医療・医薬・福祉

形状変形可能な自助具「くぅぽの」の販売開始について

ユニチカ株式会社
ユニチカトレーディング株式会社(本社:大阪市中央区 社長:久内 克秀)は、3Dプリンターで製作する形状変形可能な自助具「くぅぽの」の販売を開始しました。


 本製品には、ユニチカ株式会社が開発した3Dプリンター用感温性特殊フィラメント「TRF(Thermo Reactive Filament)」の改良版である「TRF+H」を使用、「TRF+H」で3Dプリントした造形物は、約45℃以上に加温すると柔らかくなり形状を変化させることができます。当社はこの特長を最大限に活かして既製品でありながら使用する人に合わせて調整できる自助具を開発し、「くぅぽの」ブランドで販売を展開します。
 第一段階として「くぅぽの」専用のブランドサイトを開設し情報発信を行うと共に、当社のオフィシャルショップ(eコマース)で、障害のある人や介護関係者向けのネット販売も開始します。また、介護用品カタログ販売事業者様との取り組みを模索し、全国のリハビリテーション施設、福祉ホーム、関連団体等に広く商品を提案する予定です。
 当社は自助具ブランド「くぅぽの」を通じて、障害のある人の自立支援と社会活動への積極参加の促進に貢献します。

自助具「くぅぽの」について

1.ブランドコンセプト


 「kūpono」はハワイ語で“自然な”や“ありのまま”という意味があります。障害のある人が自助具を使って自分でできることが増えることで、“自然と自分らしさを表現できるように“との願いが込められています。

2.基本コンセプト

 ●製品の企画・設計を作業療法士が監修し、使われる方や介助する方にとって安全で使い易い商品であることを一番に考えます。
 ●3Dプリンターでの造形・仕上げは奈良県香芝市の就労支援施設「Good Job! センター香芝」に依頼、「くぅぽの」を使う人が増えれば、その分だけ仕事と対価を同センターに還元できるサイクルを作ります。
 ●「超高齢化社会」において介護する人口が減少する中、高齢者の自立支援に貢献できる商品を提供することで、社会的な問題の解決に企業として取り組みます。
 ●大量生産・大量消費ではなく、本当に必要なものを適切な数量で供給するという新しいモノづくりを確立し、廃プラ等による環境負荷の軽減に努めます。

3.商品について

 食事のサポートを主としたユニバーサルデザインの固定具3タイプを発売します。


4.自助具「くぅぽの」WEBサイト開設

 https://kupono.unitrade.co.jp/
 このWEBサイトには「くぅぽの」のプロモーション動画をはじめ、製品の詳細やフィッティング方法の動画、チームメンバーのインタビュー記事などを掲載しています。また、本サイトから購入ページにアクセスできます。


5.今後の展開について

 発売を開始した手指固定具は継続的な改良を行い、さらに利便性を高めた自助具へと進化させる予定です。また、自助具の制作を行っている作業療法士やNPO法人、ボランティアと積極的な交流を図り、障害のある人が自ら動作を行う上で、必要な機能を研究・開発し、使い手にとって“本当に必要な商品”を提供して参ります。

以 上

※自助具とは、身体が不自由な人が日常生活動作をより便利に、より容易にできるように工夫された道具です。

<本件に関するお客様からの問い合わせ先>
ユニチカトレーディング株式会社
新事業開発室 東京
TEL: 03-3246-7687
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