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ベーリンガーインゲルハイムとリーバー脳発達研究所、精神神経疾患を治療する中枢作用性COMT阻害薬を共同開発

日本ベーリンガーインゲルハイム


リーバー研究所との提携により、ベーリンガーインゲルハイムは、統合失調症を含む精神神経疾患の対症療法としてファーストインクラスのアプローチとなり得る臨床パイプライン候補へのアクセスを獲得
新たな提携により、ベーリンガーインゲルハイムの神経科学に基づく個別化精神医療がさらに拡充され、深刻な精神疾患の患者さんのためにより良い治療薬を提供する取り組みが確立


2021316 ドイツ/インゲルハイムおよび米国/ボルチモア-
ベーリンガーインゲルハイムとリーバー脳発達研究所(LIBD)は本日、統合失調症を含むさまざまな精神神経疾患における認知機能障害の治療薬となり得る新たな中枢作用性COMT(カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ)阻害薬の開発に取り組む共同研究およびライセンス契約を締結したことを発表しました。この提携では、神経科学に基づく個別化精神医療を念頭に、ベーリンガーインゲルハイムの中枢神経系(CNS)分野の創薬および開発に関する豊富な経験と、リーバー研究所の中枢作用性COMT阻害薬に関する専門知識を活用し、最終的に新規COMT阻害薬候補を臨床段階に進めることを目指します。

ベーリンガーインゲルハイムのCNS疾患研究部門責任者のDr. Hugh Marston(Ph.D.)は、次のように述べています。「統合失調症の認知機能障害を含む精神疾患は、これまでも治療が困難であり、依然として大きなアンメットニーズが残された分野となっています。今回のリーバー研究所との提携では、このような症状に対処する可能性を秘めたファーストインクラスの機序により、ベーリンガーインゲルハイムの重点分野の1つである精神神経分野の革新的な研究プログラムが拡充されます。双方の専門知識を結集し、現時点では治療法がない患者さんに対するソリューションを見出すために、前進していきたいと考えています」

ドーパミン代謝酵素の一つであるCOMTは、脳の前頭前皮質および海馬におけるドーパミン調整の鍵となります。適切なドーパミン信号伝達の機能は、多くの認知・行動プロセスにとって重要ですが、統合失調症など、さまざまな精神神経疾患・神経疾患では、この機能が損なわれます。末梢作用性COMT阻害薬は、現在、パーキンソン病などの神経障害の治療の補助療法として使用されていますが、今回の共同研究では、精神神経疾患における中枢作用性COMT阻害薬の研究を行います。

リーバー研究所の最近の研究では、中枢作用性COMT阻害薬は、さまざまな精神神経疾患・神経疾患の対症療法において重要な役割を果たすことが示唆されています。中枢作用性COMT阻害薬のポテンシャルは、まだそのような化合物がないため、臨床段階では評価されていません。リーバー研究所との提携により、ベーリンガーインゲルハイムは、非臨床パイプライン候補のライセンスを獲得し、標的となる精神神経疾患においてファーストインクラスのアプローチを目指します。

リーバー脳発達研究所(LIBD)のCEO兼所長のDaniel R. Weinberger氏(M.D.)は、次のように述べています。「リーバー研究所は、統合失調症とそれに関連する脳疾患の遺伝学的・分子学的機序を理解するという使命の一環として、中枢作用性COMT阻害薬の研究に長年取り組んできました。今回、深刻な精神疾患の患者さんの生活を改善するため、治療薬候補を特定し、臨床開発段階に前進させることを目指してベーリンガーインゲルハイムと提携することができ、たいへん嬉しく思います」

この提携の財務詳細は開示しておりません。

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムの中核をなすのは、人と動物のためにより良い医薬品をお届けすることであり、生活を変える画期的な医薬品や治療法を開発していくことが当社の使命です。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持しています。将来のヘルスケアにおける課題を見据え、ベーリンガーインゲルハイムが最大限の力を発揮できる分野で貢献できるよう、長期的な視点をもって邁進していきます。

ベーリンガーインゲルハイムは、世界有数の研究開発主導型の製薬企業として、51,000人以上の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。2019年度、ベーリンガーインゲルハイムは約190億ユーロの純売上高を達成しました。研究開発に約35億ユーロを投じてイノベーションに注力し、生命を救いクオリティオブライフ(生活の質)を向上させる新しい医薬品の創出に注力しています。

ベーリンガーインゲルハイムはパートナーシップを重視し、ライフサイエンス分野における多様な知見を活かして科学的な可能性を広げていきます。様々な協働を通じて、現在そして未来の患者さんの生活を変えるような画期的な治療法を提供していきます。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)

リーバー脳発達研究所(LIBDについて
リーバー脳発達研究所は、発達性脳障害の患者さんの生活を向上させるため,生物医学研究の新たな道を開くことを目的として、2010年に設立されました。同研究所は、統合失調症、自閉症、双極性障害及びそれと関連する発達性脳障害などの病気につながる脳の発達に、遺伝子と環境がどのような影響を及ぼすかを重点的に研究する世界で唯一の研究機関です。リーバー研究所は、ジョンズ・ホプキンス大学医学部と連携する501(c)(3)に基づく独立非営利団体です。
リーバー脳発達研究所/マルツ研究所の詳細については、Webサイト(https://www.libd.org/)または年次報告書(https://www.libd.org/2019-libd-annual-report/)をご覧ください。

当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が3月16日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。
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