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長引くストレスフルな社会情勢の中、入浴でストレスケア 無機塩含有炭酸ガス入浴剤を用いた入浴のストレス・疲労感軽減効果

株式会社バスクリン
~ストレスで増加する酵素成分:唾液由来αアミラーゼの活性値が減少~

 株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区 社長:三枚堂 正悟)は、従来より入浴や入浴剤と疲労・ストレスの関係性について様々な調査、研究を行ってきました。  社会や技術、価値観の変化が著しい今、現代人は症状に現れる疲れだけでなく、知らず知らずのうちに、今までにない新たな疲れを抱えるようになっています。現代人に「疲労感」を抱えているか、調査を行った結果、70.8%の方が、「疲労感がある」と回答しました。(当社調べ、15~69歳男女2,000人)


 今回、α-ピネン※1を含む無機塩含有炭酸ガス入浴剤を使用した入浴(以下、「無機塩含有炭酸ガス浴」と記載)が、さら湯浴と比較しストレス負荷後の唾液由来αアミラーゼ(ストレスで増加する酵素成分)の活性値を早期に減少させ、入浴後の自覚症、主観的な精神疲労、肉体疲労を軽減したことから、精神的なストレスおよび疲労感を緩和するのに有用であるものと考えられました。

 本リリースは、2020年10月23日~25日に開催された日本生理人類学会第81回大会(オンライン)にて発表した研究成果をまとめたレポート内容を元にしています。
※1:森林のすがすがしい空気に含まれる樹木精油中の芳香成分


【結果】

1.“無機塩含有炭酸ガス浴”でストレス指標「唾液由来αアミラーゼ活性値」が早期に減少
 ストレス負荷により増加した唾液由来αアミラーゼ活性値は、入浴後、入浴剤群で速やかに減少しましたが、さら湯群ではほとんど減少しませんでした。
 入浴後30分では、さらに減少し、入浴剤群は、ほぼ安静時の値に戻りましたが、さら湯群では戻りませんでした。


2.“無機塩含有炭酸ガス浴”で疲労感(主観評価)も減少傾向
 ストレス負荷後の入浴において、精神疲労および肉体疲労の主観評価は減少しました。入浴後30分の入浴剤群は、さら湯群と比較して精神疲労、肉体疲労ともに減少傾向を示しました。




【背景と目的】

 厚生労働省は、健康日本21(第二次)での国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的な方針の中で、社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上として、働く世代のメンタルヘルス対策等により、ライフステージに応じた「こころの健康づくり」に取り組むことをあげています。

 また、平成30年の労働安全衛生調査結果によると、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスになっていると感じる事柄があると答えた労働者の割合は58.0%を占めており、半数以上がメンタルヘルス対策、ストレス対処が必要であると考えられています。職場での組織的対処だけでなく、気分転換によるリフレッシュなどのセルフケア方法が求められています。

 入浴は日本人にとって身近な習慣であり、特に入浴剤を用いた無機塩含有炭酸ガス浴は、温熱効果*1による疲労感等の軽減、身体柔軟性への影響が報告されています*2。しかし、これらの入浴の精神的な疲労に対する効果についての詳細な報告は少ないのが現状です。

 今回我々は、リラックス効果が報告されている森林や木材等で発生するα-ピネン、および皮膚の収れん保護等のケア成分で感触等に影響するグルコン酸亜鉛を配合した無機塩含有炭酸ガス浴が、精神的な疲労やストレスを軽減するかについて検証を行いました。


【方法】

<研究期間>
2019年11月~2020年1月。

<研究対象>
健常者ボランティア(14名 43.2±11.9歳)

<研究方法>
人工気候室(25℃50%RH)にて安静後にストレス負荷を行い、その後39℃10分間の全身浴を行い出浴後30分まで測定しました。全身浴は、被験物質として無機塩含有炭酸ガスタイプの入浴剤を用い、対照としてさら湯浴を行いました。ストレス負荷は、計算(加算、減算)および文字(カラーストループ)の3課題を各10分間行いました。

<測定項目>
心電図(心拍数、自律神経)は、リアルタイムで連続的に測定しました。唾液由来αアミラーゼ活性値は、安静時、ストレス後、入浴後、入浴後30分に測定し、主観評価(VAS、自覚症)は安静時、ストレス後、入浴後30分 に測定しました。

<解析方法>
唾液由来αアミラーゼ活性値を指標にストレス負荷の影響が認められた9例を選択し、測定項目の解析を行いました。

この研究は、バスクリン倫理委員会の承認(承認番号19-001号)後、被験者へ説明し同意を得て行いました。


【考察】

 長引くストレスフルな社会情勢の中、「こころの健康づくり」に取り組むことが重要で、メンタルヘルス対策、ストレス対処の一つとして気分転換によるリフレッシュなどのセルフケア方法が求められています。今回検討した、α-ピネンを含む無機塩含有炭酸ガス浴は、さら湯浴と比較しストレス負荷後の唾液由来αアミラーゼの活性値を早期に減少させ、入浴後の自覚症、主観的な精神疲労、肉体疲労を軽減したことから、精神的なストレスおよび疲労感を緩和するのに有用であると考えられました。

 身近な入浴習慣を活かし、更に無機塩含有炭酸ガス入浴剤の使用により、炭酸ガス、無機塩の温浴効果およびα-ピネンを含む香りがストレス軽減に寄与したものと考えられます。


株式会社バスクリンは「健康は、進化する。」をスローガンに、お客様の健やかで心地よい生活の提供を目指してまいります。


【参考文献】
*1:Satoshi Watanabe et al.:The Effects of Bathing with Inorganic Salts and Carbon Dioxide on Body Temperature, Systemic Circulation, and Food Ingestion and Absorption、Japanese society of balneology climatology and physical medicine、69(3), 2006, 167-178.

*2:下堂薗 恵 他:無機塩含有人工炭酸ガス泉入浴が身体の柔軟性と筋硬度、自覚症に及ぼす影響について、日本温泉気候物理医学会誌、74(4), 2011, 227-238.
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