闘病の不安に寄り添う、病院のベッドで読める短歌集が刊行/2月4日からAmazon予約開始
株式会社左右社
著:26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト、監修:岡野大嗣『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』
26人の女性がんサバイバーによる短歌集出版プロジェクト「あの日の風を記憶するわたしの31字」。 株式会社左右社では2021年2月25日、26 人のがんサバイバー あの風プロジェクトによる短歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』を刊行します。それにともない、世界対がんデーである2月4日から左右社オンラインショップ、Amazonにて予約を開始します。 本書は「闘病中の不安に寄り添ってくれる本がない」というサバイバー自身の思いから生まれた「サバイバーによるサバイバーのための短歌集」です。監修に現代歌人・岡野大嗣氏を迎え、それぞれのサバイバーの闘病中の思いが31字のなかで表現されています。


○がん闘病中の様々な思いが込められた短歌
またがんと生きる私に十字架を差し込むごとく天窓の陽は
蝉の声まぶしく耳をつんざいて歪んだ脳に「生きろ」と響く
髪の毛と眉毛と睫毛それとそれと目には見えない鼻毛ください
鍵もたず朝の玄関でるように母と別れた手術室前
生まれたての傷をいたわる初めての沐浴に似た戸惑いの手で
学生のはしゃいで歩く群れにまだ病気知らずのわたしが見える
(本文より引用)
「がん」と言われて絶望に突き落とされたあの日のこと。
この身体とこれからも生きていくこと。
それまで気づけなかった、
日々のささやかな幸せのありがたさ。
どうしても伝えておきたい、大切な人への想い。
ずっと忘れたくないそんな思いや情景を、サバイバー短歌という31字の短い歌 にとじ込め、不安を抱えているたくさんの方に届けたい!
(「あの風」プロジェクト、クラウドファンディングページより)
○監修は現代歌人・岡野大嗣氏
歌集で異例の1万部を突破した『たやすみなさい』著者・岡野大嗣氏が監修者として参加。解説と帯にコメントを寄せてくださいました。
いま、同じ時代を生きている、26人のがんサバイバーたちがつくった「口ずさめるお守り」。一つひとつに異なる祈りが込められて、そのまなざしはそれぞれに美しい。(本書帯より)
○病院のベッドで読める、闘病中の負担にならない本
「あの風」プロジェクトを立ち上げた尾崎ゆうこさんは、闘病中、“本当に不安に寄り添ってくれる本”にはなかなか出会えなかったといいます。「がん」関係のものは専門的な内容が多く、難しい内容は治療中や体力がない時には読みづらい、体験記はネガティブな面ばかりに目が向いてしまい余計に気が滅入ってしまう……。
周囲のサバイバーからも同じ声が聞こえました。この意見をもとに、本書は治療中や体力のない時でも読みやすいよう工夫しています。
治療中や体力がない時でも読みやすい、31字の短歌
闘病中の負担にならない、軽く・開きやすい仕様
直感に寄り添う優しいイラスト、人気イラストレーター・西淑のカラーイラスト満載
コロナウイルス感染拡大により不安が増すなか、がんやがん以外の病気と闘っている方、「第二の患者」と言われる家族や、友人の方々へ届けたい一冊です。
○著者・監修者紹介
26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト
26人の女性がんサバイバーによる短歌集出版プロジェクト「あの日の風を記憶するわたしの31字」のメンバー。
「あの風」プロジェクト→https://readyfor.jp/projects/anokaze
岡野大嗣(おかの・だいじ)1980年、大阪府生まれ。
2014年に第一歌集『サイレンと犀』、2019年に第二歌集『たやすみなさい』(いずれも書肆侃侃房)を刊行。共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、『今日は誰にも愛されたかった』(いずれもナナロク社)がある。
○ご予約ページ
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4865280170/ref=cm_sw_r_tw_dp_G9859F07JVSZ7TG485XD
左右社:http://sayusha.com
○書誌情報
『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』
著:26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト
監修:岡野大嗣
イラスト:西淑
刊行予定日:2021年2月25日
予価:1,600円+税
ISBN:978-4-86528-017-3
目次
I 26首の短歌
II 連作
猫は連れて行けない
祈りの儀式
ミナオダヤカニスゴセマスヨウ
秋の帽子
III サバイバーストーリー
「まさか私が…」の、そのまさか/はろさん
十七歳 失った最後の青春によって得たもの/炭酸水子
揺れる思いと向き合う日々/金塚敬子
嫌な待ち時間も優しい時間に/猫由
空っぽの心に響いた応援歌/佐々木千津
ゴールは先生の診察室/rina
においの記憶/中川裕子
ねむりスイッチがみつからなくて/石原裕子
友とわたしの苺一会/ひびの祈り
残したものはたくさんあるのに/yossy
未来よりこの瞬間を生ききる人生/彩香
がんのせいにしないで私らしく/moe
チームと私、いつも一緒に/加藤那津
がんで出会えた仲間が生きる希望に/ヒダノマナミ
今もこれからもこのときを/植田ゆり
忘れても大丈夫 岡野大嗣
あとがき
あの風プロジェクト 執筆者プロフィール
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著:26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト、監修:岡野大嗣『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』
26人の女性がんサバイバーによる短歌集出版プロジェクト「あの日の風を記憶するわたしの31字」。 株式会社左右社では2021年2月25日、26 人のがんサバイバー あの風プロジェクトによる短歌集『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』を刊行します。それにともない、世界対がんデーである2月4日から左右社オンラインショップ、Amazonにて予約を開始します。 本書は「闘病中の不安に寄り添ってくれる本がない」というサバイバー自身の思いから生まれた「サバイバーによるサバイバーのための短歌集」です。監修に現代歌人・岡野大嗣氏を迎え、それぞれのサバイバーの闘病中の思いが31字のなかで表現されています。


○がん闘病中の様々な思いが込められた短歌
またがんと生きる私に十字架を差し込むごとく天窓の陽は
蝉の声まぶしく耳をつんざいて歪んだ脳に「生きろ」と響く
髪の毛と眉毛と睫毛それとそれと目には見えない鼻毛ください
鍵もたず朝の玄関でるように母と別れた手術室前
生まれたての傷をいたわる初めての沐浴に似た戸惑いの手で
学生のはしゃいで歩く群れにまだ病気知らずのわたしが見える
(本文より引用)
「がん」と言われて絶望に突き落とされたあの日のこと。
この身体とこれからも生きていくこと。
それまで気づけなかった、
日々のささやかな幸せのありがたさ。
どうしても伝えておきたい、大切な人への想い。
ずっと忘れたくないそんな思いや情景を、サバイバー短歌という31字の短い歌 にとじ込め、不安を抱えているたくさんの方に届けたい!
(「あの風」プロジェクト、クラウドファンディングページより)
○監修は現代歌人・岡野大嗣氏
歌集で異例の1万部を突破した『たやすみなさい』著者・岡野大嗣氏が監修者として参加。解説と帯にコメントを寄せてくださいました。
いま、同じ時代を生きている、26人のがんサバイバーたちがつくった「口ずさめるお守り」。一つひとつに異なる祈りが込められて、そのまなざしはそれぞれに美しい。(本書帯より)
○病院のベッドで読める、闘病中の負担にならない本
「あの風」プロジェクトを立ち上げた尾崎ゆうこさんは、闘病中、“本当に不安に寄り添ってくれる本”にはなかなか出会えなかったといいます。「がん」関係のものは専門的な内容が多く、難しい内容は治療中や体力がない時には読みづらい、体験記はネガティブな面ばかりに目が向いてしまい余計に気が滅入ってしまう……。
周囲のサバイバーからも同じ声が聞こえました。この意見をもとに、本書は治療中や体力のない時でも読みやすいよう工夫しています。
治療中や体力がない時でも読みやすい、31字の短歌
闘病中の負担にならない、軽く・開きやすい仕様
直感に寄り添う優しいイラスト、人気イラストレーター・西淑のカラーイラスト満載
コロナウイルス感染拡大により不安が増すなか、がんやがん以外の病気と闘っている方、「第二の患者」と言われる家族や、友人の方々へ届けたい一冊です。
○著者・監修者紹介
26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト
26人の女性がんサバイバーによる短歌集出版プロジェクト「あの日の風を記憶するわたしの31字」のメンバー。
「あの風」プロジェクト→https://readyfor.jp/projects/anokaze
岡野大嗣(おかの・だいじ)1980年、大阪府生まれ。
2014年に第一歌集『サイレンと犀』、2019年に第二歌集『たやすみなさい』(いずれも書肆侃侃房)を刊行。共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、『今日は誰にも愛されたかった』(いずれもナナロク社)がある。
○ご予約ページ
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4865280170/ref=cm_sw_r_tw_dp_G9859F07JVSZ7TG485XD
左右社:http://sayusha.com
○書誌情報
『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』
著:26 人のがんサバイバー あの風プロジェクト
監修:岡野大嗣
イラスト:西淑
刊行予定日:2021年2月25日
予価:1,600円+税
ISBN:978-4-86528-017-3
目次
I 26首の短歌
II 連作
猫は連れて行けない
祈りの儀式
ミナオダヤカニスゴセマスヨウ
秋の帽子
III サバイバーストーリー
「まさか私が…」の、そのまさか/はろさん
十七歳 失った最後の青春によって得たもの/炭酸水子
揺れる思いと向き合う日々/金塚敬子
嫌な待ち時間も優しい時間に/猫由
空っぽの心に響いた応援歌/佐々木千津
ゴールは先生の診察室/rina
においの記憶/中川裕子
ねむりスイッチがみつからなくて/石原裕子
友とわたしの苺一会/ひびの祈り
残したものはたくさんあるのに/yossy
未来よりこの瞬間を生ききる人生/彩香
がんのせいにしないで私らしく/moe
チームと私、いつも一緒に/加藤那津
がんで出会えた仲間が生きる希望に/ヒダノマナミ
今もこれからもこのときを/植田ゆり
忘れても大丈夫 岡野大嗣
あとがき
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(2021/02/04 19:05)
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