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2022年のデータをもとに歩行速度を調査 /年代・地域別

レイ・フロンティア株式会社
ライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」を提供する、レイ・フロンティア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:田村建士 以下、レイ・フロンティア)は、「2022年のデータをもとに歩行速度を調査 /年代・地域別」に関するデータを公開した事をお知らせします。


※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2023/04/28/185848

歩くことが健康に良いということは、皆さんなんとなく認識していると思います。
単純に歩くだけではなく、ある程度の速さで歩くこと(一般的にはウォーキング)も健康に良いということもなんとなく認識しているかと思います。
健康診断の結果、ダイエットや運動のためにウォーキングを始める人はいませんでしょうか。
あるいは医療費の節約や健康であり続けたいということで、ウォーキングをしている人はいませんでしょうか。
なんとなくではなくエビデンスを持って健康に良いかどうかを知るために、研究も
されてきました。
その結果、近年では歩行速度が健康年齢や寿命と関連しているというエビデンスが出てきています。
歩行速度が速いほど平均寿命や健康寿命が長い傾向があるそうです。
海外では足の専門病院(足科・足病科・ポダイアトリー)が一般的になっている中、日本でも足の専門病院が開設される動きが出てきたりと足への関心が高まっています。


そこで今回は歩行速度が健康に関連しているということで、日常生活でウォーキングしている人の歩行速度はどのくらいなのかを、弊社に蓄積されているデータから調べてみました。

調査元データ


※ 弊社アプリ日々の歩数や移動などの位置情報と写真を自動的に記録するアプリ「SilentLog」より収集したデータに匿名化処理を施したもの
※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
【データ概要】
歩行速度と推定属性情報
移動時間によって次の通りに仮定
30分以上:ウォーキング
30分未満:徒歩


【期間】
2022 年 1 月 1 日(土)~ 12 月 31 日(土)の1 年間


【対象エリア】
47 都道府県


【調査対象者】
期間内にログがある方

分析調査


まずは年代別で平均歩行速度・距離をみていきたいと思います。
次の図は年代別での平均歩行速度を表しています。

当たり前の結果かもしれませんが、ウォーキングの方が徒歩よりも平均歩行速度が速い傾向を示しています。
細かく見ると、徒歩の方は各年代で差があまりなく時速 3.5 kmほどですが、ウォーキングでは各年代に差があり時速 4.5 kmの付近で幅があります。
今回の結果では、ウォーキングにおいては 50 代が最も速く移動していることが示されています。
若い年代の方が速いというわけではないようです。
徒歩では 70 代以降になると遅くなっていますが、ウォーキングになると速い方もいることがわかります。
歩行速度が速いほど平均寿命や健康寿命が長いという観点で見ますと、80 代が 20 代と同じくらいの速度でウォーキングしていることがわかります。


次の図は年代別での平均歩行距離を表しています。

ウォーキングと徒歩を 30 分を境に分けているのでウォーキングと徒歩の距離に差が出ていますが、今回は置いておきます。
傾向としては歩行速度の時と同様に、徒歩の方は各年代で差があまりないようですが、ウォーキングでは各年代に差があります。
速度と異なり、若い方が長い距離を歩いていないことがわかります。
同じくらいの速さだった 20 代と 80 代で 500 mほど差があります。
この関係性を確認するために歩行時間も見ていきます。

次の図は年代別での平均歩行時間を表しています。

ウォーキングに費やしている時間は、若いほど少なく、高齢になると多く費やしていることがわかります(もしかしたら散歩が含まれている可能性もございます)。
この傾向から同じくらいの速さだった 20 代と 80 代で 500 m ほど差が出たことがわかります。
徒歩に関しては、中年期が少しだけ他の年代より少ない傾向が見えます。


ここまでは年代別で見てきましたが、地域別でも見てみたいと思います。
次の図は地域別の平均歩行速度になります。


ウォーキングと徒歩の速さに地域差があることがわかります。
ウォーキングは地方が速いですが、徒歩に関しては関東圏や 6 大都市といわれる地域の方が速い傾向を示しています。
ウォーキングの中でも高知県、大分県は時速 5 kmを超えています。

距離に関しても見ていきます。
次の図は地域別の平均歩行距離になります。


年代別と同様にこちらもウォーキングと徒歩を 30 分を境に分けているのでウォーキングと徒歩の距離に差が出ていますが、今回は置いておきます。
歩行速度と同様に距離に関してもウォーキングは地方が、徒歩に関しては関東圏や6大都市といわれる地域の方が長い傾向を示しています。
ウォーキングに関しては歩行速度で上位だった県が、例えば距離では 1 位であった高知県が上位に入っていません。
代わって速度では上位に入っていなかった宮崎県が距離では 1 位に入り、宮崎県、大分県ともに 4 kmを超えています。
年代別と同様に、ウォーキングに費やす時間が異なるのかもしれませんので、時間でも確認していきたいと思います。

次の図は地域別の平均歩行時間になります。


ウォーキングに費やしている時間は、宮崎県、鳥取県、佐賀県の 3 県が 50 分を超えています。
高知県に関しては 40 分ほどになっています。
このことから速度で 1 位だった高知県が距離では上位ではなくなったことがわかります。
徒歩に関しては、速度・距離と同様に関東圏や 6 大都市といわれる地域の方が長い傾向を示しています。


ウォーキングでの速度・距離・時間の 3 つで常に上位だった県は、大分県、富山県だったことがわかりました。
地域差が出ているのはもちろんインフラや産業構造の影響も考えられます。
大分県に関しては「 厚労省発表の健康寿命の令和元年値について※」の 2019 年で健康寿命が1 位だったのはウォーキングの影響もあるかもしれません。
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf

まとめ


年代別
・歩行速度
  ウォーキング < 徒歩
  徒歩:各年代で差があまりなく時速 3.5 kmほど
  ウォーキング:各年代に差があり時速 4.5 kmの付近で幅あり
  ウォーキングにおいては 50 代が最も速く移動している
  若い年代の方が速いというわけではない
  80 代が 20 代と同じくらいの速度でウォーキングしている
・距離
  徒歩:各年代で差があまりない
  ウォーキング:各年代に差がある
  若い方が長い距離を歩いていない
  同じくらいの速さだった 20 代と 80 代で 500 mほど差がある
・時間
  ウォーキング:若いほど少なく、高齢になると多く費やしている
  → 同じくらいの速さだった 20 代と 80 代で 500 m ほど差が出た
  徒歩:中年期が少しだけ他の年代より少ない傾向

地域別
・歩行速度
  ウォーキングと徒歩の速度に地域差がある
  ウォーキングは地方が速いが、徒歩は関東圏や 6 大都市といわれる地域の方が速い傾向
  ウォーキングの中でも高知県、大分県は時速 5 kmを超えている
・距離
  ウォーキングは地方が、徒歩に関しては関東圏や 6 大都市といわれる地域の方が長い傾向
  ウォーキングでは歩行速度で上位だった県が、例えば距離では 1 位であった高知県が上位に入っていない
  → 代わって速度では上位に入っていなかった宮崎県が距離では 1 位に入り、宮崎県、大分県ともに 4 kmを超えている
・時間
  ウォーキング:宮崎県、鳥取県、佐賀県の 3 県が 50 分を超えている
  高知県に関しては 40 分ほど
  速度で 1 位だった高知県が距離では上位ではなくなったことがわかる
  徒歩:速度・距離と同様に関東圏や 6 大都市といわれる地域の方が長い傾向
  ウォーキングでの速度・距離・時間の 3 つで常に上位だった県は、大分県、富山県

※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます


以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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レイ・フロンティア株式会社について
個人向けスマートフォンアプリの開発運用、及び、法人向けに独自の移動データの収集・推定技術を強みとした、サービスの企画提案コンサルティング、アプリケーションデザイン・開発、運用中のカスタマーサクセス支援(開発・技術支援等)を行っております。

詳細は下記より導入実績をご確認ください。
https://www.rei-frontier.jp/case/

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