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カリフォルニア・アーモンド協会、今年のアーモンドの収穫量は減少する見込み

カリフォルニア・アーモンド協会
2023年の収穫量は、開花中の悪天候により、昨年から3%減少する見込み


※このプレスリリースは2023年5月12日に米国カリフォルニア州で発表された資料の抄訳版です。


世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、米国農務省(USDA)全国農業統計局(NASS)が発表した「2023年カリフォルニア・アーモンド主観的予測レポート」によると、今年のカリフォルニア州のアーモンド生産量は25億ポンドとなり、昨年の25億7000万ポンドを3%下回る見込みであることを発表しました。

1エーカーあたりの収穫量は1,810ポンドになると予想され、2022年から90ポンド減少し、2005年以来最も低い収穫量となります。

カリフォルニア・アーモンド協会の会長兼最高経営責任者(CEO)のリチャード・ウェイコット(Richard Waycott)は、次のように述べています。「昨年と今年の開花期間中に生産者が直面してきたことを考慮すれば、収穫予想が低くなることは予想外ではありませんでした。寒くて雨の多い天候により、ミツバチは巣箱に閉じ込もり、アーモンド農園で受粉する時間が短くなりました。過去3年間、生産者はコスト高、出荷問題、干ばつなどに直面してきましたが、少なくとも今年は水量の状況が良く、出荷量は記録的な水準で推移し、世界的な需要も伸び続けています。カリフォルニアのアーモンド農家は、その世界的な需要に対応する準備ができています。」

本レポートでは、次のように述べています。「記録的な降雨量と前例のない荒天が受粉に影響を及ぼし、すべてのアーモンド生産地域でミツバチの飛行時間が制限されたことが報告されています。強風と土壌の過飽和により、倒木の報告もありました。アーモンドの収穫量はここ数年で最低となる見込みで、品種やアーモンド農園の場所によってもばらつきが見られます3月、4月も平年より低い気温が続き、作物の収穫が遅れる結果となりました。」

「主観的予測」は、米国農務省全国農業統計局が発表する、次期の穀物年度を予測する2つの生産レポートのうちの最初のレポートです。本レポートは、本年4月19日から5月6日にかけてカリフォルニア州内の無作為に選ばれたアーモンド生産農家を対象に実施した調査に基づいて作成されます。対象となるアーモンド生産農家は毎年、異なる地域やさまざまな経営規模のアーモンド生産農家から選ばれ、郵送、オンライン、電話のいずれかを使用して、今年の予想収穫量を報告してもらいます。

本年7月7日、米国農務省全国農業統計局は2つ目の生産レポートである「2023年カリフォルニア・アーモンド客観レポート」を発表します。本レポートは、より統計的に厳密な方法で収穫量を決定し、約1000のアーモンド農園における実際のアーモンドの収穫量に基づいた推定値を提供します。
この「主観的予測」は、米国農務省全国農業統計局が「2022年カリフォルニア・アーモンドの作付面積レポート」において2022年のアーモンドの総作付面積が2021年の165万エーカーから1.2%減少し、163万エーカーになったと発表した2週間後に公開されました。また、「2022年カリフォルニア・アーモンドの作付面積レポート」では、2023年のアーモンドの総作付面積は、2022年の135万エーカーから増加し、138万エーカーとなると推定しています。

米国農務省全国農業統計局は、カリフォルニアのアーモンド業界に向けて、情報に基づいたビジネス上の意思決定を行うために必要なデータを提供することを目的に、「客観的レポート」、「主観的予測」、「作付面積レポート」を作成しています。これらのレポートは、業界の公式な収穫量推定値となっています。

カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約7,600と約100の加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式WEBサイトおよび、Twitter、Instagramをご覧ください。
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