医療・医薬・福祉

TREEFROG THERAPEUTICSとINVETECHはiPS細胞治療用のブレイクスルー技術をGMP対応プラットフォームに

TreeFrog Therapeutics SAS



フランス・ボルドー20221011生物模倣のC-Stem™テクノロジープラットフォームに基づき、再生医療とがん免疫学における幹細胞由来治療を開発するバイオテクノロジー企業TreeFrog Therapeuticsと、細胞治療および先進治療の自動製造ソリューションの開発・生産における世界的リーディング企業のInvetechは、本日、C-Stem™テクノロジーを用いたGMP(適正製造基準)グレードの細胞カプセル化装置を提供することを発表しました。当該装置は2023年に、パーキンソン病への適用が期待されるTreeFrogの細胞治療薬を製造する医薬品受託開発製造機関(CDMO)に譲渡され、2024年のファースト・イン・ヒューマン試験を目指します。Invetechは、2023年中にさらに追加で3台のGMPカプセル化装置を提供し、TreeFrogの社内および提携先での再生医療・がん免疫の細胞治療プログラムを支援します。

マイクロ流体力学と幹細胞生物学を組み合わせたTreeFrogのC-Stem™テクノロジーは、アルギン酸でカプセル化した人工多能性幹細胞(iPS細胞)を高速で生成します。生体内の幹細胞ニッチを模倣するように設計されたカプセルのお陰で、iPS細胞は3次元環境で指数関数的に成長し、すぐに移植可能な機能的微小組織に分化することが可能になります。アルギン酸は多孔質であり非常に丈夫であるため、カプセル化されたiPS細胞は、バイオリアクターの撹拌翼による剪断応力を受けることなく、大型のバイオリアクターで増幅、分化させることができます。

「TreeFrog Therapeuticsは、細胞治療にとってブレイクスルーとなる技術を導入します。これは、細胞製品の規模、品質、さらには有効性や安全性にも影響を及ぼすものです。この破壊的技術を自動化し、頑丈なGMPグレードの装置にすることは、私たちのチームにとって大いなる達成です。この結果は、弊社の生物物理学とバイオプロダクション分野のエンジニアの4年間に渡る、困難で実り豊かな共同作業の賜物です。C-Stem™で製造された神経細胞微小組織が臨床の現場でどのような働きをするのか、今から楽しみです。」アントニー・アニバル、Invetechグローバル営業部長

2019年にスタートしたTreeFrogとInvetechの協力は、2020年10月にプロトタイプの提供に至りました。この研究グレードの装置で、TreeFrogは、6ヶ月でmL規模から10Lのバイオリアクターに移行し、C-Stem™の拡張性を証明しました。そして2021年6月、同社は週275倍という過去最高の増幅記録で、10Lのバイオリアクターで150億のiPS細胞の単一バッチを2つ製造したことを発表しました。衝撃的な再現性を示し、細胞品質は最高クラスです。Invetechが提供する新しいGMPグレードの装置も、技術的仕様は同じです。この装置により、1秒に1,000個以上のカプセルを生成し、200mlから10Lのバイオリアクターでの播種が可能になります。ただし、バイオプロダクションの規格に合わせて全体の設計が変更されています。
(10Lバイオリアクターを用いた生産に関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000073345.html

「このGMP対応装置開発における私たちの主な課題は、技術移転を容易にするため、オペレーターにとって簡単に使用できる装置にする事でした。Invetechと私たちのチームは、自動化と産業用デザインに関して素晴らしい仕事を行い、装置を頑丈で使いやすいものにしました。私は発明者として、C-Stem™テクノロジーの発展をとても誇りに思います。その過程において様々な要素が変更、改善され、ついに、実際の製品を作るためのプラットフォームを現実の世界のユーザーの手に届けるときが来たのです。」ケヴィン・アレッサンドリ博士、TreeFrog Therapeutics共同設立者兼最高技術責任者

「2020年10月、私たちは、2022年末までにGMPカプセル化装置の提供を計画していることを発表しました。ちょうど2年が経過しましたが、計画通り間に合わせることができました。この装置は、TreeFrogとInvetechの傑出した実行能力の証拠となるものだと思います。しかし、より重要なのは、この装置が重要なマイルストーンであるということなのです。現在、私たちのプラットフォームは、臨床グレードの細胞治療製品の製造に用いることができるようになりました。私たちは、社内および提携先のプログラムの臨床での実現の加速を計画しており、がん免疫学と再生医療での用途に焦点を当てています。」フレデリック・デドゥイ博士、TreeFrog Therapeutics最高経営責任者


Invetechについて

Invetechは、細胞治療および遺伝子治療の開発者が未来を視覚化し、その戦略を策定、管理するためのサポートを行っています。Invetechは、実証済みのプロセス、専門家の見識、全領域にわたるサービスを通じて、臨床から商業規模の製造に至るまで、人生を一変させる治療の進化を加速させています。Invetechは、事前設定された実行可能なシステム、カスタマイズなど設定変更が可能な技術プラットフォーム、自動製造システムにより、品質および有効性の点で最高レベルの予測可能かつ再現性のある製品を保証します。Invetechは、生物学者、エンジニア、デザイナー、プログラムマネージャーとの協力による統合的なアプローチを行うことで、品質と費用効率の高い市場製品をより多くの人により早く提供しています。Invetechは、ライフサイエンス分野のスタートアップ企業や成熟企業との緊密な連携を通じて、ヘルスケアや精密医療の革新を目指した、生命に関する新しい次世代治療の発展に取り組んでいます。
Inventechホームページ:https://www.invetechgroup.com/


TreeFrog Therapeuticsについて

TreeFrog Therapeuticsは、多くの患者に細胞治療へのアクセスを提供することを目指している、フランスに本拠を置くバイオテクノロジー企業です。TreeFrog Therapeuticsは、100名以上の生物物理学者、細胞生物学者、バイオプロダクション技師を結集し、過去3年間で8,200万ドルの資金を調達し、癌免疫学や再生医療の分野で幹細胞を用いた治療法のパイプライン開発を進めています。2022年、同社は米国ボストンと日本の神戸に技術拠点を開設し、C-StemTMプラットフォームの導入を推進するとともに、細胞治療分野における学術界、バイオテクノロジー界、産業界の主要プレイヤーとの戦略的提携を構築しています。
TreeFrog Therapeuticsホームページ:https://treefrog.fr/jp/
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