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若手医師の業務/レポート作成をサポートするアプリ「MOTiCAN-モチカン-」AI機能を追加しました

株式会社MedicalApp
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医師の働き方改革をサポートし若手医師の内科離れを防ぐアプリ MOTiCAN-モチカン-
株式会社MedicalAppは、
現役医師が開発・運営する医師向け業務効率化アプリ「MOTiCAN(モチカン)」において、
AIを活用した「血液検査データ校正機能」と、
ユーザーの声に応えた「カレンダー機能」のアップデートを
2025年6月23日に実施したことをお知らせします。

本機能は、内科専門医研修プログラム(J-OSLER)のレポート作成など、
医師の煩雑な事務作業を大幅に削減し、医療の質の向上と働き方改革に貢献します。

■ 開発の背景:若手医師の内科離れを起こしかねないレポート負担

開発者自身も、内科専門医試験の受験要件となる約150症例のレポート(J-OSLER)作成において、
膨大な時間を費やした経験があります。
北海道大学の調査では、J-OSLERのために専攻医は95.8~1256時間(中央値225時間):勤務時間約1.4ヶ月分相当の時間を要するとされています。

J-OSLERに代表される膨大な症例管理とレポート作成の負担は、若手医師が内科研修を敬遠する一因ともなると考えています。
これらの課題をテクノロジーで解決し、医師が本来の専門業務に集中できる環境を創出するために
「MOTiCAN」は開発されました。

■ 医師の業務に寄り添う「MOTiCAN」の主な機能


1. 病棟業務に特化したToDo管理機能勤務医は一人で5名から30名ほどの患者を担当し、日々発生する無数のタスクを管理しています。MOTiCANでは、この病棟業務に特化したToDo機能を提供することでタスクの実施漏れを防ぎ、医療全体の遅延リスクを低減します。(タスク管理は匿名化した状態で行います。)





2. J-OSLERに完全対応した経験症例の管理機能医師自身が完全に匿名化した情報を病名ベースでデータベース化。疾患名で瞬時に検索・ソートが可能です。J-OSLERが求める症例分類に準拠した自動分類機能により、必要な経験症例やJ-OSLERの進展情報を可視化し、多忙な専攻医のレポート作成業務を強力にサポートします。





3. 臨床現場で本当に使える計算ツール ステロイドの力価換算など、現役の内科医が「本当に使いたい」と思うタイミングと内容にこだわった計算ツールを搭載。既存のツールとは一線を画し、病棟業務に即した便利な機能を随時拡充しています。





4.育てる臨床知、自分だけの教科書を作る「疾患note機能」一つひとつの症例経験は、医師にとって最も貴重な学びの源泉です。本機能は、その経験から得た知識や気づきを、病名ごとに整理された「自分だけの臨床教科書」として蓄積します。過去に学んだ知識が、新たな症例を担当する際に瞬時に引き出せることで、経験に基づいた、より質の高い医療の実践を強力にサポートします。






■【今回のアップデート内容】AIとユーザーの声で、さらに進化


1. 新機能:AIによる「血液検査データ校正機能」レポートや学会発表の準備で最も手間のかかる作業の一つが、血液検査データの単位を整える過程です。

今回のアップデートで搭載されたAI機能により、この作業が完全に自動化されます。








好きな項目を入力すれば、項目➕単位付きのテキストで出力されるため、後は数値を当てはめるだけで完成します。

ユーザーのやるべきことが確認作業だけとなり、ミスの軽減やレポート作成の負担軽減を期待できます。

ChatGPTなど既存のAIでもプロンプトを工夫すれば可能ですが、AIを使いこなすための学習コストや準備する時間を軽減できます。




この機能はJ-OSLER/EPOC形式に対応しておりレポート要件に合わせた形式でデータを簡単に出力できます。

内科学会が定める「生成AI利用ガイドライン」に則った設計ですので、AIに学習されない設定としています。それゆえAIに不慣れな医師でも安心して利用できます。


2. 機能改善:ユーザーの声から生まれた「新カレンダー機能」



ユーザーの皆様からのご意見を反映し、カレンダー機能のUI/UXを全面的に刷新。より直感的で視認性の高いデザインとなり、スムーズなスケジュール管理を実現しました。




■ サービスの反響と今後の展望

「MOTiCAN」は、
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