医療・医薬・福祉

アイポア、新型コロナ唾液検体の陽陰性を感度・特異度90%で迅速識別する技術を検証

アイポア株式会社
―大阪大学との共同研究を英Nature Communications誌に掲載―


アイポア株式会社(代表:直野典彦、本社:東京都渋谷区、URL:https://aipore.com/)は、大阪大学と共同で、「アイポア微粒子分析ソリューション」を用いた臨床研究により、新型コロナ(COVID-19)の陽性/陰性が5分の計測とAI解析により、感度・特異度ともに約90%で識別できることを実証しました。また、この成果は学術論文として2021年6月17日(木)18時(日本時間)、英Nature Communications誌に発表されました(https://www.nature.com/articles/s41467-021-24001-2)。

この臨床研究では、PCR陽性唾液検体およびPCR陰性唾液検体各々40例について、「アイポア微粒子分析ソリューション」を用いた計測を行い、これらを教師データとしてAI(人工知能)を学習させました。当該論文では、この教師データで学習させたAIの性能を、別途テスト用に同ソリューションで計測したPCR陽性唾液検体およびPCR陰性唾液検体各々50例を用いて評価したところ、1検体につき5分の計測で陽性一致率(感度)90%陰性一致率(特異度)96%を達成したとします。

現在、新型コロナの検査には、PCR等のように核酸増幅を原理とする検査法と、イムノクロマト等のように抗原抗体反応を利用する検査法の2つがあります。前者は感度が高いものの検査時間が長く、後者は逆に検査時間は短いものの感度が低いという問題があります。このことが新興感染症制御を大きく阻んでおり、特にコロナ禍においては大きな社会問題の原因となっています。今回論文に発表された結果は、アイポアの有する技術によって、高感度と短検査時間の両立を実現し、この課題を根本から解決する可能性を示唆するものです。

なおこの研究は、AMED 国立研究開発法人日本医療研究開発機構による「AMED令和2年度ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究)」の、補助事業名「ナノポア技術と機械学習を用いた新型コロナウイルス検査法に関する研究」で支援を受けています。


【アイポア微粒子分析ソリューションについて】
アイポア微粒子分析ソリューションは、アイポアセンサモジュール(NOK株式会社製および株式会社朝日ラバー製)、微粒子計測装置(株式会社アドバンテスト製)、 AIソフトウェアAipore-One™(アイポア株式会社開発/運営)から成ります。これらはすべて、アイポア株式会社が販売しています。なお、アイポア微粒子分析ソリューションは、理化学研究用微粒子分析を目的とした製品であり、医療機器ではありません。





AMED 国立研究開発法人日本医療研究開発機構ホームページ
 https://www.amed.go.jp/


【アイポア株式会社について】
アイポアは2018年9月、内閣府による国家プロジェクトである、「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の成果をもとに産声を上げたベンチャー企業です。このプロジェクトの壮大なビジョンの実現には、アイポアはあまりにも小さく、そして無力でした。そこで、アイポアは新規性の高いAI技術開発にフォーカスし、様々な分野のトップとして世界市場に君臨する様々な企業の力を結集することで、世界の人々の生活を一変させる、価値の高い分析プラットフォームの構築を目指す戦略を採用しました。

ここに発表するアイポアの製品は、バイオ、製薬、電気回路、有機材料、半導体、自動車、情報処理、などの様々な分野の研究者と企業が、時に衝突しながら、その文化や言語の違いを乗り越えて生み出したものです。そのオープン性こそ、革新性が高く、世界の誰もが実現し得なかった製品を提供する原動力になると信じ、アイポアはパートナーとともに、世界のどの大企業にも、そしてどのベンチャー企業にも生み出し得ない、ユニークな製品とサービスを生み出し続けます。

アイポア株式会社ホームページ
 https://aipore.com/

革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)ホームページ
 https://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/about-kakushin.html


【お問い合わせ先】
本件に関する報道関係者さまからのお問い合わせ先
アイポア株式会社 報道窓口
press-ai<あっと>aipore.com(<あっと>を@に変換してお送りください)
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