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「国際小児がん学会 アジア地域学会」で ジャパンハート・カンボジアの嘉数真理子医師が講演

認定NPO法人ジャパンハート
アルメニアで開催された「国際小児がん学会 アジア地域学会(SIOP Asia 2023)」において、国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜 以下ジャパンハート)がカンボジアで運営する「ジャパンハートこども医療センター」の嘉数真理子医師が講演しました。



(SIOP Asia 2023 公式 ホームページより)
「国際小児がん学会 アジア地域学会」は、アジアの小児がん治療の最新研究や知見を共有する目的で毎年開催されていて、今年は5月18日から21日までアルメニアで開かれました。

嘉数医師は2017年に「ジャパンハートこども医療センター」で活動を開始し、現在は小児科部長を務めています。今回の学会では、これまでに診てきた症例をもとに「小児がんのサバイバルギャップ(生存率の差)を埋めるための取り組み」等について講演したほか、小児がん治療を担う女性リーダーの1人に選ばれ、表彰を受けました。

小児がんは医療の進歩によって先進国では8割の治癒が見込める時代となりましたが、カンボジアを含む途上国では今も5年生存率が3割に届かず、適切な診断や治療を受けられていない患者も数多くいると考えられています。こうした中で、「ジャパンハートこども医療センター」はカンボジア国内で唯一、小児の固形腫瘍を無償で治療する医療機関として、より多くの患者に高度医療を届けるために取り組みを続けています。

嘉数医師は講演のなかで、インフラなどの設備や医療資源が限られた状況での医療活動の工夫や、高度医療に対応できる現地の医療者を育成するための取り組みについて紹介しました。

ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける。」ことを目指し、今後も国内外で活動を続けていきます。

【特定非営利活動法人ジャパンハート(国際医療 NGO)】https://www.japanheart.org/
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定 NPO。


1995 年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約 25,000 件実施しています。HIV 孤児など恵まれない子どもたちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。新型コロナウイルス感染症対策として、2022 年 10 月時点で全国 200 カ所以上のクラスター現場に医療チームのべ約 480 名を派遣したほか、全国 700 以上の医療・福祉機関へ 200 万枚のマスク等物資寄付、全国 600 以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。第 5 回ジャパン SDGs アワードで SDGs 推進副本部長(外務大臣)賞受賞。吉岡秀人は第 69 回菊池寛賞受賞。
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