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【いのちのほっとステーション】LINE相談から見えてきた生きにくさ

特定非営利活動法人 地域福祉推進事業団
~あったか社会創造プロジェクト応援金募集~クラウドファンディングA-port

「いのちのほっとステーション」は、NPO地域福祉推進事業団(代表理事 渡辺和弘)が推進する「あったか社会創造プロジェクト」の活動のひとつです。その活動は、LINE相談、電話相談、ゲートキーパー養成研修などで、平成29年より東京都地域自殺対策強化補助事業の採択を受けております。今回は、東京都の若者向けに新たに開始したLINE相談の状況を報告いたします。 現在も、若者の自殺率は一向に減少しません。また、「ひとりで悩みを抱え込む」ということが多い内容であることから、若者の利用率が高い「LINE相談」を活用することは今後も重要と考えます。 なお、「あったか社会創造プロジェクト応援金」はクラウドファンディングA-portにて実施中。ご協力をお願いいたします。https://a-port.asahi.com/projects/inochi_hotstation/




◆2020年4月から開始した、いのち支えるLINE相談の3か月の内容は以下のとおりです。
・件数



・相談内容



・性別



・年代



・相談エリア




◆各月の特徴

4月:自粛により、仕事が減ったり辞めさせられた人の相談が目立ち「経済問題」が上位に入っている。
5月:自粛により、元々関係の良くなかった家族が長時間一緒にいることを余儀なくされたりストレスから関係が悪化したりして「家族問題」が上位へ。
6月:学校再開や在宅勤務の解除により学校や職場の人間関係の悩みが再燃して「人間関係」が上位へ。
このことから、新型コロナ感染拡大と自粛、学校再開などにより人に言えない悩みが変化していることが考えられる。通常抱えていた問題と考えられる「心の悩み」は常に上位に入っている。

◆寄せられた相談の例

・女子中学生。母子家庭。勉強ができない。兄弟喧嘩が多い。母に施設に預けると言われるが誰もかばってくれない。父違いの赤ちゃんを任せて母は出かけていなくなる。食事もなくお腹が減る。(心理的虐待、ネグレクトなどの家族問題)
・女子高生。新しい父親が来た。自粛を強要されるが親は飲み歩き理不尽。親同士がアルコール中毒で喧嘩が耐えずつらくて感情をなくした。居場所だった学校がコロナでなくなりつらい。(家族不和などの家族問題、親のアルコール問題、コロナ問題)
・女子高生。些細なことで親が怒る。勉強を強要され、監視されるのがつらい。(心理的虐待、教育虐待などの家族問題)
・男子高校生。母親が些細なことで蹴ってくるのがつらくて自分で自分の体を傷つけてしまう。(身体的虐待などの家族問題、自傷行為)
・20代女性。自分は発達障害。祖母と母が父の悪口ばかり言うのがつらい。親の多額の借金について会社に電話が入りパニック状態。(心理的虐待体験などの家族問題、親の借金問題)
・20代女性。DVで両親が別居。母一人で出て行ってしまった。父からの暴言、父が弟に暴力をふるう。弟からの金の無心、仕事もうまくいかず、好きな人と会えなくなり死にたい。(心理的虐待体験などの家族問題、経済的問題、家族問題、希死念慮、大人に対する虐待、恋愛関係の問題)
・20代女性。実父から性的虐待を受けて育った。家族全員自殺。コロナで仕事がなくなりつらい。生きる意欲がわかず死にたい。(虐待体験などの家族問題、喪失体験、希死念慮、失業、コロナ問題、経済問題)
・30代女性。精神疾患あり。依存できる夫が仕事で遅くなる。コロナや仕事の不安もあり眠れず死にたくなる。(不眠などの疾病問題、関係依存などの家族問題、仕事問題、コロナ問題、経済問題)
・30代女性。夫が病気を理解せず、薬をやめろといわれて不安定になる。仕事をすると不安定になるのでうまくいかずつらい。(DVなどの家族問題、人間関係問題)
・40代女性。夫が厳しく料理の品数を多く用意することを強要され家事がつらい。娘の受験でピリピリ。コロナで仕事がなくなり死にたい。(DVなどの家族問題、コロナ失業、受験ストレス、希死念慮)
・40代男性。体の病気と精神疾患があり、居場所だった精神科デイケアがコロナで中止。SNSでコミュニケーションがうまくいかず過去のいじめや離婚がフラッシュバックして死にたくなる。(疾病問題、人間関係、いじめ体験、PTSD、家族問題、コロナ問題)
・40代男性。長年会社でパワハラを受けており、仕事量がすごく、耐えられない。精神科に行っているがあまり話せない。家族にも苦しみは言えないのでこれから踏み切りに飛び込みます。(パワハラ、労働問題、疾病問題、家族問題、希死念慮)
・60代男性。心臓が悪く苦しいが生保担当から甘えるな仕事をしなさいと言われて自立支援施設を出されて苦しい。頼れる家族もいない。仕事を探すがコロナで見つからず死にたい。(疾病問題、人権問題、コロナ問題、家族問題、希死念慮)
※その他、多くの方が有名人の自殺報道に影響され、自分も自殺したいと考えている様子も見られた。

◆まとめ

・身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト、家族不和、教育虐待、虐待体験、親の借金、親のアルコール依存、関係依存、DV、大人に対する虐待などの家族の問題とされるものがほとんどのケースで見られており、基本的には家族問題を抱えている人がほとんどという状況が推察できる。
また、大人であっても虐待を受けている場合が認められたが、用語として適切なものが存在しない状況であり「大人に対する虐待」とした。
それらのことから、他機関連携やナラティブアプローチなど、家族問題へのアプローチが今後も重要である。
・その他にも、コロナ問題、自傷行為・希死念慮、経済的問題、喪失体験、失業、コロナ問題・コロナ失業、不眠やいじめ体験及びPTSDなどの疾病問題、仕事やパワハラの問題・労働問題、人間関係問題、受験ストレス、人権問題、恋愛問題など要因は複合的となっている。そのことによって対処の困難が発生し、希死念慮へつながっているものと推察できる。このことから、要因が複合化する前に、本人がSOSを発信すること及び周囲が気づくことが重要と考えられる。
・男性からの相談は少なく、相談があったときには重い希死念慮を抱いていることが多いため周囲が早期に気づくことが重要である。

◆協力のお願い

現在、当プロジェクトは、上記の活動などを行っています。
相談は増え続けており、東京都外からの相談が半数近くなっており、みなさまの支援が必要です。
思い詰めている人が増加している現状から、この活動の一層の拡充を進めていくことが重要と考えます。
このプロジェクトでは、クラウドファンディングA-portにて寄付を受付中。
みなさまのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

・クラウドファンディングA-port
https://a-port.asahi.com/projects/inochi_hotstation/
・その他、ホームページでも寄付を受け付けております。
https://care-net.biz/13/npo-cwpc/nyukai.php
・一人でも多くの方に情報が届くように、ツイッター及びFacebookのリツイート、拡散にご協力をお願いいたします。
・twitter
https://twitter.com/suicide_preven

・Facebook
https://www.facebook.com/inochi.hot.station/

・ご寄付をいただいた方の内、希望者には、あったか社会創造プロジェクトキャラクターのクリアファイル等の進呈を予定
✿たんぽぽふくろうの「ぽぽろう」



✿わたげさんとちびわたげ


~社会で苦しむ人々に手を差し伸べる、隣の人に関心をもてる、あたたかい社会づくりを進めてまいりましょう。
ご協力をお願い申し上げます。~

【法人概要】
法人名 :特定非営利活動法人 地域福祉推進事業団
所在地 :東京都千代田区外神田6-15-14
代表理事  :渡辺 和弘
事業内容 :総合相談事業、地域自殺対策強化事業
URL : https://care-net.biz/13/npo-cwpc/

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
NPO法人地域福祉推進事業団 担当:広報係
E-mail:npo-cwpc@beach.ocn.ne.jp
Tel: 03-6284-4301
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