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田中貴金属工業、日本における医療ベンチャーエコシステムの確立を目指すベンチャーキャピタルファンド「DMC1号投資事業有限責任組合」に出資

TANAKAホールディングス株式会社
日本の医療ベンチャーと伴走するファンドへの出資を通じ、医療分野における新たな製品・技術開発を促進し、日本医療社会の未来に貢献

 田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:田中 浩一朗)は、長谷部 光泉氏(東海大学医学部医学科教授/慶應義塾大学医学部客員教授/マサチューセッツ工科大学/ハーバード大学医学部 Visiting Professor、医師、医学博士、工学博士)が組成する日本発の医療系ベンチャーキャピタルファンド「DMC(Diamond Medino Capital)1号投資事業有限責任組合」へ出資したことを発表いたします。現役の医学部教授が代表を務める医療系ベンチャーキャピタルファンドの設立は日本で初めての試みとなります。  田中貴金属工業は今回の出資を通じて、日本国内の医療・ヘルスケア業界の技術発展に貢献してまいります。





出資の背景と狙い


 田中貴金属工業は、本ファンドが掲げる「日本発の医療ベンチャーエコシステム確立」という理念に賛同し、今回の出資を決定しました。田中貴金属工業と長谷部氏は以前から塞栓術用金属コイルや長期開存ステントシステムなどの高度医療技術に関する共同開発を国家プロジェクト(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構: AMEDプロジェクト)を通じて行ってきましたが、製品・事業単位ではなく、将来の医療に対して総合的な視点から貴金属の可能性を探求し日本社会に貢献するべく、アンカーLP(LP: Limited Partner; 投資家)として本ファンドに参画します。

 日本では現在、医療機器の研究開発に係る資金調達やスピード感、人材の不足などの課題により、企業においてスピーディかつ高度な研究開発が難しい状況が続いています。また、極めて優れた技術を持ったアカデミア研究グループが、起業に至らない場合があります。本ファンドはそれらの課題に対し、日本の医療ベンチャーの新芽、及び起業した医療ベンチャーと伴走し、人材戦略、資本戦略、経営戦略、薬事戦略、特許戦略、出口戦略などを密にサポートします。それにより、医療分野において優れたアカデミアの技術を持ったベンチャー企業が生まれ、その技術を早期に実用化、医療現場に新しい医療機器、医薬品、医療関連サービスを提供することで、患者さんの笑顔に貢献していきます。さらにそこで得た知見、育成された人材が、新しいプロジェクト・研究テーマに挑戦または次の起業家を支援する「真のエコシステムの実現」を目指しています。
 また、本ファンドは、医療現場のニーズに対する理解、最新の技術動向に関する知見、実用化に向けた日米の行政対応など、これまでの日本の医療系ファンドにはなかった独自の立ち位置から、投資先への支援に深く関わることができる点を強みとしています。

 田中貴金属工業も、同ファンドへの出資によって、成長が見込まれるヘルスケア業界において、日本の医療ベンチャーとの関係強化と、新たな製品・技術開発などの将来的な医療事業の拡大を見込んでいます。田中貴金属工業は、今回の出資により、日本における医療ベンチャーエコシステムの確立という社会課題への取り組みを通じて、社会に貢献してまいります。

本ファンドを運営するDiamond Medino Capital株式会社代表の長谷部氏は今回のファンドと田中貴金属工業の参画について次のように述べています。
「田中貴金属グループは貴金属のリーディングカンパニーとして、貴金属がもたらす豊かな社会実現と未来の美しい地球への貢献を常に目指しています。今回、『医療に関する日本の優れた基礎技術を早期実用化につなげ、世界に発信する真のエコシステムを構築する』という我々ファンドの理念に深く共感いただき、ともに未来へと歩みを進めていけることをとても嬉しく思います。これまでも田中貴金属グループとは付加価値の高い貴金属の医療機器応用において深い協力関係を築いてきましたが、新たなチャレンジを通して大きなシナジーを発揮していきたいと思います」



医療ベンチャーエコシステムについて


 エコシステムとは従来、生態系において、それぞれの動植物がお互いに依存しあい循環して生存している状況を意味します。医療ベンチャーエコシステムはそれになぞらえ、技術力を持ち将来有望な医療ベンチャーに対して、各企業とファンドが一体となり支援し、新しい技術の開発により得られた知見を継承しながら、日本における新しい技術や製品開発の持続可能なサイクルを構築することを意味しています。本ファンドは、日本で初めて現役の医療関係者が主体となり、医療ベンチャーをサポートすることで「日本発」の医療ベンチャーエコシステムを確立することを目指しています。


<長谷部 光泉教授プロフィール>

長谷部 光泉(はせべ てるみつ) 医師、医学博士(慶應義塾大)、工学博士(慶應義塾大)
・東海大学医学部医学科教授/慶應義塾大学医学部客員教授
・マサチューセッツ工科大学/ハーバード大学医学部Visiting Professor
・AMED橋渡し研究プロジェクトリーダー(シーズF)
慶應義塾大学理工学部に医工連携チームHasebe Research Groupを設立し、医師でありながら工学博士を取得後、様々なグローバル医療機器メーカーとデバイス開発に従事。医療機器の開発の一例として、2019年に許認可申請のための前臨床試験の全てを長谷部が担当したBiomedical Solution社の脳血栓回収ステントが上市され、現在も多くの患者を救うキラーデバイスとなっている。その他、上市された医療機器多数。コロナ禍において、アカデミアの優れた国内技術を世界に出す新たなスキームを模索し、早期に患者に笑顔を届けるべく、今回のベンチャーキャピタルファンドを立ち上げた。30件以上の国内外学会賞受賞歴を持つ現役医師であり研究者、ベンチャーキャピタリストである。

「DMC1号投資事業有限責任組合」概要
ファンド名:DMC1号投資事業有限責任組合
設立年月:2022年11月
現役の医学部教授であり、医学博士・工学博士である長谷部 光泉氏が代表を務める日本発の医療系ベンチャーキャピタルファンド。研究開発シード期~許認可取得フェーズまでのベンチャー企業に対し、医療機器・医薬品開発事業に特化したハンズオン投資を実施する。海外と比べても遜色ない研究開発環境を提供し日本の医療系ベンチャーを支援することにより、日本における「医療ベンチャーエコシステム」を確立することを目的に設立。

■田中貴金属グループについて
田中貴金属グループは1885年(明治18年)の創業以来、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開してきました。国内ではトップクラスの貴金属取扱量を誇り、長年に渡って、産業用貴金属製品の製造・販売ならびに、資産用や宝飾品としての貴金属商品を提供しています。貴金属に携わる専門家集団として、国内外のグループ各社が製造、販売そして技術開発において連携・協力し、製品とサービスを提供しています。
2021 年度(2022年3月期)の連結売上高は7,877億円(※)、5,225人の従業員を擁しています。
※当連結会計年度より収益認識に関する会計基準の適用により、売上高は一部の取引において純額表示しております。

■産業事業グローバルウェブサイト
https://tanaka-preciousmetals.com/jp/

■製品問い合わせフォーム
田中貴金属工業株式会社
https://tanaka-preciousmetals.com/jp/inquiries-on-industrial-products/

【プレスリリースは下記URLよりダウンロードをお願いいたします。】
https://prtimes.jp/a/?f=d31501-20221129-52cc61f2b0ef609a40b80bc85db72a6f.pdf
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