医療・医薬・福祉

消化器疾患および免疫疾患を引き起こす主要なGPCRの同定およびバリデーションを目的としたオックスフォード大学およびルーヴェン大学との共同研究契約締結のお知らせ

そーせいグループ株式会社
当社グループのTIV戦略 とトランスレーショナルメディシンへの注力に基づき構造ベース創薬のための疾患関連GPCRターゲットの迅速な優先順位付けを可能にする共同研究契約


G タンパク質共役受容体(以下「GPCR」)に対する構造ベース創薬(SBDD)および開発の世界的リーダーである当社グループは、英国オックスフォード大学のMRCウェザーオール分子医学研究所およびベルギーのルーヴェン・カトリック大学とトランスレーショナルメディシンおよび共同研究に関する契約を締結しましたので、お知らせいたします。本共同研究では、それぞれの学術グループの革新的なテクノロジーと研究力を応用し、炎症性腸疾患(IBD)を含む消化器疾患および免疫疾患を引き起こす主要なGPCRの同定、バリデーションおよびSBDDのターゲットとしての優先順位付けに注力します。

IBDは、世界的に有病率が増加している不均一性を有する慢性炎症性疾患です。1990年から2017年の間に、IBDの患者数は350万人超から700万人近くまで増加しました*1)。治療に関する展望が広がっているにもかかわらず、IBD患者の50%以上が従来の治療あるいは先進的な治療に不応答であるのが現状です。治療効果が得られない主な理由としては、本疾患に罹患した患者さまにおいて変化する正確なタンパク質、細胞、メカニズムに関する理解が不十分であること、また、患者間の疾患の不均一性が十分に理解されていないことが挙げられます。

MRCウェザーオール分子医学研究所 MRCヒト免疫学ユニットのAlison Simmons教授の研究グループは、最先端のテクノロジーとヒト患者の組織サンプルとの組み合わせにより、慢性腸炎を引き起こすGPCRの役割を明らかにし、IBDの治療に新たな機会を提供することを目指しています。

ルーヴェン・カトリック大学の Séverine Vermeire教授とBram Verstockt教授が率いる研究は、IBDの「インタラクトーム*2)」におけるGPCRの発現と機能についての知見を得るために、厳密に精査された患者サンプルの解析を行う補完的なマルチオミクスアプローチを提供するものです。この研究を通じて、共同研究パートナーは、IBDに対するプレシジョンメディシン(精密医療)の実現に向けたさらなる進歩に貢献するため、治療効果のある患者集団と治療に不応答である患者集団における主要なGPCR標的の生物学的関連性をヒトオルガノイド培養で同定し確認できることを期待しています。

当社グループトランスレーショナル・メディシン部門 シニア・ヴァイス・プレジデントであるアラスター・ブラウンは次のように述べています。「本共同研究は、当社グループの卓越したトランスレーショナルメディシンを追求するという考えに基づき、GPCRターゲットの同定およびバリデーション戦略をサポートするものです。この戦略は、当社グループのトランスレーショナルメディシンの能力を強化し、消化器疾患や免疫疾患の治療のための新しいGPCRターゲットを見出す機会を拡大するために、一流の学術研究機関と提携することを意味します。当社グループの共同研究先は、オックスフォードとルーヴェンの両地域において、革新的かつ補完的なスキルを持ち、当社が免疫疾患におけるGPCRの役割をより深く理解し、将来の創薬機会を加速させるために役立つと確信しています。」

オックスフォード大学のAlison Simmons教授は次のように述べています。「Sosei Heptaresと共同で、それぞれの研究力を結集し、炎症によって活性が変化する消化管における主要なGPCRの機能を探索することができることを喜ばしく思います。我々は、本共同研究による研究成果をヒト組織サンプルで検証し、IBDを発症している腸の健康を改善する新規治療薬のための構造ベース創薬にどのように反映させることができるかを検討します。」

ルーヴェン・カトリック大学の Séverine Vermeire教授は次のように述べています。「Sosei Heptaresとの共同研究は、GPCR の理解を深めることが、将来の IBD 治療に対する大きな関心を集め影響を与える可能性があることを示すものです。GPCR に着目した SBDD の先駆者である臨床段階のパイプラインを有するバイオ医薬品企業と、臨床研究に関する主要学術機関との重要なつながりを持つことになる本共同研究契約締結を、我々は大変喜ばしく思っています。」

以上

*1) GBD 2017 Inflammatory Bowel Disease Collaborators. The Lancet Gastroenterology and Hepatology. Volume 5, Issue 1, p17-30, January 01, 2020
*2)インタラクトームとは、ある特定の細胞における分子間相互作用の総称


Sosei Heptaresについて

当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR(R)技術ならびに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。

これまでアッヴィ社、アストラゼネカ社、バイオヘイブン社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、GSK社、Kallyope社、ニューロクライン社、ノバルティス社、ファイザー社、武田薬品工業株式会社、Verily社などの大手グローバル製薬企業および新興バイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。

「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR(R)は、当社グループの商標または登録商標です。


詳しくは、ホームページhttps://soseiheptares.com/をご覧ください。

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