ｅロボティクスは簡易陰圧装置「可搬型陰圧クリーンドームＨＡＰＰＹＢＩＲＤ車椅子タイプ」などの新たな感染症対策製品の販売を開始しました。

株式会社ｅロボティクス茨城
２０２３年５月８日から新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染症法での位置づけが２類から５類になりましたが、感染症の脅威は変わりません。５類になっても「まもる人をまもる」、今後も普段からの備えが大切です。株式会社ｅロボティクス（本社：南相馬市　代表取締役：板羽昌之）は、医療機関・救急隊・高齢者介護施設向けの新たな感染症対策として、可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDの「車椅子タイプ」と「ドクターヘリ搭載タイプ」の販売を開始しました。

可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDとは、HEPAフィルター付き陰圧装置と使い捨てBOXを組み合わせた画期的な感染症対策製品です。感染症患者さんの移動・隔離・ケアなどにご利用頂ける製品です。

１．簡易陰圧装置開発の経緯と販売実績
　２０２０年４月新型コロナウイルス第１波感染拡大の最中に、当社が持つ放射性物質拡散防止技術と福島県立医科大学附属病院様や鳥取大学医学部附属病院様との医工連携協力により製品開発、現在までに簡易陰圧装置可搬型陰圧クリーンドームとして北海道から沖縄まで全国７０施設へ累計１００セット以上の販売を行ってきました。

２．可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDとは？
　HEPAフィルタ付き排気ユニットと使い捨てＢＯＸを組み合わせた感染症対策製品です。一般的な陰圧装置は、部屋全体や病床周り全体を覆う形で換気する大掛かりな設備になっていますが、可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDは患者さんの呼吸域のみを換気する可搬型の簡易陰圧装置です。
　患者搬送車両や病床確保に伴いコロナゾーニングが難しい病院で使用することで、ウィルス拡散による二次感染拡大リスクを軽減できます。またドーム部はディスポタイプなので使用後の消毒など医療従事者の負担も軽減できます。

３．新製品の特徴
　利用者様からの要望に応えて、ベッド・ストレッチャータイプの寝姿勢から患者さんが少しでも楽な座位姿勢の車椅子タイプへ、小型軽量化やモバイルバッテリー採用による長時間使用を想定した可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDです。

　２０２３年５月８日から新型コロナ感染症法の分類が２類から５類へ引下げられましたが、これまで発熱外来を設置していなかった一般クリニックなど新たにコロナ患者を受入れる医療機関からは、コロナ感染対策の難しさによる課題を指摘する声もあります。可搬型陰圧クリーンドーム HAPPY BIRDはこれら医療現場などの最前線課題解決の一助になる画期的な感染症対策製品です。
◇取扱い動画　https://www.youtube.com/watch?v=nl8aBu089N0
◇防災産業展2023インタビュー動画　https://www.youtube.com/watch?v=FeTERwB0nwI

また、ドクターヘリ搭載タイプの簡易陰圧装置は、ドクターヘリの運用に関わる医療従事者等関係者の意見を取り入れて、実機試験を行い開発致しました。開発状況については下記の開発動画にてご覧いただけます。
◇Fukushima Tech Create開発動画　https://www.youtube.com/watch?v=WB6a3WS9RSw

４．補助金対象製品
※厚生労働省PDF『令和５年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業（医療分）の実施に当たっての取扱いについて』
https://www.mhlw.go.jp/content/001084270.pdf
※2023年5月8日からの新型コロナウィルス感染症の5類感染症引き下げに伴い、地域の実情に応じた柔軟かつ機動的な医療提供体制を整備するため、都道府県の取組を包括的に支援することを目的とした補助金です。