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障がい者の就労支援に特許製法の猫砂づくり!「猫福連携」の全国展開スタート

杉のチカラ株式会社
ペットヘルスケア用品「杉にゃん」を開発する杉のチカラ株式会社は、特許製法の「オーガニック猫砂」の製造のプロセスで障がい者の就労を支援し、高工賃、設備投資ゼロ!を実現する新スキームをリリース致しました。

「杉」の揮発性有効成分を活かすテクノロジーで、森林浴効果を齎すペットヘルスケア用品を開発する杉のチカラ株式会社(本社:埼玉県久喜市、代表取締役 高橋則之)は、完全無添加のオーガニック猫砂を製造するプロセスで、障がい者の就労を支援する福祉事業所と連携するフランチャイズシステム(以下【猫福連携】)により、障がい者の「就労の支援」と「高工賃」を「設備投資ゼロ」で実現する新スキームを完成させ、全国展開に向けてスタート致しました。



■国内障がい者就労の現状
厚生労働省発表の令和4年の「障がい者 雇用状況」によれば、「民間企業の雇用障がい者数は 61 万 3,958.0 人で、過去最高を更新」とあります。一方で、「障がい者の総数は964.7万人で人口の7.6%に相当する」とありますが、その中でも18歳から64歳までの「就労支援施策」の対象者(働きたくても働く場所が無い、障がい者等のために国が要する施策の対象者)の数が377万人なのに対し、令和2年3月時点の「就労支援系、障がい福祉サービス」利用者は約37.5万人であり、「就労支援施策」対象者の1割にも満たない現状です。

つまり、働きたくても一般就労が難しい障がい者への「就労支援策」は、十分とは言えません。さらに、国の方針では「一般就労が困難である者には、就労継続支援B型事業所等での工賃水準を向上させることが重要」とされていますが、令和3年度の就労継続支援B型事業所で支払われた「平均工賃」は、「月額16,507円」に過ぎません。

このような中、一般就労が困難な障がい者への「就労の機会の提供」と「生産活動の機会の提供」ならびに「工賃の向上」が大きな社会課題となっています。

杉のチカラ株式会社(https://suginochikara.co.jp/)では、【猫福連携】による障がい者の社会参加を後押しする「低難易度、高工賃」の仕事の提供と同時に、「杉」の需要低迷による林業衰退などの問題解決にも資する取り組みを全国各地で展開致します。

■猫福連携とは?
簡単に言えば、杉だけを原料に作る特許製法のオーガニッック猫砂の製造プロセスの一部である「天日乾燥作業」を、障がい者就労支援施設と連携して行うというものです。


従来、障がい者の就労を支援する事業者は、障がい者のニーズに適した「高工賃」の仕事を確保するには、何らかの設備投資を求められ、これが取り組みのハードルになっていました。

しかし【猫福連携】では、「高工賃」の仕事で連携するために必要なビニールハウスから、空調機器、作業に必要な器具類までオールレンタル方式のスキームを整備した事で初期投資が不要になりました。

【猫福連携】は、障がい者の「作業し易さ」、福祉事業所の連携への「参加し易さ」、そして「高工賃」と言う三方良しを可能とするビジネスモデルとなっています。

■農福連携との違い
【猫福連携】に近い取り組みとして「農福連携」があります。
「農福連携」は、農業従事者の後継者難や人手不足の解消にもなるとの考えから、国(農林水産省)の後押しもあり、「農福連携」の取り組み事例は数多くあります。しかし、そもそも「農業」は繁忙期・閑散期で仕事量の波があることや、収穫にバラツキが出る事、また重労働になりがちなことや、自然災害の度に就労の機会を失うことなど、障がい者就労とのマッチングが難しい面がありました。

その点、【猫福連携】は、オーガニック猫砂の原料となる「生おが粉」を「天日干し」で乾燥させる作業自体に価値があり、専用のビニールハウスを使用する作業のため、天候にも左右されず、一年中安定した作業ができ、障がい者のモチベーションが途切れず、やりがいにもつながります。




【猫福連携】の天日干し製法は、数千年生きる「杉」の、生き物に優しい「天然有効成分」を凝縮して森林浴効果をもたらすオーガニック猫砂作りには必要不可欠な作業であり、手間のかかる高付加価値の作業です。

そして杉特有の「天然有効成分」を活かしたオーガニック猫砂を作る製法は、「天日干し作業」から「製品化」まで特許製法となっていて、参加する就労継続支援B型事業者は、他の事業者との差別化にもなります。

そのため、障がい者の平均工賃(賃金)も一般就労が難しい人が通う「就労継続支援B型」の作業所としては高い月額4万円以上が可能です。

■森林問題やカーボンニュートラルにも貢献する【猫福連携】
【猫福連携】は「杉の需要低迷」による「林業の衰退」や「育林放棄」など森林放置問題の対策にも貢献します。

オーガニック猫砂の原料となる杉の「生おが粉」は、利用価値の低い「間伐材」や「端材」など「未利用材」が有効活用できる「アップサイクル方式」です。

木材は、そもそも成長過程でCO2を吸収し固定化するため、利活用に伴い排出されるCO2が相殺されるカーボンニュートラルの資源ですが、【猫福連携】では、従来利用価値の低かった「未利用材」が価値ある原料に生まれ変わり、また天日による自然乾燥ではCO2を出さないため、より一層カーボンニュートラルに貢献出来ます。

また、これまで木材(建材)用途だけでは需要が喚起できず、輸入材に押されて下落し続けた「杉」の価値を高める「新用途」として、杉特有の「天然有効成分」を活かす特許製法で作る完全無添加のオーガニック猫砂は、市場の平均的な猫砂価格の倍以上の単価でも、受注は右肩上がりです。

■オーガニック猫砂の市場規模とペットヘルスケア市場の成長力
2020年時点で世界の猫砂市場規模は1.3兆円とのデータがあり、その巨大な市場で家族である愛猫の健康・長寿を考え、安心安全な植物素材であるオーガニック猫砂へのニーズは年々高まり、2030年には世界の猫砂全体が2兆円に成長し、その40%がオーガニック猫砂に変わるとの予測があります。

杉は日本固有種であり、杉を原料に、【猫福連携】で生産する「天日乾燥のおが粉」は、杉特有の揮発性有効成分をたっぷり含み、「吸うサプリメント」と言える「森林浴効果」をもたらす高付加価値のおが粉(プレミアムおが粉)となります。そのプレミアムおが粉で作る完全無添加のオーガニック猫砂は、日本でしか出来ない「ジャパンブランド」の猫砂と言えます。

杉のチカラ株式会社は、世界の猫砂市場に、「ジャパンブランド」の「杉」のオーガニック猫砂を普及させ、杉の需要を喚起し、「林業の10次産業化」の実現を目指します。
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