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株式会社きづなろは株式会社Ai.Connectとヘルスケアエコシステムにおける技術・販売提携を発表します

株式会社きづなろ
仮想通信経路接続によって安定化された光回線技術を活用した、次世代ヘルスケアソリューションの実現へ

株式会社きづなろ(本社:東京都港区、代表取締役:大槻知史、以下「きづなろ」)および株式会社Ai.Connect(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役:松永 侑祐、以下「アイコネクト」)は、ヘルスケアエコシステムに関する技術提携および販売提携を2025年6月より開始することをお知らせいたします。

本提携は、アイコネクトが提供する仮想通信経路を用いた接続型の「アイネット Virtual Path」による安定かつ高品質な通信環境を、きづなろが展開するヘルスケアエコシステムの基盤として活用し、高齢者施設における健康管理および一般家庭での健康維持増進を支援する統合ソリューションの実現を目指すものです。










■ 背景と目的
少子高齢化が進む日本社会において、高齢者の健康寿命延伸や介護予防は喫緊の社会課題となっています。また、働き盛りのミドル世代においても健康維持増進への関心が高まっています。

一方で、ヘルスケアデバイスやIoT機器から収集される健康データの活用には、安定した高速通信環境が不可欠です。特にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームなどの高齢者施設では、24時間365日の安定した通信による見守りや健康管理が求められています。

こうした背景を踏まえ、きづなろが開発するヘルスケアエコシステムとアイコネクトの高品質な光通信技術を組み合わせることで、次世代型の健康管理・介護予防ソリューションの実現を目指します。
■ 提携の特徴と展開目標
本提携によって実現するヘルスケアエコシステムは、以下のような特徴と展開目標を有しています。
主な特徴
- 高速・安定した通信基盤アイコネクトの仮想通信経路を用いた接続型の「アイネット Virtual Path」により、大容量の健康データをリアルタイムで収集・分析可能な環境を実現。
- 統合型健康管理システムバイタルデータ、活動量、睡眠状態など多様なデータを一元管理し、AIによる分析で個別最適化された健康アドバイスを提供。
- 拡張性の高いプラットフォーム高齢者見守りから生活習慣病予防まで、様々なヘルスケアサービスを柔軟に追加・連携できる設計。

展開目標
- 高齢者施設への優先導入サ高住や老人ホームを対象に、見守りシステムと健康管理機能を統合した包括的ソリューションとして展開。
- 一般集合住宅への展開ミドル世代の健康維持増進を支援するサービスとして、一般の集合住宅にも順次展開。
- データ活用による予防医療の推進蓄積された健康データを匿名化・分析し、疾病予防や健康増進に寄与する知見の創出を目指す。 (※個人情報保護には万全の配慮を行い、データ活用には利用者の同意を得た上で実施します。)

今後の展開
2025年6月より高齢者施設を対象としたモデルケースの導入を開始し、効果検証を進めます。2025年秋以降は一般集合住宅への展開も視野に入れ、「誰もが自分らしく健康に暮らせる社会」の実現に向けたヘルスケアエコシステムの構築を推進してまいります。
■ 各社からのコメント
株式会社きづなろ(代表取締役:大槻 知史)
「高齢化社会において、テクノロジーを活用した健康寿命の延伸は社会的使命です。アイコネクト様との提携により、安定した通信環境の上に構築する次世代ヘルスケアエコシステムを通じて、高齢者の方々の安心な暮らしとミドル世代の健康維持増進に貢献してまいります。」

株式会社Ai.Connect(代表取締役:松永 侑祐)
「当社はこれまで、集合住宅における通信インフラのアップデートを通じて、快適で安心な住環境づくりを支えてきました。
今回の提携は、当社サービスである「Virtual Path」の高品質な安定化光通信技術と、きづなろ様が開発されている先進的なヘルスケアエコシステムとの融合により、ヘルスケア分野における社会課題の解決に寄与する大きな一歩になると確信しており、人々の健康と幸福に直接貢献できることを大変嬉しく思います。
"インフラの力で人の暮らしを守る"という当社の信念のもと、これからの高齢化社会にふさわしい新しい見守りと健康管理の形を、きづなろ様と共に創出してまいります。」
■ 革新的技術で実現する「転ばない暮らし」
当社が開発したシステムは、独自のAIエッジ技術により、従来のセンサーでは捉えられなかった人の姿勢や動作を高精度で認識します。三万回以上の試行錯誤を重ね、設置位置や角度を気にすることなく、一般家庭でも手軽に導入できる画期的なソリューションを実現。97%以上という高い転倒検知精度を達成しました。





"親の転倒に気づけなかった痛切な経験から、このプロジェクトは始まりました。見守り装置を契約していたのに、なぜ母の転倒を防げなかったのか-その疑問が開発の原点です" (大槻代表)
■ 見守られる側も見守る側も安心できるシステム
当社のヘルスケアエコシステムは、日常生活動作センシングと様々なモーダルセンシング、診断AIを組み合わせた革新的なシステムです。壁面に設置されるステルスなセンサーは装着の必要がなく、監視される違和感も最小限に抑えられます。「子といえども見られているのはイヤ」という高齢者の声に応え、プライバシーに配慮した設計となっています。

また、緊急時には専門の安心ネットが対応するため、見守る家族の負担も軽減されるのが特徴です。施設関係者からは「入居者のプライバシーと見守りの両立」「夜間巡視の負担軽減」といった期待の声が寄せられています。