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医療データ分析のテックドクターが、千葉県内のメンタルクリニックと共同でウェアラブルデバイスデータで患者を見守る「SelfDoc.」を用いた院外データ活用ソリューションを開始

株式会社TechDoctor
船橋市内の心療内科きたなら駅上ほっとクリニックと、ウェアラブルデバイスから取得されるデータを「見守るデータ」として活用する取り組みを開始しました。

「データで“調子”を良くする」をミッションに掲げ、ウェアラブルデバイスを通して取得されるデータの医療への活用に取り組む株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都港区、以下:テックドクター)はメンタルクリニックにおける「SelfDoc.(セルフドック)」の実証テストを開始いたしました。今後、従来の医療・製薬関連をはじめとする研究機関に加え、病院や診療所などの医療機関との取り組みをより一層加速させていきます。 



1.サマリー


2021年7月より、千葉県船橋市のきたなら駅上ほっとクリニックにて「SelfDoc.」の実証テストを開始。新機能の実装により、自動で運動・睡眠についての「生活記録表」を作成し主治医と共有することが可能に。
生活記録表に加え、運動・睡眠についての6指標の推移を示した解析レポートを診察時に患者さんと主治医が一緒に見ることで、数週間の生活リズムを客観的に把握でき、患者・医療者間の共同意思決定(Shared Decision Making)が促進されることを期待。
開始から4ヶ月が経過した現在、ウェアラブルデバイスから取得されるデータの「見守るデータ」の有用性が示唆されている。


2.「SelfDoc.」とは


「SelfDoc.」は当社が提供するセルフコンディショニングツールです。ウェアラブルデバイスから取得されるデータを基にカラダとココロの調子を可視化し、自分の「調子」を上げるためのアクション提案などを行います。今回のメンタルクリニックとの取り組みでは、7月に新たに実装された「生活記録表」を主に使用します。

本取組ではFitbit社が提供する「Fitbit Inspire2」(右)及びAPIを活用し、デバイスで計測される心拍数や睡眠、活動量などのデータを取得。「SelfDoc.」ではそれらのデータから運動や睡眠に関するメトリクスを算出しています。

3.本取り組みの目的
昨今、精神疾患の患者数は増加し、うつ病や不安障害の高い再発率が社会問題となっています。また、精神疾患診療の現場においては、患者さんが限られた診察時間内で自身の症状を医師に正確に伝えることが難しい場合があり、医師も患者さんの状態を定量的に把握することは容易ではありません。そこで、私たちはこれまで主に企業での産業保健分野において行ってきたウェアラブルデバイスによる心身のデータの可視化やセルフケアを促す「SelfDoc.」というサービスを医療機関にも提供し、本取組ではメンタルクリニックに通う方々にウェアラブルデバイスを着用しながら「SelfDoc.」を利用していただきます。「SelfDoc.」によって、これまで医師が正確に把握しにくかった患者さんの運動や睡眠に関する客観データを患者・医師間で共有することで、医師から患者さんへのより良いアドバイスや患者さんの安心感・満足度向上につながるかどうかを検証します。

4.本取り組みの概要
【参加人数】
 医師:2名
 患者:12名
【実施場所】
 きたなら駅上ほっとクリニック(心療内科・精神科・訪問診療)
【実施期間】
 2021年7月~現在継続中
 クリニックに通う方々には6ヶ月間の参加を目安としていただいております。
【内容】


クリニックに通う方々にウェアラブルデバイス「Fitbit」を毎日着用していただき、「SelfDoc.」上に自動で出力される自分の「生活記録表」を主治医に共有します。
医師には患者さんから共有される「生活記録表」に加え、テックドクターから各患者さんの診察日に合わせた解析レポートが送られます。現在の解析レポートには睡眠時間、睡眠効率、一定強度以上の歩行時間など計6指標の推移が載っています。
医師はFitbitから自動生成される生活記録表や解析レポートを患者さんと共有することで、患者さんとのコミュニケーションの活発化、アドバイスの質的向上を図ります。

【生活記録表について】


2021年7月より当社の提供するセルフコンディショニングツール「SelfDoc.」の新機能として「生活記録表」がリリースされました(現在は医療機関向けのみ)。患者さんが画面上で共有許可を行うと主治医が上の画像のような生活記録表にアクセスできるようになり、表示期間を自由に設定しながら睡眠と運動の記録を閲覧することができます。生活記録表には運動の強度や睡眠の深さなども表示されます。

【医師向けの解析レポートについて】

生活記録表だけでは見えない部分は上のような医師向けの解析レポートで補います。数週間~数ヶ月ごとの各患者の来院日に合わせ、主治医に6つの指標の推移を載せた解析レポートをお送りしています。睡眠効率*や一定強度以上の歩行時間などまで算出することで、医師が患者の運動や睡眠をより客観的に把握することが可能になります。なお、画像は初期の解析レポートであり、医師・患者からのフィードバックに基づきアップデートを行います。医師・患者の双方にとって、より短時間で解釈可能で、「調子」を考える上でより効果的なレポートを目指しています。
*「睡眠効率」…ベッドに横になっている時間のうち眠っていた時間の割合

5.現時点での成果と展望
テスト開始から4ヶ月が経過した現在、ウェアラブルデバイスから取得されたデータの「見守るデータ」としての有用性が示唆されています。例えば、主治医が診察時以外の患者さんの状況を把握しやすくなったことや、さらに、「調子」が良い状態と悪い状態では、あるメトリクスにおいて明確な差異が見られる傾向があることが分かりました。今後は参加者を増やし、患者・医療者間のShared Decision Makingの促進や、主観的評価と客観的なモニタリングデータの差異やあるメトリクスの特定の時間帯に着目した解析などを行うことによる精神疾患領域におけるデジタルバイオマーカーの確立を目指します。

6.クリニックの医師からのコメント
きたなら駅上ほっとクリニック院長 松本 悠
今まで、外来の患者さんの睡眠状況は『寝られていますか?』『寝られています』という患者さんの主観に基づいた問診で情報を得るしかなく、昨今流行ってきているウェアラブルデバイスでの睡眠記録も十分な記録とは言い難いものでした。今回、「SelfDoc.」を利用し、より実態に即した生活記録を患者さんと共有することで、客観的なデータに基づいて睡眠および心身の状態の改善を目指せる手ごたえを得ています。限られた診察時間の中で患者さんにとってより有益な治療が行えるよう、テックドクター社と協力していきます。

7.責任者からのコメント
株式会社テックドクター 代表取締役 湊 和修
当社においては、データによる様々な状態の共有を医師と患者間、もしくは生活者同士で行うことで、見守る社会の実現を目指しており、今回、きたなら駅上ほっとクリニックの先生方のご協力を得て、人々のサポートへのトライを始めることができました。今後、このような取り組みによって、さらに医療者の方々の業務負担の軽減や医療の質の向上、さらには人々のウェルビーイング向上に貢献していきたいと考えております。

8.今後の展開について パートナー医療機関募集
患者さんと医療者からのフィードバックを基に「SelfDoc.」の機能改善や解析レポートの改善に取り組んでいきます。SelfDoc.のトライアルを行っていただける医療機関のパートナーを引き続き募集しております。
お問い合わせは下記より受け付けております。
https://www.technology-doctor.com/#top-contact

【会社概要】
会社名 :株式会社テックドクター
WEB :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都港区六本木7-14-23 クロスオフィス六本木
代表者 :湊 和修
事業内容:PHR研究用解析システム事業 企業従業員向けおよび医療機関患者向け見守りサービス事業


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