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細胞培養用基材iMatrix-111, 332の販売開始 -iMatrixシリーズの拡充-

株式会社ニッピ



株式会社ニッピは、多能性幹細胞をはじめとする様々な細胞の培養基材となるiMatrix-111, 332を関連会社の株式会社マトリクソームを通じて、2022年8~9月に販売開始しました。iMatrixシリーズは、基底膜の主成分であるラミニンの細胞接着活性を有する部位(E8断片)を組換えタンパク質として産生させて精製した製品群です。

ラミニンは、α鎖(5種;α1~α5)、β鎖(3種;β1~β3)、γ鎖(3種;γ1~γ3)から構成されるヘテロ三量体の細胞外マトリックス成分で、各鎖の組み合わせによって少なくとも12種類の存在が知られています。細胞接着分子としての機能は、主にα鎖5種類に大別でき、細胞ごとに適したラミニンの種類が異なります。具体的には、α5鎖を有するラミニン511E8断片(iMatrix-511)が多能性幹細胞の維持培養に活用できるように、α1鎖を有するラミニン111E8断片(iMatrix-111)は多能性幹細胞から肝臓細胞への分化誘導に(Takayama et al., 2017, Hepatol. Commun., 1:1058-1069)、α3鎖を有するラミニン332E8断片(iMatrix-332)は多能性幹細胞から角膜上皮細胞への分化誘導に(Shibata et al., 2018, Cell Rep., 25:1668-1679)、それぞれ有用であることが報告されています。

この度、株式会社ニッピでは、独自に開発したタンパク質翻訳増強技術”spERt™技術”(※1)を活用することで、ラミニン111E8断片やラミニン332E8断片を高発現する産生株を取得して製造体制を整えました。これに伴い、ラミニンE8断片の主要5種類(iMatrix-111, 221, 332, 411, 511)が製品ラインナップとして取り揃い、多能性幹細胞の分化誘導系や各種細胞の培養系に幅広く対応できるようになりました。引き続き、株式会社ニッピはspERt™技術を活用した組換えタンパク質製造に加えて、各種コラーゲンやiMatrixシリーズを使用した三次元培養基材MatriMix(※2, 3)を展開するなど、製品開発に取り組んで参ります。

【株式会社ニッピ ラミニン製品紹介サイト】
  https://www.nippi-inc.co.jp/product/chemistry/tabid/197/Default.aspx

【株式会社マトリクソーム ウェブサイト】
  https://matrixome.co.jp/

【関連情報】
 ※1 spERt™技術 ~コラーゲンの分泌活性化機構を応用した新規テクノロジー~
  [ 特許番号 WO 2014/157429 A1 ]
  https://www.nippi-inc.co.jp/biomatrix/tabid/172/Default.aspx?itemid=525
 ※2 MatriMix製品専用ウェブサイト
  https://www.matrimix.nippi.bio/
 ※3 PR TIMES:新規三次元培養基材「MatriMix (511)」の販売開始 (2021年10月22日付)
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000083625.html

【お問い合わせ先】
本記事および製品に関するお問い合わせ … https://www.nippi-inc.co.jp/inquiry/tabid/143/Default.aspx
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