医療・医薬・福祉 教育・資格・人材

ひきこもりのための田舎のシェアハウス「人おこし」、新体制へ

NPO法人山村エンタープライズ
「不登校」「ひきこもり」など生きづらさを抱える若者のための田舎のシェアハウス「人おこし」を運営するNPO法人山村エンタープライズ(所在地:岡山県美作市)は、2023年4月1日をもちまして、代表理事に能登大次(ノトヒロツグ)が就任したことをお知らせいたします。 また、併せて役員も交代し、新たな体制で若者支援事業を推進してまいります。


創業メンバーの藤井と能登が代表理事を交代2016年の創業時から代表理事を務めた藤井裕也(フジイヒロヤ)が副代表理事に就任し、前理事兼事務局長の能登大次が、代表理事に就任いたしました。これまで現場で若者たちと直接触れ合ってきた事務局長が舵を取ることで、当事業の強みである地域とのつながりを一層深め、より現場目線、より当事者目線で、機動的な事業展開を目指します。



▶専門家による役員チーム新代表理事のもとでの新しい役員体制は下記の通り。若者・家族支援や医療現場の第一線で活躍する人材を理事に迎え、専門家によるバックアップ体制をより一層強化します。




▶「人生の空白を埋める」人おこしシェアハウス
  代表理事 就任のご挨拶|能登大次この度、NPO法人山村エンタープライズ代表理事に就任いたしました能登大次です。2016年の人おこしシェアハウス開設から7年間、事務局長という立場で現場を預かり、たくさんの若者たちと日々を過ごしてまいりました。彼らの多くは、小中高でクラスに馴染めなかったり、いじめられたり、そして学校にいけなくなったり・・・それでもがんばって就職したものの続かない、、そうしてずっと家にいるうちに家族との関係も悪くなり・・・そんなつらい過去をたくさん抱えてやってきます。そんな彼らへの「就労支援」は、殆どの場合うまくいきません。だって、彼らに足りていないのは「就労」よりも、ずっと手前の部分だからです。それは「充実感」「自信」「希望」など、人生の基礎となるものです。学校時代から青年期まで、彼らには友達との楽しい思い出もなければ、青春時代のあんな経験もこんな経験も真っ白。そんな人生の中から「充実感」「自信」「希望」が湧いてくるでしょうか。そしてそのように人生の基礎がすっかり抜けている状態で、「やりたいことを見つけろ」「進学しろ」「就労しろ」・・うまくいくわけがありません。だから「人おこしシェアハウス」では、まずは彼らの「空白」を埋めてあげることを一番大切にしています。スタッフや仲間たちとの共同生活や地域での体験など、充実した日々を積み重ねていると、彼らは自然に次の一歩を踏み出してくれます。その点において、・理解ある地域の受け入れ先の豊富さ・地域スタッフである、おじちゃんおばちゃん(主婦のお姉さま笑)のあたたかさこそが、人おこしシェアハウスの最大の強みであり、そして彼らが笑顔を取り戻す源泉です。NPO法人山村エンタープライズは新体制のもと、一人でも多くの若者が人の優しさに触れ、希望を胸にして、羽ばたいてくれるよう、この強みをさらに充実させ事業に磨きをかけてまいります。引き続き、みなさまの温かいご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


[NPO法人山村エンタープライズ代表理事 能登大次 略歴]1974年仙台生まれ。東北大学大学院国際文化研究科修了。聖和学園高等学校非常勤講師を経て復学、金沢国際デザイン研究所プロダクトデザイン科卒業、オランダDesign Academy Eindhoven IM Master Course中退。帰国後東京にてデザイナーデュオ能登夫妻として雑貨類のデザイン業を開業。311をきっかけに岡山に移住し、美作市地域おこし協力隊として3年間の活動を経て、NPO法人山村エンタープライズを起業、理事兼事務局長を経て現在に至る。【人おこしシェアハウスとは】「学校に行けていない」「ひきこもっている」「コミュニケーションが苦手」など、生きづらさを抱える若者たちが全国から集い、社会的自立をめざすシェアハウス。岡山県北部の大自然に囲まれて、仲間たちと一緒に、そして支援のある安全な環境で、少しずつチャレンジ!さまざまな経験を積み、次のステップへと進んで行きます。■公式ウェブサイト:https://hito.sanson.asia/


【企業情報】NPO法人 山村エンタープライズ2012年岡山県北「梶並地区」の地域おこしを目的として任意団体を設立し、2015年にNPOとして登記。限界集落の地域活性化を目指し2012年に立ち上げた「山村シェアハウス」で、不登校・ひきこもりの若者が次々に自立していった経験から、2016年春「人おこしシェアハウス」をローンチ。カウンセラー、心療内科医、臨床心理士、精神保健福祉士などの専門家から、地域の企業や農家さん、お寺さん、そして近所のおじちゃんおばちゃんまで、地域の包摂力を結集して、若者たちを応援する、「ひきこもり支援」の新しいモデル構築を目指す。






企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)