医療・医薬・福祉

骨折リエゾンサービスが学べる医療従事者向けウェブサイト「FLS College」開設のお知らせ

ユーシービージャパン株式会社
・骨折リエゾンサービス(FLS: Fracture Liaison Service)の普及を通じて脆弱性骨折がある患者さんの二次骨折予防に貢献 ・2022年度診療報酬改定で「二次性骨折予防継続管理料1~3」「緊急整復固定加算」「緊急挿入加算」が新設され、FLSに対する情報のニーズが高まったことを受けてFLSに関する医療従事者向け情報サイトを開設


ユーシービージャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:菊池加奈子、以下「ユーシービージャパン」)は、FLSに関する総合的な情報提供のためのWebサイトとして、「FLS College」(エフエルエスカレッジ)をプレオープンしましたので、お知らせします。

FLS College サイト:https://www.flscollege.jp
FLS Collegeホームページ


FLSの取り組みによる二次骨折予防の効果については、諸外国をはじめ日本でも数多くのエビデンスが存在しています。二次骨折予防の取り組みを効率的に行える最低限必要な指標として、2019年6月に「日本版 二次骨折予防のための骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード」が策定されました[1]。

2022年度診療報酬改定では、FLSの取り組みに関連した評価として「二次性骨折予防継続管理料1~3」「緊急整復固定加算」「緊急挿入加算」が新設されるなど[2]、脆弱性骨折患者さんに対する二次骨折予防のための取り組みが広がっています。

こうした中、ユーシービージャパンでは、FLSの導入を検討している施設や、取り組みの質を高めたいと考える施設に対して、FLSの必要性の理解の促進やFLSの具体的な導入方法など、FLSについて総合的に学べる場を提供することが一層の普及につながると考え、FLS Collegeを開設しました。
FLS Collegeロゴ1
コンテンツカテゴリー
プレオープンに伴い、FLSを始めるにあたりまず知っておきたい情報を掲載します。今後、「FLS導入・改善に役立つ全国の施設事例」「FLSプロトコルの作成方法」など実用的なコンテンツを順次掲載していきます。

Orientation (FLSについて知る)

FLSクリニカルスタンダードとは?FLSに関する学会および国の施策、FLSプロトコルの紹介など、FLSを始めるにあたりまず知っておきたい情報をまとめています。


Classroom (FLSのための基礎知識)

二次骨折予防の重要性、骨粗鬆症とは、骨折リエゾンサービスの好影響など、FLSを導入・改善するうえで習得しておきたい基礎知識をまとめています。 ※10月末公開予定


Library (事例紹介)

全国の医療機関の、FLSクリニカルスタンダードの5iに沿った取り組み事例を紹介しています。 ※10月末公開予定


Faculty (エキスパートからのメッセージ)

FLSに造詣の深い先生方から、FLS導入・改善を目指す方へ向けて、FLSの魅力やFLSに対する思いをお話しいただきます。 ※10月末公開予定


Reference Desk (資料取り寄せ)

FLSの取り組みにお役立ていただける資材をご用意しています。


Laboratory (FLSプロトコル作成)

FLSプロトコルの作成方法を学べます。 ※2023年公開予定


大腿骨近位部または椎体に脆弱性骨折の既往がある場合は、骨密度測定値に関わらず骨粗鬆症と診断され[3]、薬物治療を開始することとされています[4]。しかし、大腿骨近位部骨折後1年間に骨粗鬆症の薬物治療を行っていた人は、約20%との報告があります[5]。

そのため、適切なタイミングでの医療介入により二次骨折を予防し、骨折の連鎖を断ち切ることが重要だと考えられます。ユーシービージャパンは、脆弱性骨折があるすべての患者さんが適切な診断と治療が受けられる環境づくりを目指して、これからもFLSの普及に取り組んで参ります。


骨折リエゾンサービス(FLS: Fracture Liaison Service)
FLSとは、さまざまな職種の連携により、脆弱性骨折の患者さんに対する「骨粗鬆症治療開始率」「治療継続率」を上げるとともに、転倒予防を実践することで二次骨折を防ぐ取り組みです[1]。Fracture Liaison Serviceの頭文字をとった略語で、リエゾンとは「連絡係」「連絡窓口」「つなぎ」などを意味するフランス語です。 FLSは1990年代後半にイギリスで開始され、以降、世界の国々で発展しています[6]。

脆弱性骨折
脆弱性骨折とは、骨量の減少や骨質の劣化によって骨強度が低下し、軽微な外力(立った姿勢からの転倒かそれ以下の外力)によって発生する非外傷性骨折です。転んで手をついた、重いものを持ち上げた、尻もちをついた、など健康な方では折れないような外力による骨折です。脆弱性骨折は高齢者の生活機能を一瞬にして奪い、生命予後の悪化をもたらします[4]。
また、一度脆弱性骨折を起こした患者さんの二次骨折リスクは極めて高くなり[7]、二次骨折を機に寝たきりになる方も少なくありません[8]。二次骨折を未然に防ぐことは患者さんご本人のみならず、「ご家族」「地域社会」、また「医療経済の面」からも極めて重要です。


UCB(ユーシービー)について
UCB(https://www.ucb.com)は、ベルギーのブリュッセルに本社を置くグローバルバイオファーマで、ニューロロジーや免疫・炎症、骨領域の重篤な疾患と共に生きる患者さんのより良い生活の実現を目指して、革新的な医薬品の研究開発ならびにソリューションの提供に力を注いでいます。約40カ国に拠点を置き、従業員数は8,600名あまりを擁しており、2021年の収益は58億ユーロでした。ユーシービーはユーロネクスト・ブリュッセル証券市場に上場しています。

ユーシービージャパン株式会社 (https:/www.ucbjapan.com/) はUCBの日本法人として1988年に設立され、抗てんかん薬「イーケプラ(R)」、「ビムパット(R)」、関節リウマチ治療薬および乾癬治療薬「シムジア(R)」、新規機序を持つ乾癬治療薬「ビンゼレックス(R)」を中心に医薬品事業を展開しています。患者さんにとっての価値を創造するバイオファーマリーダーとして、従来の治療で十分な改善が得られなかった患者さんに、新たな治療の選択肢を提供することを目指しています。

ユーシービージャパンでは2017年に骨領域事業部を発足させ、骨粗鬆症の疾患認知や理解、治療率向上のための啓発活動および、脆弱性骨折の患者さんに対する二次骨折予防のためのFLS の構築支援を担っています。


出典
[1] 日本骨粗鬆症学会、日本脆弱性骨折ネットワーク. 日本版 二次骨折予防のための骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード 第3 版, 2020
[2] 厚生労働省保険局医療課: 令和4年度診療報酬改定の概要 個別改定事項V(重症化予防、後発医薬品等使用推進、療養・就労両立支援)(令和4年度3月4日版)
[3] 宗圓聰ほか:Osteoporosis Jpn 21(1): 9-21, 2013[原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)]
[4]骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 編:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版. 東京, ライフサイエンス出版, 2015
[5] Hagino H, et al: Calcif Tissue Int 90: 14-21, 2012
[6]萩野浩:Clinical Calcium 27(9):1225-1231, 2017
[7] Johnell O, et al: Osteoporos Int 15: 175-179, 2004
[8]五十嵐貴宏ほか:東北整災誌 58(1):21-24, 2015
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