美容・健康 教育・資格・人材

【新潟医療福祉大学】耳・皮膚からの感覚情報は、行動を抑制するために欠かせない!本学大学院生らによる研究論文が、国際誌(7月5日付)に公開されました!

NSGグループ
NSGグループの学校法人 新潟総合学園 新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 博士後期課程1年 五十嵐小雪さん(日本学術振興会 特別研究員DC1)、新潟医療福祉大学 健康スポーツ学科 佐藤大輔教授らの研究グループは、目・耳・皮膚から得る感覚情報の種類によって、反応抑制に違いがあることを明らかにし、日常生活での危険な出来事(例:交通事故)から身を守るためには、目からの情報だけではなく、その他の感覚情報によって行動を抑制することが必要不可欠であることを示しました。また、本研究成果は、国際誌Cerebral Cortex (7月5日付)に公開されました。


新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 博士後期課程1年 五十嵐小雪さん
■研究成果のポイント
1. 多くの感覚情報をもとに自らの行動を抑制する能力(反応抑制)は、日常生活やスポーツ活動で重要ですが、「感覚の種類によって、その能力がどのように変化するか?」については分かっていませんでした。

2. 今回の研究により、人は、目からの情報よりも、耳や皮膚から得る情報の方が、次に起こることを予測して、行動を遅らせることが明らかとなりました。

3. 一方で、予期しない突然の刺激や出来事に対して、開始している行動をキャンセルする能力は、いずれの感覚情報でも同じように機能することが分かりました。

【研究概要】
様々な感覚情報をもとに行動を遅らせることや進行中の行動をキャンセルすること(反応抑制)は、日常生活やスポーツ活動において欠かせない機能の1つです。しかし、感覚情報の種類によって、反応抑制機能に違いがあるかは明らかにされていません。また、これまでの研究結果には、1.行動の開始と抑制を促す刺激に異なる種類の感覚を用いており、2.感覚情報の種類が変化すること、3.複数の感覚情報によって行動を抑制していることが影響していると考えられます。そこで、反応抑制に対してどの感覚情報が、どのように影響するかを明らかにするため、3つの問題点を改善した課題を新たに作成しました。そして、視覚・聴覚・体性感覚の3つの感覚情報による反応抑制の違いを調べました。

本研究では、ストップシグナル課題を用いて、反応抑制を評価しました。この課題は、Go刺激に対して素早く反応するGo試行と、Go刺激に続いてStop刺激を呈示し、開始した行動をキャンセルするStop試行で構成されます。Go刺激とStop刺激には、同じ種類の感覚を使用しました。その結果、聴覚と体性感覚では、視覚よりも、「何か起こるかもしれない」と予測して行動を遅らせることができていました。このことは、聴覚と体性感覚で、素早く反応することに対する注意の向きにくさが関係していることが明らかとなりました。一方、予期しない感覚情報に対して行動をキャンセルする能力は、どの感覚情報でも同じように機能し、感覚情報による違いがないことが分かりました。

本研究成果は、日常生活での危険な出来事(例:交通事故)から身を守るためには、目からの情報だけではなく、その他の感覚情報によって行動を抑制することが必要不可欠であることを示しました。今後は、感覚情報の種類によって違う理由を神経活動の特徴から明らかにすることが必要です。また、今回の研究成果が、それぞれの感覚情報による反応抑制機能を高めることができる手法の確立に繋がり、それにより、交通事故発生数の削減や競技パフォーマンスの向上に役立てられることを期待しています。

■研究の詳細についてはこちら
https://www.nuhw.ac.jp/research/2021/07/post-65.html

<研究に関する問い合わせ先>
新潟医療福祉大学 健康科学部 健康スポーツ学科 教授
佐藤 大輔(さとう だいすけ)
TEL: 025-257-4624

◆新潟医療福祉大学 研究TOPICS
文部科学省科学研究費採択件数(過去3年間の新規採択の累計数)で、本学が『全国第4位』に!

新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない保健・医療・福祉・スポーツの6学部13学科を有する総合大学として20種類以上の専門職を養成する教育カリキュラムを配置しています。

"運動機能医科学研究所"やトップアスリートおよび指導者を育成する"強化指定クラブ"、アスリートサポート研究を推進する"アスリートサポート研究センター"などを設置し、リハビリテーション科学およびスポーツ科学を基盤とした、特色ある教育・研究・地域貢献活動を実践しています。

2020年12月に文部科学省が発表した「2020年度科学研究費採択件数(過去3年間の新規採択の累計数)」において、「スポーツ科学、体育、健康科学、およびその関連分野(リハビリテーション科学を含む)」で新潟医療福祉大学が全国第4位となりました(私立大学では全国第2位)。


※過去3年間の新規採択の累計数(文部科学省HP「令和2年度科学研究費助成事業の配分について」参照)

本学では引き続き、保健・医療・福祉・スポーツ分野の発展に貢献する研究と研究成果を広く世界へ発信することに積極的に取り組んでまいります。

【新潟医療福祉大学】 https://www.nuhw.ac.jp/
全国でも数少ない、看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉・医療ITを学ぶ6学部13学科の医療系総合大学です。この医療系総合大学というメリットを最大限に活かし、本学では、医療の現場で必要とされている「チーム医療」を実践的に学ぶことができます。また、全学を挙げた組織的な資格取得支援体制と就職支援体制を構築し、全国トップクラスの国家試験合格率や高い就職実績を実現しています。さらに、スポーツ系学科を有する本学ならではの環境を活かし、「スポーツ」×「医療」「リハビリ」「栄養」など、スポーツと融合した学びを展開しています。

学科
理学療法学科/作業療法学科/言語聴覚学科/義肢装具自立支援学科/臨床技術学科/視機能科学科/救急救命学科/診療放射線学科/健康栄養学科/健康スポーツ学科/看護学科/社会福祉学科/医療情報管理学科

所在地:新潟市北区島見町1398番地
TEL:025-257-4459
FAX:025-257-4456
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

関連記事(PRTIMES)