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住まいを失った若者が短期間居住できる個室シェルターを開設

特定非営利活動法人サンカクシャ
~生活環境を整えながら居場所や就労支援を提供し、自立できるまでを継続的にサポート~

特定非営利活動法人サンカクシャ(本部:東京都豊島区、代表理事:荒井佑介、以下サンカクシャ)は、この度 、住まいを失った若者が自分の住まいを確保できるまで短期間居住できる個室シェルターを都内に5室開設し、入居者の受け入れを開始しました。


【事業の背景】
親や身近な大人を頼れない若者に、「居場所」「住まい」「仕事」の3つを柱とした支援を提供しているサンカクシャでは、現在、都内3カ所で家を失った若者のためのシェアハウス「サンカクハウス」(男性用2カ所・女性用1カ所、16室)を運営しています。インターネットや行政の紹介を通じて繋がった若者に、安心できる住居を提供し、1年~1年半を目処に自分で部屋を借りて自立できるよう支援を行っています。昨年後半より若者からの相談が増加し、シェアハウスは待機者が出る状況が続いているため、今後、シェアハウスの数を増やしていく予定です。

一方、これまでのシェアハウス運営の経験を通じて、他者とのコミュニケーションを苦手とするため共同生活に適さない若者や、一時的な居住環境確保のニーズなど、シェアハウスでは対応が難しいケースも多いことがわかりました。そこで、この度、団体として賃貸アパートを5部屋契約し、家具や生活用品を備えた短期滞在型のシェルター「サンカクシェルター」として運営を開始しました。

【利用者への支援の特徴】

シェルターを利用する若者には、支援スタッフが相談に応じながら、生活環境を整え、必要に応じてサンカクシャの他の支援や公的支援に繋げ、自力で家を借りて生活できるようになるまで伴走型の支援を提供します。

サンカクシェルターは、居住する若者のプライバシーを確保しながらも、孤独に陥ることを防ぐため、サンカクシャが運営する居場所「サンカクキチ」(豊島区上池袋)から徒歩圏内に開設しました。シェルター利用者は、サンカクキチ開放中(毎週水・木・土 14:00~21:00)はいつでも居場所を利用し、スタッフや他の利用者と交流したり、夕食を共にすることができます。また、居住支援担当スタッフが個々の若者の状況や希望を確認し、居場所や就労支援担当のスタッフと協働し、若者が安心できる住まいと居場所を確保しながら仕事の経験を積み、自立に向かっていけるよう包括的な支援を行っていきます。シェルター退去後も、安定した生活ができるようにサポートを継続していきます。


親を頼ることができずに住まいを失った若者は、夜間はネットカフェに宿泊したり、「トー横」と呼ばれる新宿歌舞伎町にある若者の溜まり場などの路上で過ごしています。身分証を保持していなかったり所持金がほとんどなく、住まいを借りるために保証人となる大人がいないため、自力で住まいを確保することが非常に困難です。また、このような若者は、公的な支援には繋がらずに、若者から搾取する大人や組織に繋がりやすい傾向にあります。サンカクシャでは、今後、SNSなどを通じて若者への情報発信を積極的に行い、より多くの帰る家がない若者に安心できる生活環境を提供していきたいと考えています。


<サンカクシェルター概要>
対象:15歳~25歳前後の若者
所在地:豊島区、北区
費用:家賃・共益費 月55,000円~58,000円(1ヶ月未満の滞在時は日割りで計算)、光熱費 実費 *状況に応じて支払い免除あり、生活保護利用可
住まい提供期間:最長3ヶ月を目安とします
若者からの問い合わせ窓口
サンカクシャLINE公式アカウント: https://line.me/R/ti/p/%40224clbeu
E -mail: staff@sankakusha.or.jp



サンカクシャについて
サンカクシャは、15~25歳くらいまでの親や身近な大人を頼れない若者が孤立せず、自立にむかえるよう、社会サンカクを応援する団体です。
「居場所」「住まい」「仕事」の3つをメインの支援として実施。東京都内で若者が安心できる居場所を1拠点、住まいを失った若者向けのシェアハウスを3拠点、地域の企業と連携した仕事のサポートを展開し、250名以上の若者に多様な場や機会を提供しています。
自分が抱える困難に向き合ったり、前を向いて生きていくことへの意欲を失ってしまった若者へ丁寧に伴走し、サンカクシャの活動を通じて、若者が社会との繋がりを得て、安定した生活を送ることができるようになるまでをサポートをしています。

【法人概要】
特定非営利活動法人サンカクシャ
公式HP:https://www.sankakusha.or.jp/
所在地:〒170-0012 東京都豊島区上池袋4-35-12 3階
代表理事:荒井佑介
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