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東京都品川区が認知症普及啓発の促進に向けて実施する 令和7年度「あたまの元気度チェック」事業をミレニアが継続受託

株式会社ミレニア
対面式に加え、電話による受検も可能に

 セントケア・グループ<2374>傘下の株式会社ミレニア(本社:東京都港区)は、このたび、当社が認知症に関する正しい知識の普及啓発の促進に向けて受託実施している東京都品川区(区長 森澤 恭子)の、あたまの元気度チェック事業(以下、本事業)について、令和7年度も継続実施することをお知らせいたします。



 本事業は、区内在住の50歳以上の品川区民を対象とした、もの忘れの訴えのない時期から、自身のあたまの元気度を確認できる機会を提供し、認知症をだれもが我が事として捉え、早期から関心を持てるよう意識の醸成を図る事業です。当社の認知機能スケール「あたまの健康チェック(R)」が機能評価法として採用され、令和6年度より、あたまの元気度チェック会を区内施設で年間10回開催し、もの忘れの訴えの無い時期からのあたまの元気度を確認する機会の提供を通じて、認知機能低下の予防にかかる情報啓発や区内で提供されている健康づくりに資する事業への参加勧奨や品川区もの忘れ検診への参加促進を図りました。
  東京都が、認知症サポート検診事業について、従来の70歳以上から、原則50歳以上への拡充を推奨するなかで、品川区では50歳以上を対象とした認知症の普及啓発ならびに早期発見・対応に向けた本事業に積極的に取り組んでいます。

令和6年度の実績
 本事業は、品川区として初めて65歳未満人口を対象とした認知症に関する正しい知識の普及啓発事業として実施され、当社は令和6年度にはじめて業務を受託し「あたまの健康チェック(R)」の提供、区内各地の施設で年間10回のチェック会運営、広報支援等をおこなって参りました。アンケート調査では、本事業をきっかけに既存の健康づくり・介護予防等への参加意欲の向上や認知症の備えに対する意識向上を示すデータが確認されました。初めての取り組みとなった65歳未満層へのアウトリーチでしたが、参加者総数の内、年度末実績で65歳未満人口の参加率は3割となりました。

令和7年度の計画
 認知症施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした認知症基本法の施行後、「新しい認知症観」が示されました。認知症は誰もがなり得るものであるとの観点から、中年期から誰もが正しい情報に手が届き、将来に備え、認知症の人も尊厳を保持しつつ、希望を持って自分らしく暮らすことができる社会の実現が基本理念とされています。本事業は、50歳以上の区民を対象に認知症への意識醸成および普及啓発を図るとともに、品川区もの忘れ検診への受診勧奨を目的として推進してまいります。

l 65歳未満が手に取れる冊子の提供
東京都が、認知症普及啓発ならびに検診事業の対象を原則50歳以上への拡充する中で、令和7年度より、65歳未満層が手に取れる普及啓発冊子を採用し、認知症基本法で示される「新しい認知症観」や日常から備えられる取り組みや万一の際の相談先情報を中年期から手に届く情報となるよう、広報ツールの整備を進めます。

l 地域資源や相談先、予防介入事業への参加勧奨
昨年度事業で聴取されたアンケート調査では、あたまの元気度チェックへの参加後では、認知症の備えや健康づくりの取り組みに対する行動変容意欲を示す回答が目立ちました。本事業に参加の区民へは、地域で提供される様々な認知症や健康づくりに関連する事業の情報提供と参加勧奨を推進してまいります。

l 「あたまの元気度チェック」を通じた状態把握の機会提供
品川区内に在住の50歳以上の方であれば、どなたでも申込みが可能です。
6月中旬から随時、予約制にて受検希望者の受付を開始いたします:

対面方式: あたまの元気度チェック
● 現地での受検会: 

年度内に先着600名を上限に8回(各回定員設定75名前後)の「あたまの元気度チェック」受検会を区内施設にて開催




対面形式の受検: 実施日程とお申込み受付期間


電話形式: あたまの元気度チェック
● コールセンターを通じた受検: 

本年度は、様々な理由から現地会場での参加が困難な区民のため自宅からお電話を通じて「あたまの元気度チェック」が受検いただける体制(先着150名)を整備




電話形式の受検: 実施日程とお申込み受付期間


参加お申込みのための連絡先


区内で配布される各種の広報物