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【10月/ピンクリボン月間】乳がん患者会「ブーゲンビリア」内田絵子さんと#10ザック・バランスキー選手が対談しました

アルバルク東京
10月はピンクリボン月間。もっと日本の女性の皆さんにも乳がんについて知ってほしい、自分の体を大事にしてほしいという思いから、ピンクリボン活動を行う #10 ザック・バランスキー選手が、立川市の乳がん患者会「ブーゲンビリア」の理事長・内田絵子さんと対談を行いました。




【ザック選手】ザック選手 ぼくがピンクリボン運動を初めて知ったのは、子どもの頃。チームカラーと全然違うピンクのバッシュを履いているバスケ選手を見て不思議に思ったんです。そのことを母に聞くと、「乳がんの活動で、乳がんで家族を失う悲しみを繰り返さないようにと願いを込めてピンクリボンをつくったんだよ」と教えてくれました。アメリカでは、プロスポーツ選手が、そういったさまざまな啓発活動をしていました。その後日本に来て、自分もプロスポーツ選手になりました。子どもの頃見てきたプロスポーツ選手のように、自分もそういった活動をしていきたいと思い、昨シーズンの10月にピンクのバッシュを履いて試合に出場しました。現在乳がんにかかっている、かかっていないに関わらず、みんなに自分の体を知ってほしいし、大事にしてほしいと思っています。母や姉、まわりの大事な人たちにも乳がんになってほしくないし、なったとしても早く病気に気づいて治療してほしい。ピンクリボン運動を行っていくうえで、自分自身が乳がんのことをもっと知って、正しい情報を発信していきたいと思っています。


【内田さん】 すばらしいですね!ピンクリボン運動は、ザック選手もご存知のとおり、1980年代にアメリカで生まれたもので、乳がんによる死亡率を減らしていこうという運動です。私が乳がん患者の方にはじめて会ったのは、アメリカに滞在していたときのことです。当時、小学生の息子の家庭教師の先生が、乳がんの治療をしながらも、前向きに治療と仕事を続けている姿でした。大変力強い生き方に感動しました。その後、私はシンガポールに滞在中の44歳の時、乳がんに罹患しました。アメリカで出会った先生のおかげで、乳がんに対して「怖い」という印象を持つより「正しい治療を受けて、早く元気になろう」と思いました。シンガポールでは、闘病中、「セカンドオピニオン、インフォームドコンセント、必要な情報の開示、痛みの緩和、そして人間の尊厳を守る」すばらしい医療を体験しました。その感謝と恩返しの思いで、日本に帰国後、1998年に患者会を設立しました。その当時日本では、乳がんになったことは人生の汚点であり、忌み嫌うというイメージを持っている人が多いような感じがしました。病気になったことを隠し、がんになったことは悪いこと、がん=死という考え方がはびこっているような印象でした。そういう意味でも、乳がんになっていない未体験者に向けて、正しい乳がんの情報をお知らせすることが必要だと思います。「検診を受けよう、セルフチェックをしよう、自分の健康を守ろう、自分の体を知ろう」というメッセージや活動はとても重要だと思っています。

【ザック選手】 日本では、「がんが見つかったら怖い」という思いから、検診に行くのをためらうという人も多いんですよね。乳がんは早く見つければ助かるし、怖くないということをパートナー、家族、まわりの人たちに伝えていきたいし、男性もそういった情報をしっかり知っておかなきゃいけないですよね。


【内田さん】 現在、日本人女性の11人に1人が乳がんにかかると言われているのですが、早期発見・早期治療によって、90%以上の人が治ると言われています。がん=死ではないんです。アメリカは、女性の8人に1人が乳がんにかかると言われていましたが、国をあげて啓発を行い、集団検診等を実施することで、乳がん死亡率を下げることができました。みんながピンクリボン運動に関心を持ち、早く検診を受けるようになれば、日本もアメリカのように乳がんによる死亡率を減らすことができると思います。だからこそ、ザック選手のように、アメリカと日本の架け橋となって活動されることはすごく大事だと思います。早期発見・早期治療は、死亡率を下げるだけでなく、医療費削減にもつながります。女性だけでなく男性も一緒に考え、力を合わせて現状を変えていきたいですね。

【ザック選手】 1993年、クリント大統領が10月の第3金曜日を女性が無料でマンモグラフィを受診できる「ナショナルマンモグラフィディ」に制定し、全米で乳がんによる死亡者を減らす運動が始まったと聞いたことがあります。

【内田さん】 国を挙げての活動「がんは政治である」ですね。私がアメリカに滞在していたとき、スーパーマーケットに検診車が来ていたことがありました。アメリカではこんなに気軽に検診を受けられるんだと思って感動したんです。病院が検診に来てくれないのであれば、人が集まるところに行って気軽に検診を受けてもらう。例えば子どもの就学時検診時や災害引き取り訓練時に校庭にマンモ車を呼んで、待っている間にお母さんの検診を実施するなどできたらいいですよね。

【ザック選手】 たしかに、アメリカでは検診にも気軽に行ける印象がありますからね。社会貢献活動が活発であるかもしれませんね。アメリカの女性向け健康雑誌の「乳がん意識向上月間」の特集企画とか、各種慈善事業団体の取り組みもあり、アメリカの乳がん死亡率は90年代から少しずつ減少しているようです。日本は真面目というか堅い感じというか、自治体で実施をしているものの、気軽に行く雰囲気はないですね。

【内田さん】 そうなんですね、検診率が上がらないんですね。日本でもピンクリボン運動に関心が高まっていくこと、正しい情報を知ること、そして検診の精度管理を上げること、検診の敷居を下げることが受診率向上の近道だと思っています。
ところでザック選手、男性も乳がんになるって知っていますか?

【ザック選手】 知ってます! 女性ほど多くはないけど、男性もかかる病気なんですよね。

【内田さん】 男性も乳腺があるから、乳がんになることもあるんです。でも男性は特に検診を受けるのを恥ずかしがるんですよね。女性の多い病院で一人で受けるのはたしかにハードルが高いと思うので、女性のパートナーや家族と一緒に受けることをおすすめします。男性は重症化しやすく死亡率が高いので、気をつけていただきたいです。


【ザック選手】 今シーズンは、adidasさんの協力で、ぼくだけでなく、チーム内数名の選手がピンクバッシュを履くことになりました。また、ぼくが昨シーズンピンクのバッシュを履いたことにより、他のチームの選手からも「なんでピンクなの?」って聞かれました。そういう拡がりが大事だと思っています。もっともっと日本のスポーツ界でも拡がっていけばいいなと思います。


【内田さん】 スポーツの力に期待したいですね。多くの人が観戦して、そこで勇気をもらいますし、選手の影響を大きく受けるので、ザック選手のようなプロスポーツ選手が発信することで、「乳がんは怖くない、検診受けよう」って思ってくれる人が増えて、日本全体が変わっていくことができたらすばらしいですね。

【ザック選手】 今までピンクバッシュを履いて、自分でも発信していこうとは思っていたんですけれども、乳がんに関する知識があまりありませんでした。今回このような機会をいただき、正しい情報を知ることは、男性でもできることを学びました。また、家族やパートナーの尊い命を守るためにも早期発見・早期治療の大切さを理解しました。そして、もし乳がんになっても怖がらず「標準治療を受けること」の大切さを知ることができました。ありがとうございました。今回知ったことをまた発信していきたいですし、もちろん自分の家族にも伝えたいです。そして、今後も10月に限らず、ピンクリボン活動を実施していきます。勉強会にも参加してみようと思います。
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【NPO法人ブーゲンビリア 理事長 内田絵子さん】
1994年、シンガポールにて乳がん摘出手術・抗がん剤治療・乳房再建手術を受ける。その後1998年に乳がん患者会「内田絵子と女性の医療を考える会」を発足(後に「ブーゲンビリア」に改称)。講演や勉強会の他、医療向上のための患者支援等を行う。

10月19日(土)・20日(日)のアルバルク東京ホームゲームにて、ブース出展が決定!!
NPO法人ブーゲンビリアの皆様のご協力により、ブースを出展いたします。
乳がんに関する冊子・リーフレットの配布の他、乳がん視触診モデルの体験など、乳がんに対する理解と検診率の向上のための普及啓発活動を実施いたします。

協力:NPO法人ブーゲンビリア 立川市

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