、彼らの命を守るための「子どもワクチン支援活動」について周知し、多くの方に支援の参加を呼びかけたいと思います。

【感染症予防に重要なワクチンとその成果】
感染症の予防には、ワクチンの接種が非常に有効です。例えば、ポリオの場合、不活性化ワクチンでは、生後3ヵ月~12ヵ月の期間に20~56日までの間隔をおいて3回、さらに3回目の接種を行ってから12ヵ月~18ヵ月の期間に追加で1回の接種を受けることで99%の人が十分な抗体を獲得できます。また、開発途上国で使われている生ワクチンの場合、2回接種することで終生免疫を獲得できます。
世界中でワクチン接種が進んだことで、1988年には125カ国で推定35万件だったポリオの発症件数は、2018年にはアフガニスタンとパキスタンにおける33件のみと大幅に減少しました。さらに、このうち、パキスタンでは2021年1月27日以降、1年間のポリオの新規感染確認者数が0であったと報告されています。現在、ポリオは、天然痘に続いて人類が撲滅できた第2の感染症となるまで、後一歩の段階となっています。
【1日4,000人の子どもがワクチンで防げる感染症で亡くなる現実】
しかし、国連児童基金(UNICEF)の「世界子供白書2019」によると、2018年には5歳未満の子ども520万人が亡くなっています。また、そのうちの約3人に1人がポリオ、はしか、結核など、ワクチンを接種すれば防ぐことができる感染症で命を落としています。これは、1日4,000人、時間にして20秒に1人の子どもたちが、ワクチンを接種できなかったために亡くなっていることを意味します。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)では、新生児と 5 歳未満の子どもについて予防可能な死亡をなくすことを各国に求めています。そのために、全ての国が2030年までに新生児死亡率を出生1,000人当たり12人以下、5歳未満児死亡率を出生1,000人当たり25人以下とすることを目指しています。しかし、その達成にはまだまだ程遠い現実があります。
(世界子供白書2019 → https://www.unicef.or.jp/sowc/sowc.html)
【1994年より続けているJCVの子どもワクチン支援活動】
開発途上国では、病院がない町や村が多く、医師や看護師の人数も少ないなど医療体制が不十分です。そのため、感染症の発生を未然に予防することのできるワクチンは、子どもたちの命と未来を守るために特に大きな効果を発揮します。しかし、自国でワクチンを賄えない多くの国の子どもたちが、支援を必要としています。
JCV はこの子どもたちの命を救うため、1994年の創設時より、支援者の皆さまからお預かりした寄付をワクチンや関連機器に換え、現地のUNICEF事務所及び現地政府と連携して、毎年開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行っています。2021 年は、常時支援国のミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,641万7,060円分の支援を実施しました。
(支援の詳細はこちら → https://www.jcv-jp.org/activity/countries)

【1人分20円のワクチンを子どもたちに届ける方法】
感染症を予防するためのワクチンはとても安価です。ポリオやBCG(結核)ワクチンは僅か約20円、比較的高価なMMR(はしか、おたふくかぜ、風疹)ワクチンでも約165円に過ぎません。例えば、100円でポリオやBCGワクチン5人分、はがき10枚のご支援が、ポリオやBCGワクチン20人分に相当し、誰もが気軽に支援活動に参加できます。
支援の参加方法も様々(下記ご参照)。子どもたちの笑顔と未来を守るため、皆さまに合った方法を見つけ、ぜひ子どもワクチン支援活動への参加をご検討ください。

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(2022/04/18 15:55)
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