医療・医薬・福祉

CNPharm、膵臓がんに対する無苦痛治療新薬物質の効能検証

株式会社CNPharm
‐ 対動物実験にて完治に近い効能確認 ‐ 現代バイオ、来月既存治療剤と効果比較実験実施 ‐ 上半期に米企業と本臨床用試薬生産予定




完治が難しいと言われる代表的な疾患である膵臓がんを苦痛なしに治療できる新薬誕生の可能性が大きくなってきた。この候補物質は動物を対象とした実験にて体重減少などの副作用がなく、完治に近い効能が立証され膵臓がん治療用新薬開発に一歩近づいたと言われている。

膵臓がんは胃腸の裏側にある膵臓に発生するがんであり、早期発見が難しく、適切な治療剤もないため世界で毎年20万人以上、韓国でも5千人以上が亡くなっており、世界的なオペラ歌手であるルチアーノパバロッティやアップル創業者であるスティーブジョブスなども膵臓がんで亡くなっている。




バイオ専門企業である韓国の株式会社CNPharmは20日、自社で開発した無苦痛のがん治療新薬である「ポリタクセル(Polytaxel™)」を膵臓がんのある動物に投与した結果、がん治療過程で現れる代表的な副作用である体重減少なしにがん細胞を完全死滅水準にまで減少させた結果が確認できたと発表した。今回の実験はCNPharmが臨床専門機関である株式会社Dt&SanoMedics、有効性評価専門機関である株式会社Knotusなどと共同で2018年12月から今年3月まで90日間動物を対象に行ったものである。

特にCNPharmが今回の実験で得た画期的な成果は、がん治療物質を最大無毒性容量(NOAEL)限度内で投与したにも関わらずがん細胞がほとんど死滅した結果を得られたことである。最大無毒性容量(NOAEL)とは、好中球と血小板減少、体重減少、嘔吐、脱毛など、抗がん剤の毒性による副作用が発生しない最大容量を意味する。多くの抗がん剤は毒性による副作用にも関わらず、治療効果を出すためNOAEL限度を数十倍以上も超過した容量を投与しているが、これによって患者たちは治療過程でがん治療効果に比べ深刻な苦痛と副作用に苦しめられてきた。


CNPharmは、今回の実験で薬物投与量をNOAEL限度最大値である20mgにまで増やしたが、NOAEL限度以内の投与量でも膵臓がん細胞の死滅が確認できたことは国内外医薬業界から注目されるものと思われる。また、CNPharmは、昨年6月に発表した「無苦痛抗がん剤」の前臨床及び有効性評価で胃がん、非小細胞がんを対象に抗がん薬物をNOAEL限度以内である10mg、15mgずつ投与している。

現在膵臓がんの代表的な治療剤であるアブラキサンの場合、実際にがん患者に投与される容量はNOAEL限度の40倍以上にも及ぶ。この容量を投与しないとがん治療効果を得られないからである。患者達は毒性による様々な苦痛と副作用に苦しめられているが、それに比べ効果は他の治療剤に比べ2~3か月余命を延長させるに過ぎないと言われている。

CNPharmの膵臓がん無苦痛治療新薬開発における本臨床を担当する臨床専門機関の株式会社Dt&SanoMedicsの李社長は「この度CNPharmが膵臓がん効能実験で得た結果は動物を対象したものではあるが、NOAEL限度内でも膵臓がんの完治が可能であることが確認されたものであるため、今後人を対象にたい本臨場が期待される。」と述べた。

また、CNPharm系列である現代バイオの呉社長は「CNPharmの膵臓がん動物実験結果はがん治療の新しいパラダイムを提示したものであり、今後現代バイオは膵臓がんの本臨床を本格的に進めていく方針」と述べている。


CNPharmと現代バイオは今回の膵臓がん効能実験に続き、市販中である膵臓がん治療剤とポリタクセルの効能を比較する実験を追加で実施する予定であり、これとは別に臨床許可申請手続き(IND filing)及びグローバル臨床のために今年の上半期中にアメリカでの試薬生産を始める予定である。

一方、アメリカの多くの州では臨床第1相を終えた治療剤を医師と製薬会社間合意により患者に投与する権利を与える「Right To Try」法が昨年5月30日のトランプ大統領の署名の下施行されている。
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