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~2022年上半期の製薬・医療業界転職状況について~

オンウェーブ株式会社

 製薬・医療業界に特化した人材サービス「製薬オンライン」を運営するオンウェーブ株式会社(本社:東京都千代田区岩本町3-9-2PMO岩本町7階)は製薬・医療業界の転職市場について調査を実施しましたのでご報告いたします。

【製薬業界での経験者人材と募集業種の概況】
調査方法:2021年4月~2021年9月、2021年10月~2022年3月、2022年4月~2022年9月のそれぞれの期間で弊社サービスに登録のあった方の年齢や経験職種、募集のあった求人業種などの推移を確認した。

《弊社サービスの特徴》
 弊社サービスは毎月約100名の新規エントリーがあり、累計数千名の候補者データを保有しております。企業へのご紹介については、月平均200件の求人に対し候補者をご紹介させていただいいております。
 実績としては外資内資問わず、大手製薬メーカーから中堅製薬メーカーやCRO・SMO・CSOからバイオベンチャーに至るまでご紹介、ご入社の実績がございます。

《転職希望者状況》
●直近経験業種●直近経験職種
2021年4月~2021年9月






2021年10月~2022年3月



2022年4月~2022年9月



 それぞれのデータを比較すると2022年4月~2022年9月までの登録者の内CRO・SMOの方の割合(グラフの黄色部分)が減少していることが分かる。またCSO出身者の割合(グラフの緑色部分)は半年間毎に比較すると徐々に減少している傾向がみられる。それを埋め合わせるように医療機器の方の割合(グラフの赤色部分)が増えていることが分かる。
 直近の経験職種で比較をすると、全体的な登録者の経験職種は大きく変わらないものの、2022年4月~2022年9月に関しては信頼性保証の経験者の割合(グラフのベージュ色部分)が多くなっており、営業経験者の割合(グラフの緑色部分)が減っていることがわかる。昨年度の前期と後期ではこの傾向はみられなかったため、2022年度に入ってからの変化点と考えられる。

●登録者年齢層と登録者の現年収





 弊社サービスに登録いただいている方の年齢割合、登録時の年収分布はいずれの期間もほぼ変わらず、上記グラフの様な割合となっております。弊社の場合30代と40代のエントリーで全エントリー数の半分以上を占めております。
 弊社サービスより入社決定した方のボリュームゾーンは30代から40代の方となっており、ご登録者と入社決定者の年齢層がリンクしていることが伺えます。 
 登録者の年収については400万円~799万円の方が多い傾向にありますが、8人に1人の割合で1000万円以上の方の登録もございます。


《求人状況》
・募集企業業種
2021年4月~2021年9月2021年10月~2022年3月2022年4月~2022年9月





 調査時期に募集のあった案件がどの企業の求人かを確認し、業種ごとに比較検討した。
その結果半期ごとの比較ではあるが、大きな変化は見られず、求人の割合としては製薬メーカー(グラフの青色部分)が一番多く、時点でCRO・SMO(グラフの黄色部分)が多いということは共通している。
 ただCRO・SMOの求人割合は増加傾向にある(23.4%⇒25.2%⇒27.2%)ことが分かり、業界全体としてCROやSMOが医薬品開発で大きな役割を担うようになって来ていることが求人からもうかがえる。


《転職希望者と求人状況から見えること等》
 転職希望者については幅広い年齢層の方が業界内での転職を検討されていることが伺えます。最近では医療機器の経験者の割合が増えており、医療機器から医薬品へキャリアチェンジをしたい方、あるいはもともと医薬品に携わっており一度医療機器を経験した後に医薬品に戻りたいと考える方が多くなった可能性がある。
 また転職希望者とお話をした際の印象として働き方(リモートや在宅勤務)を転職理由に挙げる方が多くなっております。企業としては2021年後半、あるいは2022年4月よりリモート勤務に制限を設ける企業が増えてきており、そのタイミングで転職活動をされる方は働き方を重視される傾向がございます。
 厚生労働省が発表している職業安定業務統計を確認すると、2021年4月・2021年10月・2022年4月の有効求人倍率は下記の様になっており、求人倍率から見ると昨年から徐々に求人数が回復していることが分かります。

『有効求人倍率』
2021年4月:1.09倍
2021年10月:1.15倍
2022年4月:1.23倍

参考:厚生労働省 職業安定業務統計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1b.html


《今後の働き方の展望》
 新型コロナウィルスによる緊急事態宣言や、在宅勤務・リモート勤務の推進もあり2020年から2021年前半にかけてはフルリモート勤務ができる求人が多くございましたが、2021年後半から2022年にかけてコロナ後を見据える企業が増えてきております。
 具体的には多くの企業がリモート勤務に上限日数を設けるようになっております。新型コロナウィルスを初めとした社会情勢にもよりますが、今後しばらくはリモートと出社のハイブリッドの勤務形態の企業が多くなることが予測できます。


《求人トレンドの変化》
 業界での求人のトレンドとしては前述の様にCRO・SMO・CSOの求人割合が増えてきており、医療業界においてのこれらの企業の存在感が増してきております。それに伴い製薬メーカーは臨床開発やMR活動を外部に委託することが増えてきており、このトレンドはしばらく継続することが考えられます。
 また製薬メーカーのMRはほぼ毎年のようにどこかの企業が早期退職を募集するようになってきており、早期退職に応募されるMRの方の多くはコントラクトMRやMSL等を検討されております。
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