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【心臓を見守る】ペースメーカー使用で注意すべきこと

株式会社Smart119
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、「ペースメーカー」を解説したイラストレーションを、本日一般公開しました。不整脈を持つ患者さんが使用するペースメーカーは、心臓の動きを常に監視し、異常な時には、電気信号と発して拍動のリズムを正常に戻すものです。電子機器であるこの装置は、体内に埋め込まれており、患者さんのみならず周囲の人にも日常生活の中では注意すべき点があります。救急集中治療医の見地から、ペースメーカーとは何か、また知っておいてほしい事柄を親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。



1日に約10万回拍動する心臓は、電気によって収縮と拡張のリズムを繰り返して、全身に血液を循環させています。電気で心臓が動くのは不思議と思われるかもしれませんが、健康診断にある「心電図」は、心臓の筋肉に流れる電流を測定しているものです。電気の流れは信号として規則正しいリズムを打ちますが、心電図で異常な電気信号が認められた場合には、心疾患の検査が必要となっていきます。

心疾患は、脈拍が遅くなったり(徐脈)早くなったり(頻脈)、または一時的に停止をする不整脈が挙げられます。特に、徐脈が発症する不整脈では、ペースメーカーを体内に埋め込み、常に心臓の電気信号を監視し、異常な信号を検出した時には電気刺激を発して拍動のリズムを正常に戻しています。こうして、めまいや失神、そして心不全の発症を抑え、日常生活に支障ないように心臓の働きを助けている機器なのです。

ペースメーカーは、電気信号を感知するセンサーと電気刺激を与える両機能を持つリード(導線)と、電池と制御装置を内蔵する本体からなる電子機器です。電磁波の影響を受けやすく、時として誤作動を起こします。したがって、スマートフォンやICカード読み取り機からは、ある程度の距離(12~15cm)をとって使用をしなくてはいけません。また医療機器も電磁波を発していますから、病院で受診する際には「ペースメーカー使用」を伝えること、また所持する『ペースメーカー手帳』を提示してください。

ペースメーカーは心臓を見守る大切な機器です。日常では電磁波を避けること、また万一の救急時のために『ペースメーカー手帳』を携帯して、装着者であることが周囲の人にわかるようにしましょう。

◆テーマ
「ペースメーカーってなに?」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
矢澤まり(外科専門医)

◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000557.html

◆心臓を動かすとは

人の心臓は、1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返して、全身に血液を送らせている
心臓の動きは、電気信号によるもの
電気信号が乱れ正常に動かなくなった心臓を助けるのがペースメーカー


◆ペースメーカーを必要とする場合

電気信号に異常が認められ、脈拍が遅くなり(徐脈)、めまいや失神、心不全を起こす不整脈の場合に装着する


◆ペースメーカーの仕組み

心臓のリズムを24時間監視し、異常時に電気信号を発して、拍動を正常に戻す治療機器
心臓の電気信号を感知するセンサーと電気刺激を与える両機能を持つリードと、電池を内蔵した制御装置である本体からなる電子機器で体内に埋め込まれている
6~10年で電池が消耗する。その際は本体を手術で交換する


◆ペースメーカー手帳

『ペースメーカー手帳』は装着時に発行される
本人、ペースメーカーの機器情報、また、かかりつけ病院などが記載されている
医療機関受診時には提示すること
救急の時に「ペースメーカー使用」を周囲に知らせるために携行すること


◆ペースメーカー使用の注意点

スマートフォンは、装着部分から15cm以上離して使用する
携帯電話、スマートフォンで通話をする場合は、装着部分と反対側の耳に当てる
駅の改札などにある非接触ICカード読み取り機では、12cm以上離してタッチする
低周波電流が流れている電気風呂は、誤作動を誘発されることから入浴をしない


◆参考資料
・公益財団法人循環器病研究振興財団
『知っておきたい 循環器病あれこれ 最新型ペースメーカーと植え込み型除細動器~仕組みや治療実際~』
http://www.jcvrf.jp/general/pdf_arekore/arekore_149.pdf

・日本循環器学会 『不整脈非薬物治療ガイドライン(2018 年改訂版)』
https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/07/JCS2018_kurita_nogami.pdf

・一般社団法人 日本不整脈デバイス工業会『ペースメーカ、ICDをご使用のみなさまへ』
https://www.fukuda.co.jp/public/pacemaker/pdf/002.pdf

・総務省『各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器等へ及ぼす影響を防止するための指針』
https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/medical/H28guide.pdf

◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。

<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。



【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
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