医療・医薬・福祉

AstraZeneca PLC 2020年9カ月累計・第3四半期業績発表のお知らせ

アストラゼネカ株式会社
通年ガイダンス達成に向けて順調に前進:「イノベーションによる持続可能な成長」戦略を遂行中


11月5日にアストラゼネカ英国本社が発表しました、2020年9カ月累計・第3四半期業績発表プレスリリースのハイライトの日本語訳をお送りします。この資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。

9カ月累計で、アストラゼネカは「イノベーションによる持続可能な成長」という戦略のもと、売上、利益および現金の増大を達成しました。総収益は期待通りであり、業績は引き続き向上しました。第3四半期の利益成長は、第4四半期に向けて加重された提携収入、その他営業収入、および経費を反映しています。そのため、通年ガイダンスに変更はありません。

最高経営責任者(CEO)パスカル・ソリオの業績に関するコメント:
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる混乱が継続する中においても、本四半期、当社は有望な進捗を果たしました。売上業績のハイライトとして、オンコロジー領域におけるさらなる成功およびフォシーガの成長加速が挙げられます。当社のパイプラインでも、ループス(全身性エリテマトーデス)治療薬としてのanifrolumabの薬事承認申請が受理され、フォシーガが慢性腎臓病に関する画期的な新規データをもって糖尿病および心不全以外の疾患にその可能性を拡大するなど、優れた結果を達成しました。

COVID-19との闘いにおいては、オックスフォード大学と共に、ワクチンに関する協力を推進すると同時に、迅速な防御を必要とする、あるいは免疫系が脆弱なためワクチンの恩恵を受け難い人々を対象に、COVID-19の予防および治療を目的とする長時間作用性抗体薬の併用療法の第III相試験を開始しつつあります。

当社は引き続き期待に沿って前進し、イノベーションによる持続可能な成長という戦略に裏付けられた通年ガイダンスを保持します」。



9カ月累計の総売上高のハイライトとして下記が挙げられます:

製品売上は9%増(CERベースでは11%増)の188億7,900万ドル。新薬(6)は34%増(CERベースでは36%増)の98億9,400万ドルで、これは、61%増(CERベースでは68%増)となった新興市場での新薬の売上21億8,900万ドルを含みます。新薬は全世界の総売上高の52%を占めました(2019年9カ月累計では42%)。第3四半期の提携収入の減少は主にリムパーザに関して2019年第3四半期に受領したマイルストーン収入との比較効果を反映しています。
オンコロジー領域の売上は23%増(CERベースでは24%増)の81億8,500万ドル、New CVRM領域(7)は7%増(CERベースでは10%増)の34億5,000万ドルでした。呼吸器・免疫領域は1%減(CERベースでは1%増)の38億4,100万ドル万ドルで、中国でパルミコートが難題に直面していることを受け、第3四半期の売上は12%減の11億6,500万ドルでした。
新興市場の総売上高は6%増(CERベースでは11%増)の64億6,600万ドル、うち中国の総売上高は9%伸長(CERベースでは11%増)し40億1,300万ドル。後者には、パルミコートの売上減少による14ポイントのマイナス影響が含まれます。第3四半期、中国の総売上高は6%増の13億5,400万ドルでした。
9カ月累計で、米国の総売上高は12%増の64億4,500万ドル、ヨーロッパの総売上高は6%増(CERベースでは7%増)の37億900万ドル。本四半期、ヨーロッパの製品売上は10%増(CERベースでは8%増)の12億5,900万ドルでしたが、総売上高は、ヨーロッパ地域において認識され計上される上記リムパーザの提携収入の受領額の減少を反映し、9%減(CERベースでは11%減)の12億ドル6,200万ドルでした。


ガイダンス
当社は2020年度のガイダンスを下記に示しCERベースで提供します:

2020年度の財務ガイダンスに変更はありません。総売上高は1桁台後半から2桁台前半のパーセンテージで増加することが予想され、中核EPSは10%台半ばから後半程度増加することが予想されます。

アストラゼネカは本発表文において後述されるCOVID-19(8)の影響によるリスクおよび不確実性の増大を想定しています。四半期毎の業績変動は継続すると予想されます。

当社は買収関連債務により生じる公正価格調整、無形資産減損費用および訴訟和解引当金を含む報告ベースの結果の重要な要素を正確に予測することはできませんので、報告ベースのガイダンスならびに指標を提供することはできません。英語原文発表文書の末尾にある「将来予想に関する記述についての注意事項」をご参照ください。

指標
当社は2020年度の指標をCERベースで提供します。

当社は営業レバレッジの改善に注力しています。
中核税率は18~22%。四半期ごとの中核税率の変動は継続すると予想されます。
資本支出は対前年度比概ね安定すると予想されます。


為替の影響
外国為替レートが2020年10月から12月までの期間、本9カ月累計の平均為替レートの水準にあれば、総売上高および中核EPSに対して1桁台前半のマイナス影響が予想されます。当社の外国為替レート感度分析は英語原文発表にある営業・ファイナンシャルレビューの項に含まれています。

財務サマリー


製品売上と提携収入により構成される総売上高は9カ月累計で8%増(CERベースでは10%増)の192億700万ドル。製品売上は、主に3つの治療領域にわたる新薬の業績および新興市場の業績によりけん引され、9%増(CERベースでは11%増)の188億7,900万ドル。
報告ベースおよび中核総利益率(9)は、それぞれ80%および81%で安定していました。第3四半期の中核売上総利益率79%も対前年度比で変動はありませんでした。
9カ月累計の報告ベース中核総営業費用は2%減(CERベースでは1%減)の126億4,600万ドルで、総売上高の66%を占めました(2019年9カ月累計では73%)。中核総営業費用は4%増(CERベースでは5%増)の109億7,900万ドルで、総売上高の57%を占めました(2019年9カ月累計では59%)。
報告ベース研究開発費は9カ月累計で8%増の42億7,200万ドル;中核研究開発費は9%増の41億6,500万ドル。この増加は、datopotomab deruxtecan(DS-1062)の開発を含むパイプラインへの投資、および2019年に終了したMSD(10)との提携の一環として支払われていたリムパーザの開発に関する契約一時金の解除を一部反映しています。
9カ月累計の報告ベースの販売費及び一般管理費は7%減(CERベースでは5%減)の80億8,400万ドル;中核販費及び一般管理費は1%増(CERベースでは3%増)の65億2,400万ドル。この変動の違いは買収関連債務により生じる公正価格調整、および2019年に認識された法的準備金の増加を一部反映していますが、これらは9カ月累計で計上された新たな無形資産減損費用により相殺されました。
9カ月累計の報告ベースその他収入及び経費は15%減(CERベースでは14%減)の8億8,800万ドル。中核その他収入および経費は9カ月累計では16%減(CERベースでは15%減)の8億8,900万ドル、第3四半期では19%減(CERベースでは20%減)の2億8,500万ドル。
9カ月累計での報告ベース営業利益率は6ポイント増の19%;中核営業利益率は1ポイント増の28%。
9カ月累計で報告ベースEPSは111%増(CERベースでは113%増)の1.66ドル。中核EPSは13%増(CERベースでは16%増)の2.95ドル。
9カ月累計の営業活動による正味キャッシュインフローは30億100万ドル。これは対前年度比14億700万ドルの増加ですが、報告ベース営業利益が13億2,800万ドル改善し36億7,500万ドルとなり、運転資金と短期準備金が良好な変動を示したことを反映しています。


営業サマリー

オンコロジー領域
9カ月累計の総売上高は23%増加(CERベースでは24%増)し、81億8,500万ドルを達成。



New CVRM領域
9カ月累計の総売上高は7%増加(CERベースでは10%増)し、34億5,000万ドルを達成。



呼吸器・免疫領域
9カ月累計の総売上高は1%減少(CERベースでは1%増)し、38億4,100万ドルを達成。パルミコートの売上減少による影響幅は総売上高成長の15ポイント相当でした。



9カ月累計で、中国での売上が大部分を占めるパルミコートの売上は、COVID-19によるマイナス影響を受けました。新興市場におけるパルミコートの売上は、9カ月累計では43%減(CERベースでは42%減)の4億7,900万ドル、第3四半期では60%減(CERベースでは59%減)の1億900万ドル。

新興市場
新興市場での下記を含む9カ月累計の総売上高は、6%増(CERベースでは11%増)の64億6,600万ドルでした。

中国は9%増(CERベースでは11%増)の40億1,300万ドル。本業績は、前述のCOVID-19によるパルミコートへのマイナス悪影響を反映しています。第3四半期の総売上高は6%増の13億5,400万ドル。
中国以外は、3%増(CERベースでは10%増)の24億5,300万ドル、第3四半期の総売上高は、一部過去の売却の影響により、7%減(CERベースでは2%増)の7億8,300万ドル。


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
当社は下記を含む、現行のパンデミックによる数多くの課題に対処しています。

患者さんのスクリーニング検査、診断、検査および選別手順の低下
現場の営業部隊と医療従事者の間で行われる対面コミュニケーションの低下
施設の清掃、個人用保護具および社員の検査等のCOVID-19に関連する追加コストや手順。アストラゼネカは社員およびサプライヤーに対し、安全な労働環境を提供することに専念しています。
流通経費の増加
主に早期段階における一部臨床試験の開始、実施中の患者登録および追跡への影響。パンデミックの結果、さらなる遅延が生じることを想定するのが賢明と考えます。


世界的な回復には遅延が見られますが、アストラゼネカはこれらの課題へ対処できる状況にあります。未曽有の危機は、より効率的な働き方を探求するための複数の機会をもたらし、それにより患者さんや当社に長期的な恩恵をもたらす可能性があります。

加えて、社会や個人をCOVID-19から防御し、重症患者さんを治療するため、SARS-CoV-2ウイルスを標的とする研究活動を始動しました。遺伝子組み換えアデノウイルスワクチン候補であるAZD1222の後期臨床試験が英国、ブラジル、南アフリカおよび米国を含む多くの国々で実施中です。欧州医薬品庁(EMA)は、2020年10月、同庁のヒト用医薬品委員会(CHMP)が、AZD1222のデータの逐次審査を開始したことを発表しました。同剤は、この審査方法で審査される初のCOVID-19ワクチンとなります。

同月、当社は、AZD7442の感染症予防における安全性と有効性を評価する2つの第III相臨床試験を開始し、COVID-19の治療薬としても複数の試験を計画しています。

当社の広範なCOVID-19に関する研究開発プロラムの詳細は、本発表文の研究開発の項に記載されています。また、アストラゼネカのワクチン候補および政府や他の機関との協力については、本発表文のサステナビリティ(持続可能性)の項に記載されています。

サステナビリティ(持続可能性)概要
当社のサステナビリティ優先事項に関する最近の動向および進捗を下記に報告します。

a) 医療アクセス
今期、アストラゼネカの最高経営責任者(CEO)であるパスカル・ソリオは、バイオ医薬品企業9社のCEOと共同でワクチン宣言に署名 ( https://www.astrazeneca.com/media-centre/press-releases/2020/biopharma-leaders-unite-to-stand-with-science.html )し、被接種者の安全と健康の継続を初期COVID-19ワクチンの開発における最優先事項とすることを誓約しました。

b) 環境保護
アンビション・ゼロカーボン戦略の一環として、当社は、当初のRE100(再生可能エネルギー)の目標よりも5年早い2020年末までに世界中の全事業拠点において認定された再生可能輸入電力の100%の供給を実現し、再生可能電力調達目標の達成時期を前倒ししたことを発表( https://www.astrazeneca.com/content/astraz/media-centre/articles/2020/ambition-zero-carbon-progress-accelerated-delivery-of-our-renewable-energy-sourcing-targets.html )しました。同時に、2025年までの電気自動車(EV100)への切り替えおよびエネルギー生産性の向上も加速させていることを発表しました。

c) 倫理と透明性
今期、当社は「データと人工知能(AI)の倫理に関する見解( https://www.astrazeneca.com/sustainability/ethics-and-transparency/data-and-ai-ethics.html )」を発表し、この新興分野に関するアストラゼネカの原則を確立し、可視化しました。これは、当社の透明性と倫理的行動に対する継続的な注力を示すものです。

より広範なサステナビリティに関する最新情報は本発表文の後段で提供されます。

注:

Constant exchange rates(恒常為替レート):これらは報告ベースの結果から為替変動の影響を除外しているため一般に公正妥当と認められている会計原則(GAAP)とは異なる指標です。
報告ベースの財務指標は欧州連合により採用され、国際会計基準審議会により発行された国際会計基準に準拠して提示された財務業績です。英国は未だIFRS承認プロセス発表しておらず、暫くの間欧州連合の承認プロセスに引き続き従うことが予想されます。
1株当たり利益
not meaningful(非適用)
中核財務指標:これらは報告ベースの業績とは異なり、グループのInterim Financial Statements(中間財務諸表)にある情報から直接算出できないためGAAPとは異なる指標です。中核財務指標および中核ベースから報告ベースへの財務指標の調整の定義は、英語原文の営業・ファイナンシャルレビューを参照ください。
タグリッソ、イミフィンジ、リムパーザ、Calquence、Enhertu、Koselugo、フォシーガ、ブリリンタ、ロケルマ、roxadustat、ファセンラ、ビベスピおよびビレーズトリ。これらの新薬はオンコロジー、循環器・腎・代謝(CVRM)および呼吸器・自己免疫の3つの治療領域の柱であるとともに今後の成長の重要な基盤です。Enhertuおよびroxadustatの9カ月累計の総売上高はすべて既存の提携収入の全部を反映しています。
New CVRM領域はブリリンタおよび腎臓病・糖尿病治療薬により構成されます。
コロナウイルス感染症;新規に発見されたコロナウイルスにより引き起こされる感染症
売上総利益は総売上高から売上原価を差し引いた金額と定義されます。報告ベースおよび中核売上総利益は提携収入および全ての関連費用の影響を控除しているため、製品売上の本来の業績を反映しています。
米国ニュージャージー州ケニワースを拠点とするMerck & Co., Inc.は米国とカナダ以外ではMSDとして知られています。


上記は2020年9カ月累計・第3四半期業績の抜粋になります。完全ハイライト版は以下よりダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=c-24308-2020120315-fd37d470606f6bb315f97647d27614a5.pdf
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