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慶應義塾大学 医学部感染症学教室共同研究員 宮田善之氏 第4の次亜塩素酸「水酸化塩素」の開発に成功

和日庵株式会社
第75回 日本体力医学会大会で発表

生活関連商品の開発・製造・販売を中心に事業を展開する和日庵株式会社(東京都/代表取締役:久保田雅美)は、同社が特許を有する第4の非電離・非電解型次亜塩素酸「水酸化塩素」の開発に成功し、同社の顧問を務める慶應義塾大学医学部感染症学教室共同研究員の宮田善之博士が、9月24日から26日に開催された第75回日本体力医学会大会※1にて、この研究結果および東京オリンピック・パラリンピック開催のために必要な感染症対策のひとつとして発表しました。


※1 第75 回日本体力医学会大会とは
日本体力医学会は、体力・スポーツ医科学に関する研究の進歩・発展を促進し、研究の連絡協力を図るとともに、その成果の活用をはかり、我が国の学術の発展に寄与することを目的として運営されています。「日本体力医学会」は、国民体育大会が開催される県において同時に開催されることになっており「第75回日本体力医学会」は鹿児島大学・郡元キャンパスにて開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により本年はWEB上で2020年9月24日から26日の3日間開催されました。http://ltd-css.jp/jspfsm75/

 これまで次亜塩素酸は、「次亜塩素酸ナトリウム」、「電解次亜塩素酸」、「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムによる次亜塩素酸」の3種類がありました。この度、宮田善之博士によって開発された第4の非電離・非電解型次亜塩素酸「水酸化塩素」は人間や動物に対して安全性が高く、この「水酸化塩素」を利用した空間除染を行うことが感染症対策に効果が高いと考えます。宮田善之博士は、「第75 回日本体力医学会大会」で、新型コロナウイルス抑制には水酸化塩素による環境除染が重要な役割を果たし、水酸化塩素による大規模除染の実施・拡大が、感染症の予防および2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催のために必要であると発表しました。

<4種類の次亜塩素酸>


 同社顧問を務める慶應義塾大学医学部感染症学教室共同研究員の宮田善之博士は、2015年以降観光立国として、また2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、海外からの旅行・観光者が多数来日する中、海外からのウイルス持ち込みを想定した対策の研究と実験を行なってきました。

 一般的には予防ワクチン、医療機関、治療薬での対応が基本的な考え方となりますが、多数の国から多くの人達が日本に訪れた際に、自国には無いウイルスが持ち込まれることを更に想定しました。開発に当りウイルスの抑制能力の高い物質を基に研究に着手し、日本でも古くから使用されており安定供給も可能な次亜塩素酸に着目。「効力は有るが人体に有害性もある」という矛盾の解決をテーマとし実用化に向け着手しました。塩素に頼らず有効性を追求し約5年の月日を経て、2019年秋には効力物質を最小化し、人体に影響を与えず更に多種のウイルスに対して抑制できる物質がほぼ完成しました。

 2020年春を実用化目標に研究していましたが、2019年末から新型コロナウイルスが発生したため、早々に研究機関を通じ情報を入手し検証準備に入り、2020年6月に非電離・非電解型次亜塩素酸を水に溶かし10 ppm(parts per million/パーツ・パー・ミリオン)で10分後に99・99%の抑制に成功。この濃度においては、宿主のvero細胞(アフリカミドリザルの腎臓上皮由来株化細胞)には全く毒性を示さず、安全性と十分な効果が期待できることが分かりました。さらに固形化にも成功し、その固形を用いて100ppmの水酸化塩素の生成が可能となりました。

 現在の新型コロナウイルス対策の一つである「換気」は、外部の空気が清浄であって初めて有効となる手段であり、大規模アウトブレークでは、大気そのものが汚染され安全な空間が喪失する可能性もあると考えられます。この前提で考えると、多様な施設の除染は何を用いて、どの様に行えば良いかが問題となってきます。

 手指消毒、壁面や床などの平面除染はアルコールによる消毒でも可能ですが、アルコール噴霧による爆発や火災事故が発生していることや、居住空間においては家庭電化製品との関係性が大きな問題になりかねないと言えることからも空間除染にはアルコールは不向きと考えます。

 ウイルスに有効な消毒剤としては、二酸化塩素(亜塩素酸)、イソシアヌル酸カルシウム(さらし粉)、次亜塩素酸塩の水溶液、次亜塩素酸水が挙げられますが、これらは全て有効成分が塩素であるため除染への寄与率が低く、除染に寄与しない塩素は人体にとって有害となります。そのため、人の住空間で用いることができるのは「次亜塩素酸」、それも緩衝塩で非電離・非電解型に調整した次亜塩素酸、その「塩素が遊離しない」性質を明確にして名付けるならば「水酸化塩素」と考えられます。

 実態に合わせて、8畳の部屋で90分かけて300mlの100ppmの水酸化塩素水溶液を噴霧し、毎分6Lの空気を吸引し100mlの水をバブリングしたところ、塩素に換算して0.4mgの水酸化塩素を回収しました。これを吸引空気量540 lで除した値がこの部屋における平均水酸化塩素濃度となりますが、0.000741ppmであり、プールの平均塩素濃度1ppmより遙かに低い値となりました。この結果からも十分な安全性と効果が得られたことが確認できました。

 「水酸化塩素」を利用することにより、医療機関の機能崩壊を防ぐとともに観光地やホテル、宿泊施設、一般商業施設、介護施設を安全に保つことができ、この研究成果を感染症対策および2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた新型コロナウイルスの感染予防策として推奨していきたいと考えております。


■資材のウイルスに対する効果確認試験 試験報告書
試験番号:207026N
株式会社食環境衛生研究所
〒379-2107 群馬県前橋市荒口町561-21
TEL 027-230-3411 FAX 027-230-3412
作成日:2020年5月27日

1.表題
資材のウイルスに対する効果確認試験

2.目的
資材のウイルスに対する効果を確認するために実施した。

3.試験依頼者
名称:和日庵株式会社
所在地:〒104-0045 東京都中央区築地1-9-11-704号室

4. 試験実施施設
名称:株式会社食環境衛生研究所
所在地:群馬県前橋市荒口町561-21
運営管理者:久保 一弘

5. 試験実施者
試験責任者:松本 彰平
試験担当者:近藤 実紀

6. 試験日程概要
試験開始日:2020年4月13日
試験終了日:2020年5月27日

7. 供試ウイルス
株式会社食環境衛生研究所にて保有している1ウイルス種を試験に供試した。
Porcine epidemic diarrhea virus  P-5V株(以下、PEDV)
※豚感染性のコロナウイルス
培養細胞:vero細胞(アフリカミドリザルの腎臓上皮由来株化細胞)

8. 試験資材
名称:ジアーZD (非電離・非電解型次亜塩素酸)
※試験資材は原液で使用した。

9. 区の設定


10. ウイルス液調製方法
1) PEDVをvero細胞に接種した。
2) 37℃で1時間吸着後、接種ウイルス液を除去し、滅菌PBSで2回洗浄した。
3) MEM培地を加え、37℃、5%CO2下で培養した。
4) 70~80%程度の細胞変性効果(以下、CPE)が観察された時点で、培養上清を回収した。
5) 回収した培養上清を、3000rpmで30分間遠心後、遠心上清を分注し、-70℃以下で保存したものを供試ウイルス液とした。

11. 試験手順及び方法
(1) ウイルス液の接種及びウイルス力価測定
試験実施前に、資材を10倍階段希釈後、vero細胞に接種し、37℃、5%CO2下で5日間培養した。vero細胞が正常な形状を示さなかった場合、資材による細胞毒性有りと判定し、本試験では細胞毒性が確認された希釈倍率を試験から除外した。
その結果10倍希釈液で細胞毒性は確認されなかったため、本試験における検出限界は10⁰·⁵TCID₅₀/mLとした。

1.検体1mLを試験管内に用意した。
2.検体の中にPEDV液を0.1mL接種した。なお、接種直後はボルテックスミキサーにより1秒間攪拌を行い、その後検体は25℃で静置した。
3.対照区は、接種後0分(直後)及び10分の時点において、検体を試験管から採取して別の容器に分注し、MEM培地で10倍階段希釈した。
4.試験区は、接種後10分の時点において、検体を試験管から採取して別の容器に分注し、MEM培地で10倍階段希釈した。
5.希釈液をvero細胞に接種後、37℃、5%CO2下で5日間培養した。
6.CPEの有無から、ウイルス力価(TCID₅₀)を測定した。

(2) 評価
菌及びウイルスの試験結果において、検査時点ごとに、対照区に対して試験区の減少率(%)を算出し、効果を確認した。菌の試験結果については、3反復の平均値で算出した。なお、本試験において減少率は以下の式で算出した。


12. 結果
結果を表1及び図1に示した。
試験区のウイルス力価について、接種後10分で<10⁰·⁵TCID₅₀/ mL(検出限界未満)であった。
対照区に対して試験区の減少率は、接種後10分で99.999%以上であった。



13. 考察
本試験は、試験資材である「ジアーZD」の豚感染コロナウイルスであるPEDウイルスに対する効果を確認するために実施した。試験の結果、PEDウイルスにおいて、10分後における試験区の感染性ウイルス数に顕著な減少がみられた。

■プロフィール  宮田 善之(みやた よしゆき)



慶應義塾大学医学部感染症学教室共同研究員
慶應義塾大学宇宙法研究センター

昭和60年~平成4年:
ポーラ化成工業株式会社にて、放射線増感剤、薬剤耐性解除剤についての創薬研究
平成2年:
感染症学の研究(トリパノソーマ、薬剤耐性マラリア)を慶應義塾大学医学部寄生虫学教室と共同で開始
平成3年:
ボリビアへ シャーガス病の治療薬の臨床研究の足場作りに
平成4年:
薬剤耐性マラリアの研究の耐性解除薬の創薬研究を開始
平成5年:
慶應義塾大学医学部熱帯医学寄生虫学教室(後に、感染症学教室に改組)共同研究員に
北里大学薬学部薬化学教室(後に、生命薬化学教室に改組)講座研究員に
平成25年:
北里大学薬学部にて学位取得

<研究分野>
病原原虫~薬剤耐性感染
マラリア、トリパノソース、トリコモナス、抗がん剤、偽造薬物

【特許出願人】
和日庵 株式会社  代表取締役  久保田 雅美
東京都中央区築地1-9-11

■会社概要
会社名 和日庵 株式会社
設立 令和元年6月3日
所在地 東京都中央区築地1丁目9番11-704号
代表取締役 久保田 雅美
電話 090-8668-5689 担当:久保田

メールでのお問い合わせ:
https://www.hippotv.tokyo/contact1.html hippoTV事務局まで
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