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小型で完全閉鎖系大量培養可能な幹細胞用自動培養装置「CELLA i4.0」を製品化

株式会社アステック
~ 自動化がより身近に 低価格で小型の自動培養装置~


報道関係各位
2021年11月16日
株式会社アステック

小型で完全閉鎖系大量培養可能な幹細胞用自動培養装置
CELLA i4.0」を製品化
~ 自動化がより身近に 低価格で小型の自動培養装置~
株式会社アステック(本社:福岡県糟屋郡志免町、代表取締役:園田勝裕)は、小型で完全閉鎖系大量培養可能な幹細胞用自動培養装置「CELLA i4.0」を製品化しました。また、令和2年度戦略的基盤技術高度化支援事業「再生医療に用いる間葉系幹細胞生産性向上のため、AIによる細胞品質管理技術・培養環境制御技術・濃縮技術を活用した完全閉鎖系自動培養装置の開発」(以下サポイン事業)プロジェクトのもと幹細胞用自動培養装置「CELLA i4.0」に搭載できる細胞品質管理ソフトおよび細胞懸濁液を濃縮できるシステムを開発し2022年度中に製品化を目指します。【URL】https://www.astec-csl.com/




CELLA i4.03つの特徴
1.コンパクトな自動培養装置 
装置専用A4サイズ程度の多段化培養容器「セルキューブ」を自社開発することで、他社類似製品の1/3までのダウンサイジングに成功しました。販売価格は同類製品の半額以下になるように設定しております。専用容器であるセルキューブは両面培養することもでき、最大10,000cm2の培養面積を有し、1ロット※1で109(10億)個の細胞の生産が可能です。また、特許取得済みのガス交換システム(特開2020-68741)により、一般的な多段化培養容器の問題点であるガス供給の均一化を実現しました。上記の図はセルキューブと細胞大量培養によく使われているTフラスコの体積を比較したものです。A4サイズのセルキューブと同じ培養面積の場合T225フラスコは44個必要で体積はセルキューブの約10倍です。
※1 細胞の種類、培養期間によって細胞の生産数も変化します。


培養時の様子:チューブラインとセルキューブを接続し閉鎖系を構築

2.完全閉鎖系培養システムを採用した自動培養装置
一般的な細胞培養が開放系に対して本装置は完全閉鎖系培養システムを採用しました。完全閉鎖系はほとんど外気に触れることなく細胞培養ができ、細胞への汚染リスク確率がほぼゼロに近づけます。さらに、完全閉鎖系培養システムを採用することで装置の設置・使用環境への要求性が低く、クリーンルームなど清浄度が厳しく制限されている環境ではなく、一般的な実験室で使用可能です。クリーンルーム管理費用や無塵衣などの消耗品コストの削減にも貢献できます。
細胞培養工程のほとんどを自動化することによって人手不足の問題が解決でき、結果的に人件費削減にも繋がります。同じ細胞数を生産するために、作業員一人が作業する時間につきまして自動培養装置の場合は手作業の約10分1にとどまります。ランニングコストは装置初期投資を入れても導入3年目以降は、自動培養装置の方が低コストで運営可能です。
3.品質管理機能(サポイン事業開発中)を搭載した自動培養装置
品質管理機能は細胞製造プロセス中の細胞をリアルタイムに観察し、細胞の品質を判断する機能です。細胞品質の安定化を追求するために、作業者間のバラツキをなくすことが必要不可欠です。作業者の主観的かつ曖昧な根拠ではなく客観的な基準をもとに判断することで品質の安定化を図ります。品質管理機能は細胞の特徴を数値化することで、従来では難しかった細胞の記録・比較を可能とし、さらに予測機能により培養24時間後の細胞を解析することで培養7日目の細胞品質を予測するものです。作業効率化・歩留まり改善・事前のトラブル対策など、現場の不安とリスクを最小化することができます。

CELLA i4.0誕生の背景
細胞は生命を持つ最小単位であり、人間の体は37兆個の細胞からなっています。病気や事故で細胞からなる臓器や組織の機能が失われた時、失われた人体機能の回復を目指すものが再生医療です。再生医療の市場規模は2030年には1兆円と予測され、再生医療の主役は様々な細胞へ分化する能力を有する幹細胞を用いて臨床に応用されています。
幹細胞の培養作業は、再生医療製品関連開発製造企業、細胞バンク、研究機関などの細胞調製施設で行われており、培養作業は手作業が主流で、プロセス管理ができない、1ロットでの生産性が低い、汚染リスクが高い欠点などがあります。培養作業を自動化する自動培養装置の開発も進められているものの、細胞の品質管理、生産性に課題があり、さらに非常に高価であるため、普及していません。年々拡大する再生医療市場に応えるために、培養中の細胞品質の管理ができ、生産性が高く、全生産工程を自動化かつ閉鎖系で低価格の自動培養装置の導入が急務となっています。CELLA i4.0は、このような問題点を解決した製品となっております。




株式会社アステックについて
私どもアステックは昭和53年(1978年)に、医療関連機器・理化学機器の専門商社として発足しました。設立当初は、欧米の優れた医療機器・理化学機器などを主力商品にして、医療関連施設や企業の研究所へ納入して参りました。この事業活動のなかで、ただ単に商品を販売するということにとどまらずに、専門知識やノウハウを駆使して独自のソフト・アプリケーションと共に数多くの機器類を紹介させて頂きました。 しかしながら、より細やかで多岐にわたるバイオ研究の最前線に携わるユーザ様のニーズに、さらに的確にお応えするためには、独自の商品開発が必要不可欠と痛感し、昭和61年(1986年)より自社ブランド商品の開発に着手しました。研究現場のユーザ側の立場にたち、当社独自の発想と培ってきたノウハウを充分に活かして開発したオリジナル商品は、その精度や品質の確かさが認められ、おかげさまで販売網は日本全国はもとより海外へと広がっています。
医学・生命科学の分野で待望されている研究機器の創造という目標へ向け、アステックはさらに努力を重ね続ける所存です。人間の貴い命に関わっているという大いなる誇りと謙虚さを忘れずに全社員が一丸となって業務に取り組んでいますので、今後ともご指導ならびにご賛同を頂きますよう心からお願い申し上げます。

【会社概要】
会社名:株式会社アステック
所在地:福岡県糟屋郡志免町南里4-6-15
代表者:園田勝裕
設立:1978年3月9日
URL:https://www.astec-bio.com/
事業内容:医理化機器の製作、輸出入並びに販売

【お客様からのお問い合わせ先】【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
株式会社アステック、細胞科学研究所、坂井孝則
TEL:092-933-8889
e-mail:sakai@astec-bio.com
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