医療・医薬・福祉

三菱UFJ銀行の両立支援制度に、働く女性のための予防医療・不妊治療サービス「Grace Care」を提供

株式会社グレイスグループ



株式会社グレイスグループ(以下、グレイスグループ)は、株式会社三菱UFJ銀行(以下、三菱UFJ銀行)が新たな福利厚生として導入した卵子凍結補助制度において、卵子凍結保管サービス「Grace Bank(グレイスバンク)」を従業員向け特別価格で提供いたします。

三菱UFJ銀行は、4月1日より女性行員が卵子凍結(※1)を実施する際にクリニックに対して支払う採卵・凍結費用を、40万円を上限に補助する福利厚生制度を導入します。また、3月5日には国際女性デーに合わせ、卵子凍結や不妊治療、プレコンセプションケアに関する知識の普及を目的とする社内研修を行い、三菱UFJ銀行に加え、MUFGグループ各社の希望者が参加しました。

グレイスグループは、卵子凍結保管サービス「Grace Bank」(初期費用55,000円、年額38,500円または月額3,850円。料金の詳細はこちら)について、初期費用を従業員特別価格で提供します。
※1: 卵子を採取し未授精の状態で凍結保存しておくこと

また、グレイスグループは、働く女性のための予防医療・不妊治療サービス「Grace Care(グレイスケア)」の企業負担0円プランに含まれる「婦人科ダイレクト」についても、4月1日より三菱UFJ銀行の女性行員に対して提供を開始いたします。「婦人科ダイレクト」は、対面診療とオンライン診療を組み合わせ、保険適用のピル・漢方の服用を安心・便利に継続できるサービスです。幅広い年代の女性行員に対し、婦人科系疾患の早期発見・早期治療を促し、女性特有の健康課題の解決に寄与します。
卵子凍結について
「卵子凍結」は、将来の妊娠に備えて、早期に質の良い卵子を凍結保管しておくことで、女性のキャリアとライフプランを両立させるための選択肢として注目を集めています。アメリカの大規模医療施設における最新の調査(※1)では、2022 年に卵子凍結を始めた女性の数は、 2019 年と比較して約 3 倍に増加しており、38歳未満で20個以上の卵子を凍結した後、凍結卵子を融解して使用した女性の70%が子どもを授かっていることも分かっています。

日本は世界一の不妊治療大国と言われ、体外受精の件数は米国の約 41 万件に対し、日本では約 54 万件で、子供のいない夫婦の約 28%が不妊治療を経験しています(※2)。しかしながら、体外受精の成功率は、米国の約24%に対して日本では約 14%と大変低く、世界最低レベルにあります。加えて、40 歳以上の不妊治療患者の割合が世界で最も高いことも特徴です(※3)。

不妊治療は、精神的・肉体的・金銭的にも負担が大きく、不妊治療を経験した働く女性のうち、約 34%が「不妊治療と仕事を両立できなかった」と回答しています(※4)。不妊治療は、日本企業における女性管理職比率の伸び悩みのみならず、社員にとっても、自身のキャリアやライフプラン設計に対するモチベーションの低下等に繋がり、大きな社会課題となっています。

参考1: 公益社団法人 日本産科婦人科学会 「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ(動画)」
https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=302
参考2: Grace Bank「卵子凍結の意義と可能性とは(動画)」