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聴覚障害者のコミュニケーションをクリアに。透明マスクを無償で配布する『Clear Mask Project』企業や学校など応募総数1万枚を達成!

NPO法人Silent Voice
~聴覚障害者の体験から生まれた『爆音コンビニ DEAF-MART』12月4日開催~

NPO法人 Silent Voice(所在地:大阪市中央区、代表理事 尾中友哉、以下サイレントボイス)は、この度、1万枚の透明マスクを無償配布するプロジェクト『Clear Mask Project(クリアマスクプロジェクト)』(https://clearmask.silentvoice.co.jp/)を行い、目標応募枚数を達成したことをお知らせします。


『Clear Mask Project』の啓発として行われた体験型イベント『爆音コンビニ DEAF-MART』
同団体はコロナ禍での「マスク」の着用が、表情で相手の発言を読み取る聴覚障害者にとって大きな壁となっている問題を広く提議するため、口元を見せることができる「透明マスク」を配布する本プロジェクトを立ち上げました。

また、本プロジェクト啓発のため、大音量でBGMが鳴りひびくコンビニで買い物をおこない、「声が聞こえない」環境下でのコミュニケーションを体験していただく『爆音コンビニ DEAF-MART』を、2020年12月4日(金)東京都板橋区の会場にて開催しました。

▼イベントレポートはこちらからご確認いただけます。
『爆音コンビニ DEAF-MART』イベントレポートページ
https://clearmask.silentvoice.co.jp/bakuon/report/


透明マスクの配布希望者、企業や学校など応募総数1万枚を達成!

本プロジェクトでは、特設サイト(https://clearmask.silentvoice.co.jp/)で募集を行い「聴覚障害者の方、もしくは当事者と関わりのある方(家族・親戚、団体など)」「聴覚障害のある子どもが通う学校または企業の方」「本プロジェクトにご賛同いただけた方」のいずれかの条件に当てはまる応募者全員に、透明マスクの配布を計画。結果、応募締め切り期日(12月15日)前の12月7日時点で、目標だった1万枚の応募を達成しました。

用途別応募者分布図


都道府県別応募者分布図



聴覚障害者の日常を知るイベント『爆音コンビニ DEAF-MART』

 2020年12月4日、『Clear Mask Project』の啓発のため、東京都板橋区にて『爆音コンビニDEAF-MART(https://clearmask.silentvoice.co.jp/bakuon/)』を開催しました。本イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのマスク着用文化の中で生まれた「口の動き・顔の表情がわからない」という聴覚障害者の悩みを体験し、一緒に解決策を考えていくイベントです。当日は、多くの方にご参加いただきました。




<実施プログラム>

今回は、コロナ禍中における聴覚障害者が抱える悩みを深く理解していただくため、体験だけではなく、以下の流れでイベントを進行しました。
1.爆音体験のルール説明や、注意事項の確認
2.爆音の流れる店内で買いものを体験
3.爆音の中で感じたことを共有

爆音が鳴り響く店舗に誘導された参加者は、ランダムに配布された「MISSION CARD」に記載された商品を、制限時間の15分以内に購入するメインミッションと、「コピー機の使い方がわからない」「落とし物が見つからない」といった日常的な困りごとを、声が届かない中で解決するサブミッションの2つをクリアしないといけません。「箸を2膳もらう」や「ストローをもう1本もらう」など、「MISSION CARD」に記載された指示は多岐にわたります。イベント中に参加者が困惑している場合は、店員に扮した聴覚障害のあるスタッフが助けに入り、当事者ならではの解決方法を教えながら対応しました。

ミッション終了後は、主催であるサイレントボイスの聴覚障害者のスタッフと一緒に、爆音体験で感じたことを振り返ります。「困ったこと」「気づいたこと」などを付箋に書き、発表しながらディスカッションを行うことで“気づき”を共有し、聴覚障害者のコロナ禍における問題の理解を深めていただきました。






企画者コメント



株式会社人間
代表取締役 / アイデアマン 山根シボル

最初に頂いた依頼は、問題解決ではなく「身体障害に興味がない人にも、この問題を知って欲しい」ということでした。自分も「興味がない人」の一人でしたが、実際に聴覚に障害のある方々のお話を聞き、日常の中に存在する、予想外でたくさんの問題を知るだけでも、障害のある方を自然に助けられるようになったんです。
そこで今回は、イベントに参加できなくても誰でもイメージできる「うるさすぎて聞こえない」という状況を作ってみました。イヤホンでも、まったく会話ができない状況は作れます。一度試してみてはいかがでしょうか?


主催者コメント



NPO法人 Silent Voice
代表取締役 /NPO理事 尾中 友哉

爆音コンビニの一日の営業を通して感じたのは「コミュニケーションは共同作業」ということでした。自分は今まで「話してた」のではなく、相手に「聞いてもらってた」ということ。逆に、相手が聞く耳を向けてくれないだけで、自分はどれだけやりづらくなるのかを、声をかき消す爆音の中で多くの人と一緒に感じることができました。
この爆音コンビニ閉店後の今、自分自身や社会に願うのは、コミュニケーションをあきらめないこと。方法や気持ちを持つこと。誰かがあきらめて手を離したとき、それはコミュニケーションではなくなるからです。


掲載メディア

◆12月9日 スーパーJチャンネル(テレビ朝日)
“爆音コンビニ”の狙い 伝わらない怖さを体験
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000200772.html

◆12月9日 チャント!(CBCテレビ)
1日限定の爆音コンビニ。そのわけは…
https://hicbc.com/tv/chant/archive/chant01132_20120903/

◆12月10日 BuzzFeed
「何も聞こえねえええ…!」クラブ並みの大音量が鳴り響く「爆音コンビニ」を体験してきた
https://www.buzzfeed.com/jp/narumi/def-ma

◆12月12日 日刊SPA!
世界一うるさい「爆音コンビニ」。誕生の裏には深い背景が
https://nikkan-spa.jp/1720454


爆音コンビニ DEAF-MART 参加者の感想

◆音声言語を利用して、コミュニケーションがとれない点に不自由さを感じました。また、欲しいものをあきらめてしまう、ろう者の気持ちも同時に分かりました。(会社員 20代 男性)

◆聴覚障害の方が伝えようと必死なときに、こちらも察しようとすることが大切なのだと感じました。これまで伝える方を頑張ればよいと思っていましたが、コミュニケーションは相方向だということを改めて感じました。(会社員 30代 女性)

◆自分以外の世界を理解するという意味ですごくよいカタチのイベントだと思った。もっと多くの人に体験してもらうべきだと思いました。聴覚障害の方がスタッフとして参加していた事は、振り返りの時まで気がつきませんでした。(会社員 30代 男性)

◆実物がなかったり、抽象的なことはジェスチャーでは伝わりませんでした。写真や文字などいろんなコミュニケーション手段を活用して伝える努力をすると伝わるのだと発見しました。(会社員 50代 女性)

◆時間制限で心に余裕がないとき、店内で困っている人のことを後回しにしてしまいました。振り返りの際、聴覚障害のあるスタッフの方が「わたしたちが普段されていることです」とおっしゃっていて、反省しました。話を聞く側の表情や姿勢が大事だと気づきました。(会社員 20代 女性)

◆意思疎通が全くできない状態での買い物がこんなに大変だとは…。「カラシじゃなくてマスタードが欲しいんだけど表すジェスチャーが思いつかない」とか、普段は気にならないことが大きな壁として立ちはだかることを知りました。(イベントD 40代 男性)


『爆音コンビニ DEAF-MART』企画



株式会社人間
「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに、ジャンルの枠にとらわれないアイデアをつくるWebコンテンツ制作会社。キャンペーン、グラフィック、イベントなど大手企業の広告や、企業や商品のブランディング、Webメディアの運営や記事制作、アートイベントのプロデュースなど、やりたいことはやってみる、やる気のある会社です。
https://2ngen.jp/



NPO法人 Silent Voice



「”音のない声”を社会のなかで見える化したい」Silent Voiceの社名にはそんな想いが込められています。 「聞こえる聞こえない」という違いに向き合い、実際に様々な課題を解決してきた私たちにしか提供できない価値を追求することで、コミュニケーションの壁とたたかう人たちの力になりたいと考えています。
https://silentvoice.co.jp/

<お問い合わせ>
NPO法人 Silent Voice
sv-contact@silentvoice.co.jp
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