医療・医薬・福祉

日本において、腹部開放創用ドレッシングキット「ABTHERA(TM)ドレッシングキット」の発売を開始

KCI USA, Inc.
日本において導入された救急患者に対する腹部開放管理(OAM : Open Abdomen Management)の技術は臨床的に実証されております。

2019年2月-KCI社(本社:アメリカ合衆国テキサス州)及びAcelity社(本社:アメリカ合衆国テキサス州)は、本年2月1日より、日本において、腹部開放創用ドレッシングキット「ABTHERA(TM)ドレッシングキット」の発売を開始いたしました。


「ABTHERA™ドレッシングキット」は、一時的な閉腹システムであり、一次閉鎖が不可能な場合や、腹腔内へ繰り返しの介入が必要とされる場合において、患部を一時的に閉鎖し、次の開腹術を安全な状態で行うことが可能となります。

「ABTHERA™ドレッシングキット」を用いた治療成果において、腹部出血・腹部コンパートメント症候群又は重篤な腹膜炎を発症した患者様のリスク制御との関連性は検証されています。」とアメリカ南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校教授(外科手術)及び同校の外傷・外科集中治療の責任者であるデメトリオス・デメトリアデス医師は語っています。日本における「ABTHERA™ドレッシングキット」の導入により、一次筋膜閉鎖をより迅速に行えるようになることで、臨床医は開腹術において以前では対応できなかった重大なニーズに対応する臨床的に実証されたソリューションを適用することが可能となります。

「ABTHERA™ドレッシングキット」は、数多くの臨床結果によってその機能の優位性が裏付けられています。例えば、Barker式Vacuum pack法(以下、BVPTとする)との比較では、患者様の生存率の向上、一次筋膜閉鎖の改善、集中治療室での治療の減少につながることが示唆されています。また、168名(ABTHERA™療法が111名、BVPT は57名)の患者様に対して実施された非盲検観察研究の結果によると、BVPTと比較して、ABTHERA™ドレッシングキットを使用したより多くの患者様が一次筋膜閉鎖を受けることができており、あらゆる原因による30日以内の死亡が減少したことも確認されております。(ABTHERA™ドレッシングキットの14%に対し、BVPT は30%; p=0.01)[1]
[1] Cheatham ML, Demetriades D, Fabian TC他による「陰圧閉鎖療法及びBarker式真空パック法に関する臨床的結果を検証したプロスペクティブ研究」World J Surg. 2013;37(9):2018-30.

KCI社CEOのアンドリュー・エカートは、「日本は世界でも最も大きな医療ビジネス市場の一つです。今回の発売開始により、これまで満たされていなかった大きなニーズを汲み取り、手術室における臨床医及び患者様を我々がより強力にサポートしていくことが可能となると考えています。創部治療における我々が持つ比類なき専門性を広めることでABTHERA™ドレッシングキットの様な最新技術を提供することが可能となり、臨床医や患者様に画期的なソリューションを提供することが出来るようになります。」と述べています。

【ABTHERA™療法には以下の機能があります】

分泌物を除去することで浮腫の発生を抑える。
内部における張力を高めることで、筋膜の陥没及び術部の破損を防ぐ。
腹部の内臓を外部から保護する。
腹部の内臓を保護しながら、腹壁及び内臓を分離する。縫合せず、再挿入が素早く出来るようにする。


KCI社のチーフ・メディカル・オフィサーのロン・シルバーマン医師は、「世界中で行われた数多くの臨床的及び遡及的な研究によりABTHERA™療法の効能が立証されています。複数の日本を代表する大学においてABTHERA™ドレッシングキットの使用に関する講義を行い、臨床医を教育することでこの技術を広めていくことができると考えております。」と述べています。

<参考>
■ABTHERA™ドレッシングキットについて
ABTHERA™ドレッシングキットは、腹部臓器の露出を伴う腹部開放創に対して早期の一次筋膜閉鎖を達成する事を目的とした腹部開放創用ドレッシングキットであり、腹部臓器等の露出を伴う一次縫合による閉腹が困難な腹部開放管理、⼜は一次閉鎖が望ましくない腹部開放創(ダメージコントロール術などで腹腔内へ繰り返しの介入が必要とされる場合等)の閉腹までの一時的な管理に使用されます。平成30年10月26日に日本の承認を取得しております。

[1] Cheatham ML, Demetriades D, Fabian TC他による「陰圧閉鎖療法及びBarker式真空パック法に関する臨床的結果を検証したプロスペクティブ研究」World J Surg. 2013;37(9):2018-30.

KCI社及びAcelity社について
KCI社及びAcelity社は、術後創のケアの分野では信頼の置けるブランドとして認識されております。陰圧閉鎖療法及び革新的な術後創のケアの分野ではパイオニアとしての地位を確立しております。弊社の優れた製品群は90を超える国々で販売されており、創の早期回復に役立つソリューションをご提案することで価値を提供しております。KCI社は、品質、安全性及び顧客経験のいずれにおいても市場をリードしており、治癒医療の科学的発展に注力しております。KCI社は今後とも先進的な創治癒の発展の為にリードして参ります。

[KCI会社概要]
社名:Kinetic Concepts, Inc.(略:KCI)
本社所在地:アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ
代表者:アンドリュー・エカート
業務内容:KCI社の製品は、様々な臨床ニーズに対し、急性期病院、長期医療看護施設、在宅医療機関、創傷ケアクリニックなど、世界中の幅広い治療環境で医療従事者に使用されています。
日本拠点:ケーシーアイ株式会社(東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル5F)
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