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国際医療NPOジャパンハートは、カンボジアの子どもの病気の治療を支える給食センターをつくり、2019年10月に食事提供を開始しました

認定NPO法人ジャパンハート
認定NPO法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長・吉岡春菜)は、カンボジアで運営している「ジャパンハートこども医療センター」に入院する患者に衛生的な食事を提供するため、病院給食の調理施設「長沼給食センター」を建設し、2019年10月から小児がん患者さんへの食事提供を開始しました


■給食センター建設の背景
カンボジアの入院患者の食事:日本で当然のように実施されている入院患者へ食事提供ですが、カンボジアでは患者に付き添う家族が食事を準備することが一般的です。
そのため、入院患者の家族の多くは、近くの市場や屋台で調理・販売されている料理を購入し患者に食べさせていることがよくあります。しかし、人や車の交通量が多い道路沿いなどで屋外販売されている食事は必ずしも衛生的とはいえません。患者に衛生的な食事を提供できる環境を整えることが喫緊の課題となっていました。

小児がん治療と食事:当院では2018年8月からカンボジアで小児がんの治療を開始し、2019年9月末現在で累計30名の15歳以下のがん患者が入院しました。現在も小児がん病棟に入院している患者は、手術や抗がん剤治療などを受けながら闘病生活を送っています。

医療と食事は車の両輪のように大切なもので、どちらが欠けても入院中の子どもたちを守ることはできません。治療の軸である抗がん剤治療の副作用によって免疫力や抵抗力が落ちる患者にとって、衛生管理された環境で作られた安全な食事をとることは感染症のリスクを最小限に抑えるために必要不可欠です。治療を支えるために、子どもたちの病態に即した食事を提供する必要もあります。


■給食調理施設「長沼給食センター」竣工と竣工式典
ジャパンハートこども医療センターの横に給食調理施設を建設し、安全な食事を安定的に提供できる環境を整えました。この施設は、建設費用を全額ご寄付いただいた長沼昭夫氏の名前をいただき、長沼給食センター(英名:Naganuma Food Service Center)と命名されました。


2019年6月26日(水)、長沼昭夫氏をはじめ、日本から企業・個人の支援者、カンボジア国内からカンダール州保健局副局長、日本大使館関係者、建設にご協力いただいた企業・団体関係者、協力病院関係者等、多くの方々にジャパンハートこども医療センターへお集まりいただき、竣工式を執り行いました。多くの方々に見守られ、盛大な門出を迎えることができました。



■安全な食事提供のための準備と稼働開始
電気・水道のインフラ整備や宗教食対応、現地人調理スタッフ4名への衛生と栄養の教育実習、調理施設試運転などを経て、安全かつ現地に適した食事提供の環境を整え、2019年10月より小児がんで入院中の患者さんへ食事の提供を開始しました。




■今後の展開
食事を提供する対象を小児がん患者だけでなく、そのほかの疾患によって入院している小児、成人患者にも広げ、すべての入院患者の治療を支えていく予定です。また、付近住民向けの食堂として、地域に「衛生」「栄養」を浸透させる拠点となることも目指し、引き続き挑戦を続けます。


【認定特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org2004年、国際医療ボランティア団体として設立。日本発祥の国際医療NGO。「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動している。海外では、ミャンマー・カンボジア・ラオスにおいて無償で子どもの診療・手術を実施。その数、年間約2万件。国内では僻地・離島への医療者派遣、小児がんの子どもとその家族の外出を医療者がサポートするSmileSmilePROJECTを実施している。 ※ジャパンハートは「認定NPO法人」です。
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