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オンライン不妊相談利用者の43%以上が複数領域の悩みを同時に抱えている現状が浮き彫りに

株式会社ninpath
妊活・不妊治療や産むことに関する"複雑で多様な"悩みや不安への対処の必要性が顕在化

不妊治療可視化アプリ「ninpath」を提供する株式会社ninpath(本社:東京都港区、代表取締役CEO:神田大輔)がこれまでに実施したオンラインカウンセリング(相談)事業から、利用者の相談内容を調査した結果を公表し、実際の相談内容が3つ(心理、治療内容、仕事やキャリア)の領域もしくはうち2つの領域にまたがっているケースが4割以上にのぼることがわかりました。 なお、ninpathでは複数領域のカウンセラーが連携しながらご相談をお受けする体制でサービスを提供しており、今後も複雑で多様な"困りごと"を抱えておられる皆様をサポートさせていただくとともに、子どもを望む人の意思決定に伴走し、安心して多様な選択肢が取れる社会をつくることを目指して取り組んでまいります。




■ 相談内容の4割が「心理・治療内容・仕事やキャリア」のうち複数領域にまたがっている現状
現在ninpathでは生殖心理カウンセラー(臨床心理士)による「生殖心理カウンセリング」、不妊カウンセラーによる「不妊カウンセリング(治療相談)」、キャリアコンサルタントによる「キャリアカウンセリング」の3種類のオンラインカウンセリングを提供している。個人カウンセリングの場合は1回45分で利用者の様々な相談を受けている。

相談内容を分類化してみると、上記(心理面、治療内容、仕事やキャリア)の3つもしくはうち2つの領域に相談内容がまたがっているケースが43%にのぼることがわかった。

利用者は、複数ある悩みから対象を絞って相談されている可能性が高く、実際には43%以上の方が複数領域の悩みや不安を抱えていると想定される。

利用されたカウンセリング種類別では、心理カウンセリング利用の場合に相談内容が複数領域にまたがっている割合が約57%と最も高かった。キャリアカウンセリング利用の場合には複数領域にまたがるケースは34.5%と相対的に低かったものの、特に職場環境や両立の悩みに関連したメンタル不調などが多く見られた。

このことから、妊活・不妊治療など産むことに関連したカウンセリングは、この領域に広く精通している各領域の専門家が対応にあたる重要性と、多様な領域の専門家が連携をしながら利用者に伴奏する体制の必要性が明らかになった。


ninpathでは「不妊治療・生殖・産むこと」に特化することで、利用者の相談に具体的かつ的確に対応しながら、専門家同士が連携することで多様なお悩みにもお応えできるサービス体制を構築しています。
実際に、利用者からは「不妊治療を初めてから夫婦関係にも問題が生じており、過去には自治体の相談や、助産師、臨床心理士などにも相談をしてきたが、全く話にならなかった。生殖心理カウンセラーに出会って初めて前に進めている、産後も定期的に利用したい」といった声もいただいており、カウンセリングのサービス内容については高い評価を頂いています。

■ カウンセリング相談内容は非常に多岐に渡っており、内容の分散化が顕著だった
相談内容を小項目のカテゴリで分類化し、カウンセリング全体に占める割合をランキング形式で表出したところ、最も多い病院選び・転院についての相談でも相談内容の7.7%を占めるにとどまったことから、相談内容の分散化が顕著であることが示される結果となった。
なお、利用者の属性や背景、対応の範囲が異なるようなケースはある程度細かく分類しているため、例えばメンタル不調でもペリネイタル・ロス(流産等)の経験を含むか含まないかで異なるカテゴリとしている。

病院選びや転院(転院するかの是非や、転院先の医療機関の選択肢など)についての相談が最も多いものの、全体の7.7%を占めるにとどまった。利用者からは医療機関の具体的な比較や特徴についても質問が多く、それらへの回答が得られるninpathの不妊カウンセリングは、高い満足度評価を得ている。

ペリネイタル・ロス(流産、死産、新生児死亡など、周産期の子どもの喪失)の経験をお持ちで、メンタル不調(日常生活に支障が出ている、うつ症状がある、涙が止まらなくなる、人と会えない、気力がない等)を自覚されている方のご相談が次いで多く、6.2%を占めた。
ninpathは産むことに向き合っている方が、これだけ多くペリネイタル・ロスとメンタル不調を経験している事実を重く受け止めており、中には医療者からの心無い対応でより傷ついたといったご相談もあったことから、心理の専門家である生殖心理カウンセラーが広くケアをご提供できる環境づくりに一層尽力したい。

3番目には不妊治療と仕事の両立に関する相談が入り、全体の5.2%に上った。内容としては「どうしたら両立できるのかわからない」「やむを得ず勤務形態を変更したが仕事の負担が減らず困っている」といったものや、「職場での治療についての伝え方や仕事と治療を両立するためのスケジュールの立て方」など具体的な相談まで多岐に渡っている点も特徴的だった。
ninpathでは企業勤務経験や人事経験の豊富なキャリアカウンセラーによる企業側の視点も交えて具体的なアドバイスが得られ、利用者からも高評価を頂いている。

4番目以降、治療関連では、高度不妊治療で治療が行き詰まっている方による今後の治療方針(追加の検査や手術等の治療を行うか、採卵をやり直すか等)の相談や、医療機関での説明や対応に対する疑問や納得ができなかったので教えてほしい、といった相談も多くあった。

心理/メンタル関連では、カップル(夫婦)の妊活に対する温度差や考え方の違いについての対処についての相談や認識合わせの場としてカップルカウンセリングを利用されるケースも多くあった。また、不妊治療をしている・いないに関わらず「自分が子どもを持ってよいのか」「ほんとうに子どもが欲しいのかわからなくなるときがある」「治療に前向きになれない」といった不安を抱えている方も比較的多くいらっしゃることも明らかとなった。



■ 相談内容の多様さが目立つ結果に
今回の調査では、妊活・不妊治療・産むことに関する相談内容は非常に幅広く、個人やカップルによっても全く異なることが示された。ランキング10位以降を含めて、相談内容をグルーピングして図にしたものが以下である。

産むことに関する相談内容が非常に多様であること、妊活・不妊治療中だけでなく、治療前、治療終結後や、妊娠中・産後にも続くお悩み、比較的若年の方の将来を見据えたご相談など、幅広い状況の方にご利用いただいていることが可視化される結果となった。

図中では量的な情報は含んでいないものの、不妊治療に関連しては「先進医療B」として一部の医療機関のみで保険制度との併用がスタートしているPGT-Aについてや、保険診療か自費診療かの選択、高度不妊治療へのステップアップへの抵抗感や迷いがあるといった相談が比較的多くあった。

キャリア関連では、昨今導入する企業が増えている不妊治療休暇の取得後に(妊娠しておらず)復職を迷うケースや職場に戻りづらいといった悩みも聞かれ、現行の支援制度での課題も浮き彫りとなった。

カップル関係では、セックスレスやパートナーへの不満などすれ違いを背景とした相談が多かった一方で、パートナーのメンタル不調への対応や心構えなどを知りたいといった前向きな相談も複数寄せられた。


ninpathのカウンセリングでは個別のご事情に応じた的確なサポートをさせていただけますので、これまでにご利用頂いた方と同じような悩みや不安を抱えている方がいらっしゃれば、また、ここにはない産むことに関するお悩みをお持ちの方も、ぜひオンライン相談を試していただければと思います。

■ 調査概要
対象データ:ninpathオンラインカウンセリングにて予約時に利用者に記載いただく「相談したい内容」のテキストを分類化して集計

対象カウンセリング数:199件(※予約不成立やキャンセルとなったものは含んでいません)

対象期間:2022年1月~2023年5月


■ オンライン相談について
予約サイト https://reserve.ninpath.com/

利用方法
1. 予約サイトよりご希望のカウンセラー、ご利用日時を選択し予約(事前のクレジットカード決済となります)
2. 担当カウンセラーより接続用のzoom URL等をご連絡させていただきます
3. ご利用日時になりましたら、パソコンまたはスマホでzoom URLにアクセスしてカウンセラーとお話ください

料金
個人カウンセリング 1回45分(ninpath会員の場合)5,000円、(非会員の場合)7,200円
カップルカウンセリング 1回70分(ninpath会員の場合)8,000円、(非会員の場合)11,500円



■会社概要
代表取締役CEO:神田 大輔
設立:2020年3月
事業内容:不妊治療可視化アプリ『ninpath』の開発・提供と、不妊治療と仕事の両立支援を行う『ninpath career』の提供・運営
サービスサイト:https://ninpath.com/

■本件に関するお問い合わせ窓口
株式会社ninpath 広報:高橋
mail:info@ninpath.co.jp
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