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nanoni、経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業の市場調査結果を中間発表

株式会社nanoni
~企業のフェムテック検討状況についてヒアリングを実施し、経営課題との関連性を可視化~

国内初のフェムテック福利厚生プラットフォーム「carefull(ケアフル)」を提供する株式会社nanoni(本社:東京都港区、代表取締役:張聖、以下nanoni)は、経済産業省令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業へ採択されました。企業のフェムテック利用・検討状況と経営課題との関連性を可視化するため、2022年7月から市場調査を行っており、今般同調査結果の中間成果をご報告致します。


フェムテック利用動向調査2022 nanoni

【本実証事業の目的・狙い】
nanoniは企業によるフェムテックサービスの利用検討を後押しするために、企業のフェムテック導入状況や経営アジェンダとの関連性について市場調査を行いました。女性活躍推進や健康経営に取り組む企業1,000社へのヒアリングを通じて、企業とフェムテック事業者に有益な情報を整理・提供することで、あらゆる企業が適切なタイミングにフェムテックを導入できるようにし、フェムテック市場全体の拡大に寄与することを目指します。

【市場調査方法】
■アプローチ企業の選定基準
オンライン上に公開されている情報を基に、過去に女性活躍推進に関して政府等から公的な認証(えるぼし認定、なでしこ銘柄、健康経営銘柄など)を受けている約33,000社を選定。この中から電話でのヒアリングに応じていただける可能性の高い企業1,000社をnanoni独自の選定基準に基づき抽出致しました。

■アプローチ方法
上記で選定した1,000社に架電を行い、経済産業省の実証事業であることを説明の上、ヒアリングを実施。その場でヒアリングが難しい企業様には、ワンシーターを送付しメール経由でヒアリングを致しました。これに加えて、nanoni独自のネットワークを活用し、約250社の企業に対して電話及びメールにてヒアリングを実施致しました。

【市場調査結果概要】
電話経由のヒアリングの結果、9月末時点で約300社から回答を得ることが出来ました。概要は以下の通りです。

企業属性
ヒアリングできた企業の属性は図1-図2の通りです。フェムテックの導入検討を担当する部署は、人事部が太宗を占めていますが、企業によっては「女性活躍推進」「D&I推進室」「新規事業室」「健康経営室」などオリジナルの部署が役割を持っていることが分かりました。


図1:ヒアリングできた企業の属性 女性社員の割合
図2:ヒアリングできた企業の属性 フェムテック担当部署


女性の健康に関する課題意識
図3の通り、「貴社では月経や妊活、更年期などライフイベントに起因した女性の健康課題は経営・人事上の課題に挙がっていますでしょうか。」という問いに対して、6割以上の企業が「いいえ」と回答しました。また、図4の通り、企業群の中では男女比率が均等な企業が「はい」と答えた割合が最も高い結果となりました。


図3:女性の健康に関する課題意識 回答全体
図4:女性の健康に関する課題意識 女性社員比率別の回答内容
【市場調査結果詳細】


優先度の高い「女性の健康課題」
回答者の約24%が「妊娠・不妊への対応」を優先度が高い課題として捉えており、選択肢の中で最も高い結果となりました。


図5:優先度の高い「女性の健康課題」


「女性の健康課題」への対策
図6の通り、「女性の健康課題」を経営上の課題として捉えている企業の内、7割以上が既に何らかの対策を実施していることが分かりました。また、図7の通り、対策の内容としてはセミナーが最も多く、その他の対策を実施している企業は数%に留まる結果となりました。


図6:「女性の健康課題」への対策 対策中企業の割合








図7:「女性の健康課題」への対策 具体的な対策内容




対策を取り始めた契機と主導部署
図8の通り、企業が「女性の健康課題」への対策を検討または実施した動機として「企業ブランディング」「労働生産性向上」「離職率低下」が略同率でTOP3となりました。また、図9の通り、対策を主導した部署として「人事部」が2位以下を大きく引き離し最も多い結果となりました。


図8:対策を取り始めた契機
図9:対策の主導部署


フェムテックの導入可能性
図10の通り、「女性の健康課題」への対策を検討または実施している企業の半数が「今後フェムテックサービスを導入検討する可能性がある」と回答しました。また、検討したいサービスとしては、図11の通り、「セミナー」や「専門家へのオンライン相談」など比較的導入のハードルが低いサービスへの関心が高い結果となりました。


図10:今後のフェムテック導入可能性

図11:興味あるフェムテックのサービス



女性の健康課題に対策ができない理由
図12の通り、「女性の健康課題」への対策を講じることが出来ていない理由として「健康課題以上に着手すべきことがある」が最も多い結果となりました。また、図13の通り、未対策の企業では6割以上が対策できない要因が解決しても「フェムテックサービスの導入可能性がない」と回答しました。


図12:女性の健康課題に対策ができない理由

図13:ボトルネックが解決した場合の導入可能性


フェムテックが導入されない理由と対策
図14の通り、フェムテックサービスの導入可能性が「ない」と回答した企業の理由として「そもそも知らない」が最も多く、図15の通り、導入検討を後押しする項目としては「導入事例」が最も多い結果となりました。


図14:フェムテックが導入されない理由

図15:フェムテックが導入されない理由への対策


「女性の健康課題」以外の人事課題
「女性の健康課題」が経営上の課題として挙がっていない企業でも「女性の○○」とつくような課題の優先度が高いことがわかりました。



図16:「女性の健康課題」以外の人事課題

【市場調査を通じての考察・課題】


6割以上の企業が「女性の健康課題」を経営上の課題として捉えていない
「健康経営銘柄」「なでしこ銘柄」といった国から認定を受けた企業であっても、「女性の健康課題」を経営上の課題として認識していない企業があることが判明しました。社員の男女比率によってバラつきはあるものの、本邦の企業にとって「女性の健康課題」は未だ経営上の優先度が低く、今後も更なる啓発活動が必要となる結果となりました。
「フェムテック」の導入を検討している企業はごくわずか
「女性の健康課題」が経営上の課題として認識されている企業の内、7割以上の企業が何らかの対策を実施していることが分かりました。一方、対策を実施している企業であっても、「フェムテック」に対する関心は半分ほどしか無く、業界そのものに対する認知・理解や、「フェムテック」という名詞自体への理解にばらつきがあると考えられます。フェムテック市場の拡大に向けて、国や事業者がフェムテックの導入価値を定義し、能動的に発信していく必要があると考えられます。
女性活躍推進に向けた人事戦略構築のハードル
ヒアリングの結果、「女性活躍推進」を経営上の重要課題と認識している企業の多くが、「女性の○○」といった個別の事象への対策を打つことに留まっており、女性活躍推進の根幹となる課題の特定と、その課題を解決できる人事戦略の立案に苦労していることが判明しました。個別の事象を解決するフェムテックサービスに加えて、企業の女性活躍推進を後押しするグランドデザインを支援する様なサービスのニーズが高いと考えられます。

【レポートの詳細版(PDF)】





【株式会社nanoni 会社概要】https://xxnanoni.com/
代表者:代表取締役 張 聖
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山3-15-9 MINOWA表参道3階
事業内容:国内初の企業向けフェムテックプラットフォーム「carefull」の開発・提供。コンサルティング、セミナー、匿名コミュニティ、福利厚生の提供を通じ、企業の女性活躍推進をワンストップで支援。
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