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カズノイバラにストレスによる皮膚バリア機能の改善効果があることを発見

株式会社ナリス化粧品
機能改善の選別方法を特許出願し、スキンケアブランドに搭載予定


2019年8月8日

カズノイバラにストレスによる皮膚バリア機能の改善効果があると

機能改善の選別方法を特許出願し、スキンケアブランドに搭載予定


株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、ストレスにより低下した皮膚バリア機能改善剤の選別法を見出し、海藻のカズノイバラから抽出したモーイエキスに、効果の高い皮膚バリア機能の改善効果があることを発見しました。

研究の背景
現代は、ストレス社会と言われて久しいですが、このストレスが、ある一定を超過すると、生物の恒常性が破綻し、心身や身体機能に障害を来たします。生体と外界を隔てている機関である皮膚においても、ストレスによる皮膚バリア機能の低下により、外界からの刺激を受けやすくなることで、肌荒れが促進されることが知られています。社会で働く女性は、仕事と家庭の両立や、複雑な人間関係、また満員電車の過密状況など、よりストレスにさらされ易い傾向にあり、肌荒れの悩みを解決するべく、本研究を行いました。

■研究内容
 肌のバリア機能が低下する要因を検討した結果、精神的ストレス時に増加する、ペプチドホルモンの一種であるエンケファリン量と、皮膚からの水分の蒸散量に、正の相関があることを発見しました。また、ストレス時に肌の乾燥が悪化すると感じる女性は、そうでない女性よりも唾液中のエンケファリン量が多いことが確認され、ストレス時の肌状態の悪化とエンケファリン量には関連があることが示唆されました。
 さらに培養表皮細胞を用いた表皮三次元モデルを使用し、エンケファリンが肌の細胞に与える影響を検討したところ、エンケファリンの添加により表皮細胞の分化に関連 する遺伝子やタンパク質の発現量が減少することで、肌のバリア機能に重要な角層の厚みが減少し、それによって肌の水分蒸散量が増加していたことがわかりました。
 そこで、エンケファリンの影響を緩和する成分を調査したところ、海藻のカズノイバラに、低下した皮膚バリア機能を改善する働きがあることが認められました。
表皮3次元モデルにエンケファリン、カズノイバラ抽出液を添加した際の遺伝子発現量
表皮三次元モデルに、エンケファリン、カズノイバラ抽出液を添加した際の角層厚

■今後の展開
多くの女性のストレスを抱えた肌荒れの悩みを解決するべく、主力スキンケアブランドへの搭載を予定しています。

カズノイバラ
カズノイバラ
紅藻網スギノリ目イバラノリ科の海藻。日本では、本州中・南部、四国、九州、西南諸島に分布しており、沖縄では、イバラノリ科の海藻は「モーイ」と呼ばれ、親しまれています。
特許出願内容
出願人:株式会社 ナリス化粧品
発明者:齊藤奈緒美・山崎浩子
出願日:2019年3月28日
出願番号:特願2019-063071


研究者プロフィール


齊藤 奈緒美(さいとう なおみ
株式会社ナリス化粧品 
研究開発部 研究課 基盤技術グループ 


― 略歴 ―
2014年 東北大学薬学部薬学科卒業。
株式会社ナリス化粧品に入社。
研究開発部 研究開発課 基盤技術グループに配属。

皮膚の老化に関する研究が専門。
入社6年目ながら、先進的な研究を手がけ、製品への技術搭載にも至っているほか、特許出願や社外に向けた研究成果の発表も積極的に行っている。
趣味は陶器集め。
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