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認知症早期検知AI”Cognivida”などヘルスケアAI事業推進を加速するジョージ・アンド・ショーン株式会社 西日本電信電話株式会社と資本業務提携を締結し、7,000万円の資金調達を実施。

G&S
脳の認知機能推定サービスの開発、展開を強化

「少しだけ優しい世界を作ろう。」をビジョンとし、ライフログを活用した高齢者認知症および軽度認知障害(以下、MCI)の早期検知を行うAIエンジン「Cognivida(コグニヴィーダ)」の開発や、高齢者や子供の位置情報見守りサービス「biblle(ビブル)」を展開する、ジョージ・アンド・ショーン株式会社(本社:東京都渋谷区, 代表取締役 井上 憲、以下 G&S)は、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市, 代表取締役 小林 充佳、以下 NTT西日本)を引受先とする第三者割当増資により、7,000万円の資金調達を実施しました。



(写真)G&S 社員写真。前列中央 代表取締役 井上、前列中央左 副社長取締役 中村。
※コロナ禍のため、役員とコアメンバーのみに人数を限定して撮影しています。

資金調達の背景と目的

今回の調達は、主に従来から進めている認知症/MCIの早期発見(※1)のためのライフログ解析AIエンジン開発のためのリソース強化、また、今後展開予定の早期の認知障害の方向けの回復に向けての新規サービスの開発に充てられます。
また、NTT西日本による資本引受は、直近のNTT西日本からの発表におけるNTT PARAVITA(※2) による高齢者向けの睡眠データを活用した睡眠改善サービスの一端として、これまで共同開発を行ってきた認知機能推定サービスを展開していくための資本業務提携となります。

G&Sの取り組む認知症高齢者の社会課題と解決方針

認知症高齢者に関わる、社会的費用は非常に大きくかつ年々増加しており、現時点で450万人のケアのために14兆円を超す(※3)費用が掛かっており、今後2025年には700万人にまで膨らむと推測される中で、大きく肥大していくこの費用は日本のみならず、グローバルでも大きな課題となっています。一方で、認知症のケアについては早期発見が重要なテーマとなっています。認知症の手前時期といわれるMCIの段階で発見することで、16%~40%(※4)の方が回復することができるという検証結果も出ています。
G&Sでは、未病や健康寿命延伸といったテーマに対して、医療データを用いてアプローチするのではなく、日常的な生活習慣データを利用することで、認知症やMCIを発見するという開発を続けてきています。

G&Sの進める高齢者認知症の早期発見~回復までの社会実装スキーム

近年、早期の認知症や、MCIに対する薬剤や回復に向けてのコンテンツの開発など、認知症ケアのためのサービスが多数開発をなされています。一方で、これらコンテンツを可能な限り早期に、また、高齢者様に極力負担のない形で届けていくことが重要と考えています。
この実装のために、以下3つを軸に、複数のパートナー企業と連携しながら社会実装を進めています。



1“生活様式を変えない”ログ取得

高齢者様の生活ログを、可能な限り高齢者様に負担のない形で取得します。G&Sでは、位置情報見守りタグ「biblle」(※5)、や「施設360°(しせつサンロクマル)」(※6)という仕組みを通して、在宅高齢者様や、高齢者施設入居者様の日常の位置情報の履歴を取得しています。これら位置情報遷移の履歴を、認知症/MCIの状態予測に利用しています。

<パートナー企業との連携>
高齢者への負担をより低減させるために、高齢者様の生活様式の変化をさらに小さくするためのパートナー連携を進めています。NTT PARAVITAとの連携では、NTTPARAVITAが展開する睡眠情報を用いた認知機能推定に利用するAI開発のために、企業間連携を行っていきます。
また、その他「コミュニケーション」や「宅内での家電利用状況」など、認知症/MCIの予測に利用ができるデータの取得についても、複数のパートナー企業との連携により実現しています。

2 “気付き”を与える検知アラート

G&Sが提供する認知症/MCIの早期検知AIエンジンの最大の目標は、疑いのある対象者の方を可能な限り発見できる、感度の高いスクリーニングを行うことです。これにより、高齢者様自身に軽度の段階で認知症を疑うきっかけを与えたいと考えています。現在の推定精度は、利用するセンサーデータによって異なりますが、平均して70%程度でのMCIの状態推定(※7)を行うことができています。G&Sでは、本機能を高齢者施設向けサービスに組み込み「Cognivida」(※8)というエンジンとして提供を開始しています。

<パートナー企業との連携>
G&Sの提供する認知症推定は、早期でのスクリーニングを目的としているため、正確な推定を行うことを目的としたものではありません。後段に、より精度の高いスクリーニングテストや医療機関との連携を行うことで、気づきを持った高齢者の方にとっての次のアクションを提供していきます。複数のスクリーニングテストとの連携について、開発実証を始めています。

3 “楽しみながら”の回復コンテンツ

これまで兵庫県 加古川市を始めとする自治体との大規模な連携プロジェクト(※9)を通して、最も要望の高い点が、認知症/MCIの疑いのある方に対して、回復のための道筋を提供して欲しいという声でした。G&Sでは、日常食を通じて回復を促すためのレシピ動画コンテンツの提供(※10)を行ってきました。この経験を通じて、高齢者の方が日常的に楽しみながら継続できる回復コンテンツが最も必要とされているテーマだと考えるようになりました。今後は、運動やコミュニケーションを通じて回復を促すための基盤やコンテンツの開発を行っていきます。

<パートナー企業との連携>
回復を促すことができると想定されるコンテンツは最もパートナー連携が必要で、かつ広範な連携が模索できる領域だと考えます。食、運動、コミュニケーション、脳トレーニング等の認知症改善のためのコンテンツホルダーとの連携がすでに進んでいます。加えて、医療機関や製薬企業と連携することで、投薬や医学療法との連携も重要なテーマと考え、これらを推進しています。

出資企業となるNTT西日本 ビジネス営業本部 バリューデザイン部 担当部長 高山 善和 様からのコメント

当社は2017年頃から生活ログ(行動データ、バイタルデータ)から認知機能推定を実現するエンジンの研究開発をスタートしました。G&S社の優れたAI開発能力により、睡眠データをAI解析し認知機能推定を実現するエンジンを共同開発(共同著作)し、医療、介護現場での実用性確認調査を実施して参りました。
この度の資本提携により、エンジン開発連携等の強化ができ、エビデンス確立によるサービス展開の早期化に繋げたいと考えております。未病の早期発見による社会保障費の抑制等の社会課題の解決に貢献したいと考えております。

今後に向けて、代表取締役 井上憲からのコメント

認知症やMCIの早期発見のために認知機能の推定を行おうというプロジェクトが始まったのは、およそ4年も前に遡ります。その中でもNTT西日本様にはプロジェクト開始当初からご連携させて頂いており、近親者に認知症を患ったという同じ体験をされた、当時のご担当者の方とお話しながら、「大切な家族だからこそ、健康で永く生きていって欲しい、そのために我々でできることはなんだろうか」と考えながら、試行錯誤を繰り返して今を迎えるにあたりました。
NTT西日本様とパラマウントベッド様との共同出資により NTT PARAVITAが設立されることも発表され、今後、認知機能推定サービスのエビデンスづくりと展開が進められることを心から嬉しく思っております。
まだ小さいベンチャーですが、たくさんの企業の方と連携しながら、日本を上げての一大プロジェクトとして、この高齢者認知症の社会課題解決を牽引する企業となっていけるよう、精進したいと思います。
認知症/MCIの早期検知のプロジェクトを進めてくるにあたって、また本出資を迎えるにあたって、NTT西日本 小林社長を始め、本当に多くの方から応援のお言葉、ご支援を頂戴致しました。
この場をお借りしまして、深く御礼申し上げます。

※1認知症/MCI(MCI)の早期発見を行うAIエンジンの目的
G&Sで開発・提供を進める、認知症/MCIの早期検知AIエンジンは、医療行為を目的としたものではなく、認知機能低下の可能性がある方を早期に発見する、リスクチェックツールとなることを目的としています。

※2 NTT PARAVITA について
NTT西日本とパラマウントベッド株式会社が、共同出資を行い、睡眠データを活用したオンラインヘルスケアサービスを提供する新会社。
2021年7月27日に設立、営業を開始。
https://www.ntt-west.co.jp/news/2107/210701a.html

※3 参考資料:The estimated cost of dementia in Japan, the most aged society in the world.」, Mitsuhiro Sado etal., 2018を基に作成

※4 参考資料:日本神経学会「認知症疾患診療ガイドライン2017」を基に作成

※5 biblle なくしもの防止&見守りタグ兼サービス・アプリ http://www.biblle.net/

※6 施設360
高齢者向け集合住宅施設向け見守りシステム
https://george-shaun.com/service/biblle-alliance/shisetsu360/

※7 認知症/MCI検知AIエンジンの推定精度
推定精度は利用するセンサー毎で異なります。過去公開している情報としては以下を参照ください。
https://george-shaun.com/gs-lab/poc_of_prediction_model_for_dementia/

※8 Cognivida
高齢者の方々のライフログを収集し、認知症/MCIを早期検知するAIサービスです。
検知に用いるデータは「位置情報の履歴」、「睡眠サイクル」、「家電利用の状況」、「会話データ」等を用いており、これら複数のデータは独立して認知症/MCIを検知することができます。
約4年間、累計約400名の症例データ、および認知症テスト(MMSE※)の結果を活用し、認知症やMCIの方々の生活習慣をモデル化することで、非テスト者の認知状態を予測します。
https://george-shaun.com/360deg/20210217cognivida/

※9 加古川市プロジェクト
社会課題である高齢者の認知症が原因による行方不明事案などを解決するために、ICTとAIを活用した新しい見守りサービスの検討を行うことを目的に、「健康寿命延伸サービス」の実証実験。
加古川市、綜合警備保障株式会社(ALSOK)、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、ジョージ・アンド・ショーン株式会社の4者で実施。
https://george-shaun.com/biblle/kakogawa_smartcity_project/

※10 レシピ動画コンテンツ
高齢者の認知症改善食についての共同開発を進めるG&Sのアドバイザリ、エグゼクティブ シェフの杉浦仁志と共同制作しているヘルスケア・レシピ動画チャンネル「chef Sugiura”HEALTHY HOME COOKING”シェフ杉浦仁志の健康レシピ」
https://www.youtube.com/channel/UCNicvC_C8CaOzzrkUBpNKzA

ジョージ・アンド・ショーン株式会社 企業情報

「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、なくしもの防止&見守りタグ兼アプリの「biblle(ビブル)」の開発・販売や、biblleのコアとなるテクノロジーである、ビーコンテクノロジーや、AIを活用し、認知症/MCI 早期検知サービスの開発など様々な社会課題解決のための開発を行う。
社員の多くが兼業での活動をしており、新しいスタイルの起業を体現し、メディアへの露出も多い。海外への出展や、ピッチコンテストにも積極的に参加し、数々の賞を受賞。
この世界に暮らす人々が、少しだけ優しくなれるために、ジョージ・アンド・ショーンは事業を展開していきます。

主な事業展開
biblle(ビブル)  なくしもの防止&見守りタグ兼サービス・アプリ
・施設360°     高齢者向け集合住宅施設向け見守りシステム
認知症/MCI早期検知AI ライフログを活用した認知症/MCI の早期検知AIサービス
hulali(フラリ)  「地球の歩き方」と「ハワイ州観光局」公認のハワイトラベルアプリ
KYOUDOKO   小田急電鉄株式会社との共同事業の地域コミュニティアプリ

代表取締役  :井上憲
本社所在地  :〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-28-3 ZOOM神宮前1201
電話番号(代表) :03-3405-7230
ウェブサイト  :https://george-shaun.com/
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