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18年で変化した乳がんを取り巻く課題を見つめ直し新活動コンセプトを再定義「MY PINK ACTION知ろう、自分と乳がんのこと。」発表

公益財団法人日本対がん協会
1ミッション・5カテゴリーで乳がん啓発

ピンクリボンフェスティバル運営委員会事務局(公益財団法人日本対がん協会ほか、「PRF」と記載)は、この度、今後5年間かけて取り組んでいく活動コンセプトを再定義し、「MY PINK ACTION 知ろう、自分と乳がんのこと。」をスローガンに設定しました。このスローガン・コンセプトマークと、1つのミッション・5つの啓発カテゴリーからなる新活動指針をもとに、2021年4月より新たに啓発活動を開始します。また2021年1月より同スローガンとロゴマークは、PRFへの申請によってピンクリボン運動を推進する法人の皆様の利用が可能となります。


PRFは2003年より各地で乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動を続け、今年で18年目を迎えました。「乳がんで苦しむ人や悲しむ人をなくす」ことを目標に、乳がんという病気の啓発や早期発見・適切な治療の重要性を伝える活動、患者さんとそのまわりの人を支える活動にも取り組んできました。この18年間の間に、40歳以上の乳がん検診率は44%と向上しましたが、同時にこの期間に生活様式の変化・人々の多様な考え・医学の進歩など、乳がんを取り巻く環境は大きく変化しました。

そこで、 2020年1月、PRFのほか、医療従事者や罹患経験者などによる検討委員会を組織し、生活者調査、罹患者調査の結果をもとに、意見交換会で乳がんの課題に関する議論を行い、新しい活動コンセプトの再定義を進めてきました。調査や意見交換で浮き彫りになった課題は「一人ひとりが年齢、考え方、生活様式や立場によって必要な情報が異なる」ということです。2021年より、この新コンセプトと1ミッション、新たに設定した5つの啓発カテゴリーに合わせて、一人ひとりに合った乳がんの正しい知識の習得、理解を促進してまいります。


ピンクリボンフェスティバルの 新しい活動コンセプトマーク

新コンセプト「MY PINK ACTION」
申請により、ピンクリボンに取り組む法人での利用も可能に

今回設定した新しい活動コンセプトのスローガンは「MY PINK ACTION 知ろう、自分と乳がんのこと。」です。年代や考え方、生活様式や立場は一人ひとり異なります。より身近な病気となった乳がんについて自分事として向き合い、自分に合った正しい情報を正しく理解し、自分に必要な行動を考え実践できるように活動していくという意思を「MY PINK ACTION」という言葉に込めました。

コンセプトマークは、解像度の粗いビットマップをハートにマーク化しました。
人々を一括りにするのではなく、多様性を尊重したいという想いをピンクのグラデーションで、さらに、乳がんに関する正しい情報に対して解像度を上げて問題を見つめていく、という想いをビットマップで表現しました。このコンセプトマークは2021年1月から、PRFへの申請によりピンクリボンに取り組む法人活動での利用が可能となります。


PRFの活動指針として1つのミッションと5つのカテゴリーを設定しました。今後のこの5カテゴリーにおいて、正しい知識の習得と自分に合った適切な行動を促す活動を展開します。

ミッション


正しい知識の習得と自分に合った適切な行動を促す
年代・考え方・生活様式・立場は一人ひとり異なる。ピンクリボンフェスティバルは乳がんの正しい情報を伝え、一人ひとりがそれを正しく理解し、早期発見のためのセルフチェックや検診受診、適切な治療の選択や決定など、自分に必要な行動を考え実践できる力を身につけられるよう努める。
また、患者・家族や周囲の人々の不安の解消につながる情報を伝え、生きやすい環境をつくる。

5カテゴリー



日頃から自分の乳房に関心を持ち、定期的なセルフチェックを行うことの重要性を伝える。また、気になるところがある場合には医療機関への受診を促す。




年齢や生活習慣、乳房の状態、遺伝性のリスクなどによって自分に合った検診に違いがあることを伝え、適切な検診受診を促す。




患者・家族や周囲の人々が抱える不安や辛さはひとそれぞれ違うことを理解し、相談できる場所など心の支えにつながる情報を伝える。




乳がんの治療や療養生活に関する誤ったイメージ払拭や疑問解消をはかる。また、がんとともに生きるための助けとなる情報を伝える。




がんの経験、受け取り方や感じ方はそれぞれ異なるため、多様性を尊重する。また、いまの自分と向き合うために必要な情報提供を行う。


取り組みの背景
PRFの活動が始まってから2020年で18年目。この間に、医学の進歩による治療の個別化、治療と仕事・生活の両立、治療の長期化、周囲の理解や関係性の課題など、乳がん罹患者とそのまわりの人々を取り巻く環境は大きく変化しました。さらに、早期発見のために必要な乳がん検診に関しても、年齢や乳房の状態、遺伝のリスクなどによって適切な検診に違いがあることが明らかになっています。

そこで、乳がんに関する“今”の課題を改めて考え、今後5年間かけて取り組んでいく新しい活動コンセプトを再定義するにあたり、生活者調査、罹患者調査を実施しました。これらの結果のほかに、乳がん患者会、乳がん専門医により組織する検討委員会にて意見交換会を経て、新コンセプトとミッション、5つのカテゴリーとして再定義をしました。

<乳がんの課題検討委員会メンバー>
昭和大学医学部乳腺外科教授、日本乳癌学会監事 中村 清吾
聖路加国際病院 副院長・ブレストセンター長・乳腺外科部長 山内 英子
いながき乳腺クリニック 院長 稲垣 麻美
若年性乳がんサポートコミュニティ Pink Ring 代表 御舩 美絵


生活者調査(一部抜粋)
◆セルフチェック・検診はまだまだ実施している人が少ない現状
20代~60代の女性に乳がんを取り巻く問題に関してアンケート調査を実施しました。
乳がんのセルフチェックを継続的に行っている人は、わずか9%。ほとんどの人がセルフチェックを正しく行えていない状況が分かりました。国が定めるマンモグラフィ検診の対象年齢40歳以上の約7割が検診に行ったことがあるものの、その適正年齢を知らない人は73%と高い数値となりました。基本的なブレストケアの情報を正しく伝えることの必要性が明らかになりました。

◆どこに情報がある?自分ゴト化できない…多岐に渡る課題意識
乳がんにおける課題を聞いたところ、セルフチェックや検診率の低さ以外にも、「乳がんに関する知識がない」「正しい情報がどこにあるのかわからない」「自分ゴト化できていない」など、様々な課題意識があることも分かりました。さらに、まわりに乳がん経験者がいる人は32%にのぼり、「どう声をかけていいか分からない」「悩みをうまく聞いてあげられない」「辛さを理解してあげられない」など、罹患者との関係の中で戸惑いや無力感など多くの人が悩んでいることも明らかになりました。

◆乳がんと診断されたら、仕事は?お金は?家族は?など多くの不安が
罹患経験者への調査では、実際に困っていることに関して「心の問題」「治療や副作用」「情報収集」「復職や就職」「外見の変化」「周囲の理解」「経済的な負担」など、不安や辛さはひとそれぞれ違うことが分かりました。その多様な悩みを理解し、治療や適した相談先、乳がんに関わる様々なケアの内容などがんとともに生きるための助けとなる正確な情報を伝えることの重要性が明らかになりました。


ピンクリボンフェスティバル公式HP:https://www.pinkribbonfestival.jp/
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