医療・医薬・福祉

24時間ケアに追われる医療的ケア児家庭に、お弁当を無料でお届け!仙台市で「医ケア児おやこ給食便」をトライアルスタート

認定NPO法人フローレンス
保育園や病児保育事業、障害児家庭支援事業などを運営する認定NPO法人フローレンスは、2014年より、人工呼吸器や胃ろうの使用、たんの吸引等の医療的ケアが日常的に必要な子ども、「医療的ケア児」を持つご家庭に向けた支援を続けています。 このたび、フローレンスが仙台市内で運営する「おうち保育園」と障害児家庭支援事業「医療的ケアシッター ナンシー」が連携して手掛ける医療的ケア児家庭への無料支援「医ケア児おやこ給食便」をトライアルを2022年10月にスタートします。





「医ケア児おやこ給食便」の実施背景


2021年9月に「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(以下、「医療的ケア児支援法」)が施行されました。それから1年、各地で医療的ケア児支援センターの設立が進み、各家庭で望む教育や保育が受けられるよう支援が検討され始めています。その一方で、まだまだ退院後のお子さんのケアはご家族の負担が大きく、24時間ケアに追われる・用事を済ませるために外出することも難しいといった現状があります。

フローレンスは、保育園という場を「親子のセーフティネット」にしたいという思いから、2018年より保育園でのソーシャルワークを開始しました。保護者が抱える子育ての悩みや困難、また子どもの様子からリスクに早い段階で気づき、ご家庭が必要とするサポートに早期につなぐ窓口となることを目指しています。

そうした保育園の機能を拡張する取り組みの一環として、2019年からは、園で調理した食事を保育園内で提供し、親子が保育士や地域のコミュニティとつながれる場「ほいくえん子ども食堂」も開催してきました。
多くのご家庭に好評をいただく一方で、重い疾患や障害のあるお子さんを連れての外出にハードルがあるご家庭もあります。そこでフローレンスでは、「ほいくえん子ども食堂」に出向くことが難しい医療的ケア児家庭にも、食を通じたサポートの機会を届けたいと考え、2022年10月~12月に「医療的ケアシッターナンシー 仙台」が仙台市内在住の医療的ケア児家庭に栄養士監修のお弁当を届ける「医ケア児おやこ給食便」に取り組むことを決定しました。ご家庭に保育園手作りのおいしいお弁当を届け、食事の準備にかかる時間を親御さん自身、お子さんや家族の時間に充てていただきたいと考えています。


「医ケア児おやこ給食便」とは






「医ケア児おやこ給食便」は、仙台市在住の医療的ケア児家庭を対象に、フローレンスのおうち保育園が運営している「ほいくえん子ども食堂」のお弁当を月に1回無料で、同居するご家族分、希望する数をご自宅に配送する試みです。

医療的ケアがあり、普通食が食べられないお子さんについても、ご家族と同じお弁当をお届けすることで、彩りや香りを一緒に感じることができます。


「医ケア児おやこ給食便」の目的

医療的ケア児を抱えるご家庭は24時間体制でお子さんのケアをしています。
その一方で、まだまだ一部の自治体や価値観には「保護者が障害児を見るべき」という風潮が残っているのは非常に残念なことです。フローレンスでは、特にお子さんの幼少期からご家庭が外部の支援につながりやすい仕組みをつくり、各家庭にとって望ましい選択ができる社会を実現したいと考えています。

「医ケア児おやこ給食便」では、医療的ケア児をご自宅でお預かりする「医療的ケアシッター ナンシー 仙台」の事務局スタッフや看護師がお弁当をお届けすることをきっかけに、医療的ケア児家庭とのつながりを作り、支援の輪を広げていきます。一般的な飲食宅配サービスと異なり、医療的ケア児家庭支援に詳しいスタッフがご家庭にお伺いすることで、医療的ケア児家庭の孤育てを防ぐことを目指します。

2022年8~9月に「医ケア児おやこ給食便」の配送を10家庭に試験的に行ったところ、利用者から好評をいただき、10月から3ヶ月間、本格的にトライアルを開始することになりました。2023年以降の実施については、ご家庭のニーズにあわせ検討してまいります。


2022年10月~12月のお弁当の配送について

2022年10月~12月の配送予定は以下のとおりです。






「医ケア児おやこ給食便」を利用した医療的ケア児家庭の声




10月からお弁当を月1回配送するにあたり、8~9月に試験的に配送した際のご家庭の声をご紹介します。

・「お弁当の栄養バランスも良く、家事の負担が減り、助かりました!ナンシーのみなさん、おいしいお弁当ありがとうございました!」

・「家事の負担が減ります。子どもの体調が悪い時は、夕ご飯の準備すらできないことがあります。ごはん+おかずが入っているお弁当だと追加で準備することがないので、とても助かります」

・「通常であれば料理にあてていた時間を家族でゆっくり過ごすことができました。お弁当の感想や、その日の子どもの様子などを家族で話す時間を持つことができました。おいしいお弁当と有意義な時間をありがとうございました!」



フローレンスの障害児家庭支援事業について





フローレンスは障害の有無に関わらず、すべての子どもが保育を受けられる社会を目指して2014年に日本で初めて障害児を専門的に長時間お預かりする「障害児保育園ヘレン」を立ち上げ、2015年に保育スタッフがご家庭に訪問してお子さんを預かる「障害児訪問保育アニー」をサービスインしました。

2019年からは障害児家庭を看護師が訪問してサポートする「医療的ケアシッター ナンシー」、2021年4月には障害の有無にかかわらず子どもたちが遊べる地域交流の場「インクルーシブひろば ベル」をスタート。同年9月には障害児の出産を機に離職した親御さんが “もう一度はたらく” ことをサポートする『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』、「重度医ケア児訪問保育エレノア」と、障害児家庭の声を聞きながら多様な支援モデルを広げてきました。

中でも「医療的ケアシッター ナンシー」は、小児看護の経験豊かな看護師が医療的ケア児や障害児のご自宅に伺いお預かりを行うシッターサービスです。学齢期のお子さんもご利用いただけ、複数の制度を組み合わせることで、通常の訪問看護よりも長時間の訪問ができます。その時間を活かしてお子さんの発達を促す遊びや学習のサポートなどご家庭の希望に合わせた様々な支援を提供しています。
ナンシーは東京都23区・横浜市を中心に展開してきましたが、2021年10月1日より仙台市にエリア展開し、フローレンスの障害児支援事業としては、初めて東北地方へ展開しました。

仙台市の医療的ケア児家庭とつながり、支援の輪を広げてまいります。

● 医療的ケアシッター ナンシーについて https://nancy.florence.or.jp/


認定NPO法人フローレンスについて


認定NPO 法人フローレンスは、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現のため「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」ことをミッションに掲げ活動する認定NPO 法人です。日本初の訪問型・共済型病児保育や障害児保育・支援事業、保育園運営など多様な保育事業や支援事業を展開するほか、政策提言活動にも積極的に取り組み、親子の笑顔をさまたげる社会問題の解決を目指しています。

コーポレートサイトURL: https://florence.or.jp/
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