医療・医薬・福祉

介護うつ「死にたい」と言われたケアマネ56%も、早期の受診勧奨に難あり~磁気刺激や光療法「知らない」7割(治療認知調査)~

株式会社インターネットインフィニティー
―ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNRメディカル』第30回―

全国のケアマネジャー10万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」(https://www.caremanagement.jp/)、全国にリハビリ型デイサービス「レコードブック」(https://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別宮 圭一)はケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNRメディカル』にてうつに関するアンケートを実施しました。


■調査概要
調査名:CMNRメディカル(第30回) 「うつに関するアンケート」
期間:2021年11月1日~2021年11月4日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー(居宅介護支援事業所に勤務)
調査サンプル数:551名
調査方法:WEBアンケート

■調査結果(サマリー)
在宅の要介護高齢者にとってうつ病は身近な疾患であり、要介護高齢者を介護する家族もかかりやすい病気(介護うつ)です。

そこで、本調査では、全国のケアマネジャーを対象に、介護保険サービス利用者(以下:利用者)と介護家族のうつ病の把握状況や、ケアマネジャーからの受診勧奨などの現状について明らかにするためのアンケートを実施しました。

その結果、ケアマネジャーの55.9%が利用者や介護家族から「死にたい」と言われた経験を持っており、利用者のみならず介護家族にも積極的に受診勧奨していました。特に、介護家族のうつ病(介護うつ)に問題意識を強く持っていることも分かりました。

しかし、介護うつ(疑い含む)の人数は合わせて平均2.1人と回答しており、従来から言われている値に比べてとても少ないことが分かりました。ケアマネジャーが受診勧奨するうつ病の程度は、一般的に受診が必要とされる状態よりも悪い可能性があります。

ケアマネジャーが、利用者や介護家族の抑うつ状態を重く見て、より早く受診勧奨するような啓発が求められます。

■調査結果

本調査の結果、利用者や家族から「死にたい」と言われたり、自殺を図られたことがあるケアマネジャーの割合は55.9%にのぼることが分かりました。
気分の落ち込みが激しい利用者や介護家族に対応することは、ケアマネジャーにとっては珍しいことではないようです。

では、ケアマネジャーは、利用者や介護家族のうつ病にどのくらい問題意識を持っているのでしょうか。


ケアマネジャーに、利用者本人や家族のうつ病は利用者の介護生活を支援する上でどのくらい問題だと思うか尋ねたところ、「とても思う」「少し思う」を合わせると、ほとんどのケアマネジャーが利用者本人や介護家族のうつ病を問題視していました。
さらに、「とても思う」の回答に着目すると、介護家族のうつ病(80.9%)の方が利用者本人のうつ病(65.3%)よりも問題と思っているケアマネジャーが多く、介護家族のうつ病により強い関心を持っていることが分かりました。

そこで、ケアマネジャーに、うつ病が疑われる利用者や介護家族への働きかけについて尋ねてみました。
すると、多くのケアマネジャーが利用者本人だけでなく介護家族に対しても積極的に受診勧奨していることが明らかになりました。


うつ病が疑われる方が10人いた場合に受診勧奨している割合は、平均すると利用者に対して74.7%、介護家族に対して66.2%でした。

しかし、ケアマネジャーが受診勧奨するようなうつ病は、一般的に受診が必要とされる状態よりも悪い可能性があります。

本調査では、ケアマネジャーに、担当利用者の家族のうち「介護うつの方」と「うつ病と診断はされていないが気分の落ち込み(抑うつ)があり心配している方」の人数を尋ねると、合わせて平均2.1人という回答が得られました。

しかし、この数字は既存の調査の結果を大きく下回っています。ある調査によれば在宅介護者の4人に1人が抑うつ状態にあるようです※。また、ケアマネジャー一人につき面識のある介護家族の人数は平均30.1人(既存の弊社調査※未発表)であるため、抑うつ状態にある介護家族の人数はケアマネジャー一人当たり7.5人と推測されます。
※町田いずみ、保坂隆:高齢化社会における在宅介護者の現状と問題点-8486人の介護者自身の身体的健康感を中心に-訪問看護と介護11(7)、686-693、2006-07

つまり、この推測値と今回の調査結果との間には5.4人の差があることになります。これを居宅介護支援事業所のケアマネジャー11.7万人あたりに換算すると、約63万人の介護家族が抑うつ状態にありながら受診していないと考えることができます。

介護家族のうつ病を放置することは、本人だけの問題ではなく、他の家族や介護従事者の負担を増大させたり、介護放棄を招いたりする原因にもなります。介護家族の精神の健康を保つことは、利用者が住み慣れた家で暮らしていくためにも重要なことです。
ケアマネジャーが、重症度が進んでから受診勧奨するのではなく、早めに医師に診せることの意義を理解するようになれば、介護うつの早期発見に貢献し、介護家族の精神面をサポートすることにつながると考えられます。

また、本調査では、ケアマネジャーによるうつ病の治療法についての認知度も聞きました。


うつ病の治療法について、最も知らないという回答が多かったのは「光療法(74.8%)」、次いで「磁気刺激治療(71.0%)」でした。

この他にも、
・うつ病かつ認知症と診断されている利用者数
・うつ病の薬物治療をしている利用者数
・うつ病の薬物治療を自己中断している利用者数
・介護うつに気づいたときの対応
・うつ病が疑われる利用者がいた場合の対応
・ケアマネジャーの受診勧奨から実際に受診した利用者の割合
などについて調査を行いました。

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