医療・医薬・福祉

<脇汗の悩みに関する意識実態調査>脇汗に悩む人の多くが、汗によって積極的な振る舞いができない!?QOLの大きな低下だけでなく、対人関係や仕事・勉強のパフォーマンスにも影響

マルホ株式会社
病院を受診した人は約1割に留まり、多くの人は未受診で悩んでいることが明らかに

マルホ株式会社(本社所在地:大阪府大阪市北区)は、脇汗が気になる15歳から60 代の男女1505名を対象に、多汗症に関する意識や脇汗によって生じる日常生活における悩みの実態を把握するため、インターネットによる意識実態調査を実施いたしました。また、今回の調査結果を受け、池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 藤本智子先生とNPO法人多汗症サポートグループ代表理事 よりコメントをいただきました。



調査トピックス

❐ 約9割が「自分はわきの多汗症」と自覚している一方、病院を受診した人は約1割に留まる。
➢多汗症と自覚している人は約9割いる一方で、病院を受診している人は約1割に留まる(Q1,2)
➢病院を受診しない理由は「どの病院に行けばよいかわからないから」が約半数。「わざわざ病院にいくほど重大な病気でないから」と認識している人も約1/3も(Q3)
➢皮膚科で脇汗の症状に関して受診できることを知らない人が3割以上もいる(Q5)

❐ 脇汗の悩みは夏に大きく増加。冬でも4人に1人が、ほぼ毎日脇汗によって日常生活で困っていると回答。
➢夏にほぼ毎日汗をかいて困っている人は約9割、冬でも3割弱。脇汗に悩む人の約8割が、1週間に1日以上脇汗が原因で、恥ずかしい思いをしている(Q6,7)。

❐脇汗に悩む人は、脇汗によって積極的な振る舞いが出来なくなっている。脇汗の悩みはQOLに大きく影響するだけでなく、対人関係や仕事や勉強のパフォーマンスの低下にもつながっている。
➢脇汗に悩む人の7割以上が職場・学校や通勤・通学中に脇汗で困っている。(Q8)
➢脇汗に悩む人の半数以上が「人間関係や恋愛に支障が出ている」、「仕事や勉強に支障が出ている」と回答。対人関係や仕事・勉強のパフォーマンスにも影響。脇汗に悩む人の7割以上が、「服が汚れたり傷んだりしないか不安」と回答。(Q9)

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【「脇汗の悩みに関する意識実態調査」概要】
・調査方法:WEBアンケート
・調査実施日:2022年1月14日~26日
・調査対象者:脇汗に悩みを抱える日本全国・15~69歳の男女 計1,505名
 ※スクリーニング調査において90,273名の中から下記スクリーニング要件に該当した1,505名を抽出した。
 脇において、6カ月以上前から、汗が気になる状態が続いている かつ 以下の2項目以上当てはまる場合
汗が気になり始めたのは25歳以下のときである / 左右同じように汗をかく / 寝ているときは気にならない / 週に1回以上は汗が気になることがある / 家族にも同じ状態の人がいる・いた / 汗が原因で日常生活に支障をきたすことがある
・調査主体:マルホ株式会社
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調査結果


1)脇汗の対処方法への意識や理解について
自分はの多汗症と自覚がある人が9割いる一方、病院を受診したは約1割に留まる。
Q1.多汗症とは「日常生活に支障が出るレベルで汗をかく病気」ですが、あなたはご自身が「わきの多汗症」であると思いますか。(n=1,505)

Q2.ご自身の脇汗に関して、病院を受診されたこと、受診を検討されたことはありますか。(n=1,249)



脇汗に悩む人が病院を受診しない理由「どの病院に行けばよいかわからないから」が半数
「わざわざ病院にいくほど重大な病気でないから」と回答したも約1/3に。
一方で受診したことのあるのきっかけは「ウェブサイト上の情報」以外にも「家族」「友人・知人」からのすすめも多い。
Q3.あなたが直近1年以内に、脇汗対処として病院を受診していない理由は何ですか。(複数選択可/n=1,204)




Q4.あなたが、直近1年以内に脇汗の症状で病院を受診したきっかけは何ですか。(複数選択可/n=45)


脇汗に関する悩みに関して皮膚科を受診できることを知っている64.9%脇汗に悩む人のうち35.1%のは皮膚科を受診できることを知らない。
Q5. 脇汗の症状に関して受診できる診療科として、あなたが知っている診療科をすべてお教えください。
  脇汗の対処として病院で受診できることを知っている人(複数選択可/n=1,249)


2)脇汗の悩み実態について
脇汗に関する悩みに関して脇汗に悩む人の約8割が、1週間に1日以上脇汗が原因で、「恥ずかしい思いをした」、「自信を失った」と回答夏にほぼ毎日汗をかいて困っている87.9%、冬でも28.1%
Q6. あなたがわきの汗を最も気にしていた時期に、以下のような出来事は1週間のうちどの程度ありましたか。
「1週間に1回以上」と回答した人合計(複数選択可/n=1,505)

Q7.あなたは、わきに大量に汗をかいて困ることが、普段の生活でどのくらいの頻度でありますか。
季節ごとにお知らせください。激しい運動中やその直後は除いてお答えください。
「ほぼ毎日」と回答した人合計(n=1,505)


具体的に困ったシーンは「仕事や課外活動で外出しているとき」で79.3%、「職場」77.8%、「電車やバスなどの公共交通機関の中」73.7%と仕事や学業に関わることが高い傾向に


Q8.あなたは、以下のような場面において、脇汗で困ることはどの程度ありますか。
(項目ごとに1つ選択/n=1,505)


脇汗による不満は「服が汚れたり傷んだりしないか不安になる」がややそう思うまで含めると75.0%。また「自身の性格や気質に対して、マイナスな影響があった」68.9%「外出するのが不安、億劫になる」58.5%、「人間関係や恋愛に支障が出ている」58.6%、「仕事や勉強に支障が出ている」51.5%脇汗に悩む人のQOLに影響を及ぼしているだけでなく、脇汗によって積極的な振る舞いが難しくなっていることが分かる

Q9. あなたは普段の生活において、脇汗による不安や不満をどの程度感じていますか。
(項目ごとに1つ選択/n=1,505)



多汗症患者でない人が汗の多い人に対する印象は「大変そうだと思う」が4割に満たず39.0%また「病院での治療をおすすめしたい」10.1%、「病気なのかもしれないと思う」8.2%と多汗症という病気の社会的理解が浸透されていないことがうかがえる。

Q10. あなたは、脇汗が人よりも多い人に対して、どういった印象を持ちますか。
   スクリーニング要件に当てはまらなかった人(n=37,646)




今回の調査結果へのコメント

池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 藤本智子先生
原発性腋窩多汗症患者さんは日本に約530万人いるとされ(※)、汗によって日常生活に影響が出て、深い悩みを抱えている人が少なくありません。それにも関わらず病院への受診率が低いという状況があります。今回の調査において、病院での治療を受けないまま、悩みを抱え続けている人が少なくないことが改めて明らかになりました。また、患者さんの悩みは「服が汚れたり傷んだりしないか不安になる」といった日常生活の悩みから、約7割が「人生損している」「自身の性格や気質に対して、マイナスな影響があった」と回答するなど患者さんのQOLの低下に大きく影響することが確認されました。一方、多汗症への社会的理解は浸透しておらず、患者さんとその周囲でギャップが生じていることが伺えます。調査にあるように皮膚科で脇汗の症状に関して受診できることを知らない人が3割以上となっており、「具体的にどの病院を選ぶべきかわからない」という人や多汗症治療といえば手術、注射というイメージを持っている患者さんもいると思います。手術などの従来からの治療法に加え、最近は塗り薬などで汗の量をコントロールする、より手軽な方法も保険適応され治療選択肢が広がってきています。特に、塗り薬タイプの保険治療薬があることを知ると使用してみたいという患者さんも多いです。日常生活に支障があり、脇汗に悩んでいる人は、適切な治療によって症状が改善する可能性は高いので、皮膚科という選択肢があることを知ってほしいと思います。
(※)Fujimoto T, Kawahara K, Yokozeki H: Epidemiological study and considerations of focal hyperhidrosis in Japan:From questionnaire analysis. J Dermatol, 40: 886―890,2013

NPO法人多汗症サポートグループ 代表理事 黒澤希さん
脇汗と聞くと、たかが汗、体質と思われがちです。患者さんの多くは、そうした周囲の誤解や認識から、さらに悩まされている側面もあると感じます。 今回の調査では、多汗症患者の多くが悩みを抱え、脇汗が日常生活への支障やQOLの低下につながっていることが分かりました。また、冬でも4人に1人がほぼ毎日脇汗に困っている等、季節を問わず悩みを抱えている人が少なくありませんでした。 一方で患者でない人の汗の多い人に対する印象は、3人に1人は「体質だと思う」と回答し「病気なのかもしれないと思う」は1割未満と「多汗症」という病気の社会的理解がまだまだ進んでいないことがうかがえる結果となっており、周囲の人の理解が必要だと感じます。
ぜひ「多汗症」という疾患について多くの人に知ってもらい、身近で脇汗で悩んでいる方がいたら、寄り添ってほしいと思います。そして脇汗に悩む患者側はきちんと診断してもらうことで個々の症状や重症度に応じた適切な治療がきっと見つかると思います。信頼できる皮膚科を見つけて受診していただきたいです。 私たち多汗症サポートグループでも引き続き情報発信をし、「たかが汗」を変えていく、これをめざして活動してまいります。
NPO法人多汗症サポートグループ WEBサイト|https://npo-hsg.org/


原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)とは

多汗症は、体温調節に必要な量を超えて発汗が多くなり、日常生活に支障をきたす疾患です。温熱や精神的負荷の有無などに関わらず、頭部・顔面、手のひら、足裏、脇の下などに、日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態を原発性局所性多汗症と定義されています。原発性局所性多汗症の中で、特に脇における発汗症状のものを、原発性腋窩多汗症といいます。


マルホ株式会社について

マルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。創業は1915年、従業員数は1,546人(2021年9月末)です。2021年9月期の売上高は870億33百万円でした。
"Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社の詳細は https://www.maruho.co.jp/ をご覧ください。
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