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中央アフリカ共和国:暴力の激化で栄養不良増加~前年に比べ25%増【プレスリリース】

公益財団法人日本ユニセフ協会

首都バンギにある小児科病院で、母親にすぐに食べられる栄養治療食(RUTF)を食べさせてもらう生後9カ月の赤ちゃん。(2017年10月撮影) (C) UNICEF_UN0149329_Sokhin
【2021年3月12日 バンギ(中央アフリカ共和国) 発】

中央アフリカ共和国の35の保健地区のうち14の地区で、少なくとも2万4,000人の5歳未満の子どもが、最近の国内での暴力の急増に伴い、重度の急性栄養不良の危険に晒されていると、ユニセフ(国連児童基金)は本日、世界食糧計画(国連WFP)とともに警鐘を鳴らしました。現在、子どもの栄養不良の危機を警戒しているこの14の地区のうち、6つの地区は、子どもの緊急のニーズに対応するための資金もキャパシティもない状態です。

また、ユニセフと国連WFPは、暴力と情勢不安の結果、避難する人々が増え、人道的アクセスが妨げられ、食料価格の上昇を引き起こしていると指摘しています。

このことは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが中央アフリカの子どもたちの栄養の安全保障に与え続けている負の影響に拍車をかけています。2021年は、少なくとも6万2,000人の5歳未満の子どもが重度の急性栄養不良に陥ると推測されており、これは2020年に比べて25%の増加です。

首都バンギの郊外にある保健センターで、入院前に体重を計る重度の栄養不良のピエールちゃん。(2018年7月撮影) (C) UNICEF_UN0248770_LeDu
「状況は極めて憂慮すべきものです。緊急に必要なケアを受けられなければ、重度の栄養不良の子どもたちは死のリスクに晒されます。特に最近の暴力の影響を最も受けている地域では、人々が避難を余儀なくされ、食料へのアクセスが不足しているため、支援を必要としているすべての子どもたちに一刻も早く手を差し伸べなければなりません」とユニセフ・中央アフリカ共和国事務所代表のフラン・エクイザは述べました。

情勢不安が高まる中、ユニセフと国連WFPの現地チームは、最も弱い立場にある子どもや母親に支援を届けるための取り組みを強化しています。例えば、支援物資が途切れることのないように、栄養補給のための物資を事前に配置したり、遠隔地や避難所のコミュニティに保健や栄養面での支援を届けるために移動診療所を展開したりしています。

「ユニセフとパートナーが、最も弱い立場にある子どもたちに安全かつ自由に支援を届けられるよう、すべての紛争当事者にあらためて呼びかけます」(エクイザ)

2021年、ユニセフは、栄養面の取り組みを強化し、5万人の重度の栄養不良の子どもたちに命を守るための治療を行い、80万人以上の女性や子どもたちに、食事のカウンセリングやビタミンAの補給など、急性および慢性の栄養不良に対処するための資金として、1,520万米ドルを要請しています。

現在、プログラム資金は絶対的に不足しており、今年初めの要請額の30%(450万868米ドル)にとどまります。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)
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