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中部国際空港にて空港職員・空港関係者向け講演会に登壇(日本介助犬協会)

社会福祉法人 日本介助犬協会
●セントレア空港職員・空港関係者向け講演会「誰もが使いやすい空港を目指した講演会が開催された。オンラインと会場のハイブリッドで開催され、合計で300名以上が参加した




2020東京大会を契機として2017年2月「ユニバーサルデザイン2020行動計画」がUD2020関係閣僚決定された。また2013年には障害者差別解消法が制定され2016年より施行されており、それに先んじて2002年に成立した身体障害者補助犬法は施行から17年経つが、未だ認知度が低いのが実態である。
2020を契機として、日本社会は共生社会の実現、多様性を受け入れる社会へと進化を遂げようとしており、身体に限らず精神や知的、発達障害をもつ、あらゆる障害者に対して理解ある対応が出来ることを推進するべく、改正バリアフリー法では交通事業者等よるハード・ソフト一体的な取組の推進が謳われた。これらの動きを受けて、11月30日、中部国際空港(株)主催の「誰もが使いやすい空港を目指した講演会」が開催された。




当初は同年3月に実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期、今回待望の開催となった。当日は密にならない環境、入場前の手指消毒、体温測定実施など感染拡大対策をとった上で、同空港では初めて“来場”と“オンライン”に分けたハイブリッド形式で開催をし、来場で約80名・オンラインで約230名、計300名を超える多くの空港職員と空港関係者が参加した。改正バリアフリー法の理念について、バリアフリー法が2018年に改正され、これまで重きを置かれていたハード面の対策のみならず、ソフト面(例:心のバリアフリー、接遇・研修等のあり方)がいかに重要であるか、という視点が入り、各公共交通事業者による2020行動計画策定が必要となったことや、発達障害について、困りごとを理解する対応について講師の橋口亜希子氏から学ぶ機会を設けた。

また、社会福祉法人 日本介助犬協会専務理事でリハビリテーション科医師の高柳友子氏が補助犬を通して視覚・聴覚・肢体に障害がある方の課題と支援の方法、障害とは、を題として講演を行った。身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)育成の目的が自立と社会参加促進であることや、補助犬使用者が空港・航空機を利用する際の実情(車椅子利用者が搭乗する際、普段使用している車椅子で機内に入ることはできず、専用の移動用車椅子に乗り移り、移動しなければならない。移動用車椅子は不安定で不安なことが多いこと等)について話した。また、介助犬PR犬ラルフによる介助動作のデモンストレーション交えて、肢体不自由者にとって、ものを落として拾えない不便や転倒等の緊急事態に介助犬が携帯電話を探して持ってくることが緊急時の連絡手段確保になることなどを紹介し、障害者が日常生活で抱える不安と介助犬の役割について説明した。介助犬は褒めて育てられており、人が大好きなので、街中で見かけた時には犬には見つめたり声をかけたりすることなく 犬には温かい無視を、しかしながら障害者本人には「何かお手伝いしましょうか?」と積極的に声をかけてほしい、と訴えた。

いずれの講演内容も、誰もが聞きやすい身近にあることを事例として講演し、空港スタッフからも「内容がわかりやすかった」「あっという間に終わってしまったが、内容が充実していた」など、好評であった。

さらに、会場では手動車いすや電動車椅子に乗る体験や、電動車椅子を手動に切り替えたりバッテリーについての説明を聞いたり、折りたたみ式の白杖を触ったり、手引き歩行の指導を受けて体験を行った。航空会社の客室乗務員や、ハンドリングスタッフが積極的に参加し、良い経験になると終始熱心に体験をしていた。


車いす体験の様子
手引き歩行体験


 講演した高柳医師は、空港関係者が障害者の接遇について学ぶ意欲が強いことが伝わり素晴らしいと思った。改正バリアフリー法が掲げる「心のバリアフリー」は、障害者と健常者という心の壁を作らないこと、健常者も高齢者になることを含めれば、全ての人が障害者になることを経験するはず。当事者意識を持って、自分だったら、自分の愛する人だったら と考えることが接遇のマナーと理解して欲しい。障害者、健常者などと判断しないところが犬の素晴らしいところで人類は見習わないと!と訴えた。
 社会福祉法人 日本介助犬協会は、今後も社会における心のバリアフリーが進むよう、講演会やセミナー、介助犬のデモンストレーションの派遣などを積極的にしていきたいと意気込む。


問い合わせ先

・社会福祉法人日本介助犬協会
TEL:0561-64-1277
代表アドレス:info@s-dog.jp
HP:https://s-dog.jp
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