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「浜松ウエルネスプロジェクト」において認知症予防への実証研究を開始

株式会社ファンケル
株式会社ファンケルは、静岡県浜松市が中心となって推進している官民連携プロジェクトの「浜松ウエルネスプロジェクト(※1)」において、認知症予防に関する社会実証へ向けた取り組みを開始したことをお知らせします。 高齢化が進む日本において、認知症の予防は健康寿命を延ばすという観点からも重要な課題の一つです。当社でも認知症予防を目的とした研究を、10年前から意欲的に行っています。さらに本年1月からは、資本業務提携しているキリンホールディングス株式会社(本社:東京都中野区/代表取締役社長 磯崎功典 以降キリンと表記)と、「脳機能」をターゲットとした共同研究のプロジェクトを開始しました。 そしてこのたび、「浜松ウエルネスプロジェクト」で社会実証研究を進めるプラットフォームの「浜松ウエルネス・ラボ(※2)」に参画し、キリンと連携して認知症予防への取り組みを進めてまいります。


<主な取り組み内容>
現在、認知症の治療法は確立されていません。認知症は、「βアミロイド(※3)」や「リン酸化タウタンパク質(※4)」などの異常なタンパク質が、発症する20年以上前から脳の中に蓄積され、脳の萎縮や認知機能の低下などの病変が引き起こされることが分かっています(図1)。
また最近の研究では、認知症の前段階である軽度の認知障害(MCI:※5)時に適切な処置を講じることで、正常な状態に戻る可能性があることが判明しています。つまり認知症は、早期発見や早期予防が有効であると言われています。




そこで、当社では以下の取り組みを行っていきます。
【早期発見への取り組み】
当社では、これまで嗅覚低下と脳内活動に関して研究を進めてきました。認知症患者では、特異的な臭いに対し、「臭いは感じるが、何の匂いなのかが分からない」という症状が出ることが分かっています。この症状は、簡便な嗅覚のチェックを行うことで、脳内活動の低下に気付く可能性が考えられます。そこで、軽度認知障害(MCI)者を対象とした嗅覚機能を評価することにより、早期発見から早期予防の流れに繋げていくための探索的な研究を進めてまいります。

【早期予防への取り組み】
キリンが研究開発を進めてきた「βラクトリン(※6)」を当社でサプリメントに加工し、軽度の認知障害(MCI)者を対象とした効果検証として臨床研究を進め、早期予防への足掛かりとしていきます。

認知症に対する早期発見や早期予防の取り組みを通じて、脳の健康増進に関する啓発活動、企業としてより良い製品やサービスの開発に取り組んでまいります。


【用語説明】

(※1) 浜松ウエルネスプロジェクト
「予防・健幸都市」の実現に向けて、「浜松ウエルネス推進協議会」と「浜松ウエルネス・ラボ」をプラットフォームに、市民の疾病・介護予防や健康づくりとウエルネス・ヘルスケア産業の振興に取り組む官民連携プロジェクト。

(※2) 浜松ウエルネス・ラボ
浜松ウエルネスプロジェクトにおいて、疾病・介護予防・健康づくりに関する社会実証事業を実施する官民連携の組織。

(※3) βアミロイド
前駆タンパク質より、産生される40~42アミノ酸からなるペプチド。凝集したβアミロイドは神経細胞に対して毒性を示すことが報告されており、アルツハイマー病の特徴的病変である老人斑の構成成分である。

(※4) リン酸化タウタンパク質
タウタンパク質は、神経細胞の信号伝達に関わる微小管に結合するタンパク質。このタンパク質が、過剰にリン酸化されることで神経細胞間の伝達が抑制されることが報告されている。

(※5) 軽度認知障害(MCI)
認知機能の低下は見られるが、日常生活には支障をきたさない状態で認知症の前段階。

(※6) βラクトリン
カマンベールチーズに含まれる成分。キリングループの研究により、この成分に認知症予防の可能性を見出し、健常人を対象とした臨床試験で継続摂取による認知機能改善が確認されている。
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